
鬼滅の刃のどの柄が商標登録されたのでしょうか。結果についてや、商標登録された着物(羽織)の模様の名前と着ているキャラクターをご紹介いたします。
吾峠呼世晴さんの漫画作品、『鬼滅の刃』。
「鬼」と「鬼を討つ者」、両者の切ないストーリーには、何度泣かされたでしょうか。
鬼滅の刃に登場するキャラクターたちが着ている着物(羽織)の柄6つについて、集英社が商標として出願していましたが、今回、そのうちの3つが受理されました。
鬼滅の刃のどの柄が商標登録されたのか、その結果や、商標登録された着物(羽織)の模様の名前、着ているキャラクターについてご紹介します。
鬼滅の刃のどの柄が商標登録されたの?
集英社が商標として出願していた柄は次の6つです。
そのうち、受理されたのが3つで、結果は次の通りです。
炭治郎の市松模様、禰豆子の麻の葉模様、善逸の鱗模様は審査中ということです。
ただ、呉服屋さんの知り合いに聞いたところ、これらの柄は日本の伝統的な模様なので、受理はされないだろうとのことです。
今回、商標登録された3柄について、模様の名前や意味、どのキャラクターが着ているものなのかを詳しくご紹介します。
火焔模様(煉獄杏寿郎)
鬼殺隊の「柱」のひとり、煉獄杏寿郎が着ている羽織の柄「火焔模様」。
【火焔模様】
燃え盛る炎を文様化したもので、「かえん」と読みます。
昔から、火は神聖なものとされていて、悪霊防御に使われるなど、呪術的な意味合いがあります。
煉獄杏寿郎の強い闘志を表すこの火焔模様には、強さだけでなく、自分の家族や炭治郎たち後輩を思いやるあたたかさも感じられます。
亀甲模様(冨岡義勇)
鬼殺隊の「柱」のひとり、冨岡義勇が着ている羽織の柄「亀甲模様」。
【亀甲模様】
亀甲模様は六角形を並べた亀の甲羅のような模様で、「亀甲」を山の形に3つに組み合わせて繋いだ柄は「毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)」といいます。
「長寿」と「良縁」を意味する縁起の良い柄です。
毘沙門天が身に付けている甲冑に使われていることから名が付いた「毘沙門亀甲」。初登場時から炭治郎を守ってきた義勇は、まさに、武神・守護神である毘沙門天のようです。
蝶の模様(胡蝶しのぶ)
鬼殺隊の「柱」のひとり、胡蝶しのぶが着ている羽織の柄「蝶」。
【蝶】
蝶の模様には、「健やかな成長」「長寿」「立身出世」「夫婦円満」といった良い意味がたくさん込められています。
それは、蝶が幼虫から成虫へと美しく姿を変えるところや、神秘的な生き物とされ不死のシンボルであること、天高く舞う姿やオスとメスが寄り添いながら舞う姿からきています。
身軽で宙を舞うような動きを見せるしのぶは、その羽織の柄からも、本当に美しい蝶のようです。また、しのぶの武器は「毒」ですが、モルフォチョウなど毒性を持つ蝶は実在します。
『鬼滅の刃はどの柄が商標登録されたの?結果は?模様の名前やキャラ』まとめ
鬼滅の刃のどの柄が商標登録されたのか、その結果や、商標登録された着物(羽織)の模様の名前、着ているキャラクターについてご紹介しました。
炭治郎の市松模様、禰豆子の麻の葉模様、善逸の鱗模様は審査中ということですが、着物好きの私としては、日本の伝統的な模様が受理されないことを願います。
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