「お出かけ着物」と「普段着物」

皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『「お出かけ着物」と「普段着物」をそれぞれ楽しむ』ということについてお話しさせていただきたいと思います。

このブログを始める前までは、「着物」と言いますとお出かけをするときに着る「特別なもの」でしたが、実はずっと、普段にも着ていたいと思っていたのでした。そして、ブログのスタートとともに少しずつ本格的に始まり出した着物ライフ。毎日のようにとはいきませんが、普段にも着物を着るようになり、「普段着物」も楽しんでいます。ですが、同じ着物スタイルと言いましても、お出かけのときと普段のときとではちょっと違っていて、着物には慣れていたはずでも、「普段着物」を始めるのに少し戸惑ったのを思い出します。そこで今回は、「お出かけ着物」と「普段着物」の私流のスタイルやそれぞれの楽しみ方についてお話しさせていただきます。

『お出かけ着物』

私が「お出かけ着物」を着るときは、大体が、着物好きの母と一緒に札幌の街中へ出かけるときで、昨年は札幌市の観光スポットでも有名な「時計台」や「赤れんが庁舎」、紅葉の時期には「北海道大学のイチョウ並木」へ、また、ホテルでのランチビュッフェに知人のピアノコンサート、ネイルサロンでのハンドエステを楽しんだりもしました。その他、結婚記念日に夫婦で出かけたときや祖父の卒寿のお祝いに親戚一同で集まったときにも「お出かけ着物」でした。ひとりでぶらっとカフェめぐりをするときも「お出かけ着物」を着ます。

【着物】

左から、小紋、紬、白大島、木綿の着物。

お出かけ用の着物はほとんどが呉服屋さんで誂えた「小紋」や「紬」ですが、いただいたものもあって、菊柄の「白大島」は大のお気に入りの着物です。また、昨年、初めてインターネット販売で既製品の「木綿の着物」を購入してみました。お出かけのときに着る着物と言いますと絹で仕立てられたものと決めつけていましたが、お出かけ先によっては木綿のカジュアルな雰囲気が合っているところもあり、これからどんどん活用したいと思っています。いただきものの着物や既製品の着物は合わせる長襦袢がありませんので、ハンドメイドした「うそつき袖」を着物に直接縫い付けてあります。

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*木綿の着物はこちら☟の『KIMONOMACHI』さんで購入しました。

【襦袢】

誂えた着物を着るときには、長襦袢もそれに合わせて誂えたものを着ます。白っぽい色や淡い色合いの襦袢は出番が多いのですが、黒色の襦袢は色柄ものの着物にも黒っぽい着物にも合わせづらく、ちょっと失敗でした。それに加えて、いいかなと思い誂えてみたものの、着物の袖口やふりから見える部分が黒色というのは、イメージと違ったようです。

【帯】

袋帯や半幅帯も締めますが、よく使うのは「名古屋帯」です。以前に購入したものはすべて「総柄」でしたが、最近選ぶものは「お太鼓柄」のものばかり、それも、「メルカリ」を利用して購入したものです。呉服屋さんで購入した帯はだいたいが5万円くらいのものだったと思いますが、メルカリで購入した帯はすべて5千円以下。中古ではありますが、手軽に手に入れることができて気兼ねなく使えるメルカリの帯は、「お出かけ着物」を楽しむうえで大切なアイテムです。

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【小物】

半えりと足袋は、だいたいいつも、白色のものを使います。半えりは、たまに色柄ものを使ったりもしますが、やはり白色が、私の理想とする“清楚で上品な着姿”のイメージに合っていてしっくりきます。足袋は、カジュアルなコーディネートのときには、自分で薄く色をかけた色足袋を履いたりもします。

半えりを長襦袢に付けるときには、専用の両面テープを使います。以前は縫い付けていたのですが、こちらの方法に替えてからは、準備にかかる手間やストレスが減って、着物ライフがより楽しくなりました。

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*半えりテープはこちら☟の『GOKIGEN』さんで購入しています。価格も送料も他のショップよりお安く、注文してすぐに手元に届きます。五十嵐さんという、素敵なご夫妻が経営されているショップです。

 

【ヘアスタイル】

洋装でも和装でも、ヘアスタイルはとても大切ですが、特に着物姿のときは、ヘアセットは着付けの一部であるくらい重要なものと考えます。私は髪が長いので、アップスタイルにしていますが、トップにボリュームのあるスタイルよりも下の方にボリュームを持たせたスタイルの方が、しっとり大人っぽい感じがして好きです。サイドに流しながら編み込みをしていき、毛先を内側に隠しただけの簡単なアップスタイルにかんざし、というのが私の定番です。

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たとえば洋服のタートルネックを下に重ねたような、着方のアレンジがいろいろとありますが、私は崩しすぎた着方はどうしても良いとは思えません。やはり、着物本来の着姿が何より美しいと思うからです。ですが、最近着始めた「木綿の着物」など、素材の違いや合わせ方でコーディネートの幅が広がり、今までとは違ったお出かけを楽しめることに気付きましたので、自分の持つ着物姿のイメージは今まで通り大切にしつつも、新しいことにもチャレンジしていきたいです。

