
着物のときに使うと素敵な「着物に合う雨傘」をご紹介いたします。

こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミと申します。
着物でお出かけをするときも、雨に降られると雨傘を使うと思いますが、やっぱり、着物のときには着物に合った雨傘を使うと素敵です(*^^*)。
今回は、着物のときに使うと素敵な「着物に合う雨傘」をご紹介させていただきます。
着物に合う雨傘
最初、柄物の傘を探していたのですが、なかなか気に入るものが見つかりませんでした。そんなときに楽天市場を眺めていて目に留まった、きれいな「藤紫色」の雨傘。まったく選択肢になかった無地でしたが、着物や上着に柄物が多い中、逆にコーディネートしやすいのではと思い購入することにしました。色は4色あるうちのライトパープルを選びました。
こちら☟の「abc通販」で購入しました。
着物に合うポイント
私が購入した雨傘の着物に合うポイントはこういったところです。
着物を雨から守ってくれる大きめサイズ

いつも使っている骨組み8本タイプの傘とは違い、きれいにドーム型に広がる傘の中の空間はとても広々と感じました。サイズ自体も広げたときの直径が95㎝と大きく、大切な着物や帯を水気から守ってくれそうです。
骨組み16本タイプで和傘に近い雰囲気

16本の骨組みは安定感があり、とても丈夫そうです。本物の和傘の骨組みはもっと数が多いようですが、よく見る8本タイプのものに比べますと、だいぶ和傘に近い雰囲気があります。
バンブーハンドルが和風で上品

和を思わせるデザインのポイントである竹製のハンドル。見た目も上品で素敵ですが、さらに自然の節が手になじんでとても持ちやすいです。
着物や上着の柄を邪魔しない無地

商品の説明欄には「ライトパープル」と記載されていましたが、和色大辞典で見てみると「藤紫」にあたるのではないかな、と思います。とても上品できれいな色味です。
着物に合わせてみる
黒っぽい着物と白っぽい着物、それぞれに合わせて持ってみました。


白っぽい着物は染めの白大島で、遠目には分かりにくいですが全体的にうっすらと菊の柄が入っています。白い着物にはどんな色柄の傘も合うでしょうが、白×藤紫の組み合わせは柔らかくとても女性らしい印象です。一方、藤紫の色味は黒っぽい着物にもマッチし、きりっとしたイメージをほどよく和らげてくれるような気がします。
上着を着て合わせてみる
いろいろなシーンを想定して手持ちの上着を合わせてみました。
春先と初秋 あやめ色の羽織

こちらの羽織は唯一持っている「洗える」タイプのもので、春先など、肌寒くなってきた頃に着ているものです。傘とは同系色で柄のたくさん入ったデザインです。

同系色同士で合わせても、ちょっとしたトーンの違いがグラデーションになり素敵だなと思いました。柄のたくさん入った羽織を着ても無地の傘なら全体的なコーディネートはうるさくならず、また、羽織の柄が引き立って見えるようにも思います。
秋~冬 黒地の羽織

黒地にビー玉柄の羽織は秋が深まってくると着出すもので、冬でも車移動であまり外を歩かないようなときにはショールを合わせて着ています。

ビー玉柄は小さくても夜空に瞬く星のように存在感があります。無地の傘はそんな羽織の柄を邪魔するようなことはありません。そして、きれいな柄の羽織には明るくきれいな色味の傘が合うなと思いました。
真冬 白いウールコート

真冬にお出かけをするときには、ざっくり編まれたデザインの白いウールコートを着こみます。傘を使うのは雨ではなく雪が降っているときです。

無地同士の組み合わせですが、さみしいということはないと思います。雪景色の中、藤紫のきれいな色味はとても映えそうです。
フォーマル用 すみれ色の道行コート

こちらの道行コートは子供たちの入学式や卒業式といったフォーマルシーンで着ているもので、小さな源氏香の柄が控えめに入っています。傘とはほとんど同じ色味のように思います。

無地ですのでフォーマルシーンでも使えますし、藤紫の色味は上品さがあり、さらに道行コートの色と合わせてそろえたようで格が増す気がします。
おわりに…
無地の傘は着物や上着の柄を邪魔することなく、逆にその色柄を引き立てる効果があるように思います。また、カジュアル、フォーマル問わずいろいろなシーンで活躍してくれそうです。「藤紫色」は黒系、白系、同系色とも相性が良く、とてもコーディネートしやすいものでした。きれいな色味は顔まわりを明るく見せてもくれるような気がします。
\着物に合うお洒落な雨傘/