『普段着物』

普段にも着物を着ようと思い、どのようなスタイルにしようかと考えたとき、まず、お出かけ着物のように名古屋帯は締めていられないと思いました。帯枕は身につけると背筋が伸びて気持ちの良いものですが、家でくつろぐときには邪魔になりますし、帯揚げのことも気にしなければなりません。また、そこまでしっかりと着てしまうと、“普段にさらっと着物を着ている風”ではありませんので…。そこで「普段着物」のときには、着付けも簡単に済んで堅苦しくならない「半幅帯」を締めることにしました。これに、帯締めを合わせて、コーディネートが寂しくならないようにします。このスタイルで、三男の幼稚園バスのお見送りやお出迎えをしたり、食材や日用品の買い出しなど近所のお店までのお出かけならしています。

【補正】

私は着物を着る際に、「両脇の前あたりのくぼみ」「みぞおち」「前側の胴回り」「腰」の4ヶ所に補正をしています。補正は「着物や帯をきれいに見せるため、着崩れを防ぐため」にするものですが、「普段着物」のときには頑張りすぎなくても良いかなと、「腰」の補正はしないことにしています。さすがに、何もしないのは着姿が貧相になりすぎてしまいますので、後ろは手抜きですが、前側の3ヶ所はいつも通りです。後ろ側のおはしょりにシワがよってしまいますが、人に見られることもそんなにありませんし、その分、着付けが簡単に済み身軽にもなりますので、問題ありません。

☞『着付けと補正のはなし』

【着物】

手前から、小紋に紬、奥の3つがウール。

普段用の着物には、ウール素材のものをよく着ます。絹の着物は着心地は良いのですが、お手入れのことを考えると、やはり、ホームクリーニングできるものの方が着やすいです。ウールのカジュアルな素材感も、「普段着物」にピッタリ。このウールの着物もメルカリで購入したもので、お値段はどれも数千円程度でした。その他、いただきものの小紋や紬も着たりします。

☞『お手入れ【ウールの着物】』

【襦袢】

写真をご覧になってお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、私は普段に着物を着るときには「長襦袢」を着ていません。その代わりに着ているのが「えり付きの肌襦袢」です(お出かけ着物で「うそつき袖」を使った着方をするときにも、この「えり付きの肌襦袢」を着ます)。本来であれば袖口やふりから見えるはずの長襦袢が見えないわけですが、まったく気にしません。寒いときやちょっとその辺に行くときには羽織を羽織ります。半えりは直接縫い付けて、お手入れをするときには、そのまま洗濯機で洗います。

☞『長襦袢がないときの着付けは…』

*えり付きの肌襦袢はこちら☟で購入できます。

【帯】

先ほどもお話しした通り、「普段着物」のときに締める帯は「半幅帯」です。お出かけ用の半幅帯として絹素材で袷仕立てのものを持っていますが、普段使いの半幅帯は単衣仕立てが多く、カジュアルなものばかりです。これらもほとんどがメルカリで購入したものですが、一番高いものでも1,500円です。素材は絹であったり綿であったりしますが、お手入れは自分でしています

☞『お手入れ【帯のシミ抜きと洗濯】

☞『お手入れ【半幅帯の素材調べと洗濯】』

【小物】

左から、既製品、ハンドメイド、色をかけて刺繡をしたもの。

「普段着物」のコーディネートで楽しいのが「足袋」です。「お出かけ着物」のときには絶対に履かないような、「柄物」の足袋をよく履きます。手持ちの普段使いの足袋には既製品もありますが、自分でハンドメイドしたものや、古くなった白足袋に色をかけて、さらに刺繡をしたものなどがあります。

☞『白足袋に色をかける』

☞『足袋に刺繡を』

少し前に100円ショップの「ダイソー」で見つけた「足袋靴下」。内側がパイル生地になっていて、とても履き心地が良いです。「普段着物」なら、このような足袋型の靴下も履いたりします。

*こちら☟の『萌黄庵』さんでは「足袋ソックス」をたくさん取り揃えていて、可愛らしい柄や他にはないようなおもしろ柄など、見ているだけでも楽しくなります。履き心地も、もちろん抜群です。

「着物」と言いますとお出かけをするときに着る「特別なもの」というイメージが強いかもしれませんが、普段に着るのも素敵です。洋服での生活に慣れてしまっていると、着付けをしたり、それで過ごしたりというのは大変そうですが、実際、「普段着物」は洋服とそんなに変わらないように感じます。何より、普段着とは言いましても、「着物姿」はちょっと特別で気分が上がります。また、お出かけのときであれば使わないようなアイテムを使ったりと、「お出かけ着物」とは違った“「普段着物」ならではのコーディネート”ができるのも楽しいものです。

おわりに…

「お出かけ着物」と「普段着物」。それぞれ違って、どちらも楽しいもの。これからも、2つのスタイルの着姿のイメージを使い分けてコーディネートを考えたり、その着物を着ているときの時間を楽しんだりと、着物ライフを充実させていきたいです。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

「KIMONOMACHI」さんの木綿着物はどれも本当に素敵で、目移りしてしまいます。木綿の着物は、その着心地の良さや、ホームクリーニングできる手軽さも魅力的。正絹の着物とはまた違ったおしゃれが楽しめます♪。

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