木綿の着物を浴衣風に着る

皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『木綿の着物を浴衣風に着る』という事についてお話しさせていただきたいと思います。

今年、夏になる前に初めて購入した木綿の着物。木綿の着物は浴衣のように襦袢なしで一枚でも着られると聞いていたので、暑い季節が来たら浴衣風に着てみようと楽しみにしていました。そこで、浴衣との違いやどのようにコーディネートしたら良いのかなどをいろいろ検証し、実際に木綿の着物を浴衣風に着て街までお出かけしてみました。

*よろしければ、合わせてお読みください。☞『お買いもの【木綿の着物】』

*木綿の着物は、こちら☟のショップで購入したものです。

浴衣との違い

木綿の着物の浴衣との大きな違いは、下に襦袢を着るか着ないかという着方にありますが、それ自体の違いについて手持ちの浴衣と比較して見ていきたいと思います。ひまわり柄で赤色がポイントになったこちらの浴衣は高校生の頃(だったと思います…)に初めて誂えた、今でも毎シーズン愛用しているものです。

つくり

両方とも同じ、裏地のない「単衣仕立て」で、えりは「バチえり」です。こちらの木綿の着物は洋服生地から作られているので、耳ぐけが三つ折りミシンになっていたりしますが、基本的なつくりは一緒でした。

素材

こちらの浴衣生地は一般的な綿100%素材で変わり織でもありませんので、触り心地は両方同じような感じです。

重さ

それぞれの重さを量ってみると木綿の着物が840g、浴衣が566gでした。私の使っているスマートフォンの重さが150gなので、その2倍程の重さの違いだと考えると浴衣はだいぶ軽いように感じますし、その分、生地が薄く透け感も多いように思います。この、生地の薄さが本来寝巻きとしての浴衣の着やすいところなのでしょうが、外出着としては少し安っぽく見えてしまう部分でもあるように思います。

デザイン

木綿の着物と浴衣のそれ自体の大きな違いはデザインにあると思いますが、明確な線引きはないのかな、と感じています。縞などのシンプルなデザインの浴衣、また、逆に花モチーフなどで鮮やかな色柄の着物もありますから、浴衣っぽいと感じるのか着物っぽいと感じるのかは自分の感覚ということでしょうか。

コーディネートについて考える

木綿の着物を浴衣風に着る場合のコーディネートについて考えたいと思います。「浴衣風」ということで、「襦袢を着ない(半えりが見えない)」、「半幅帯を締める」というのを条件に合わせる小物を検証したいと思います。

着物として着た場合

まず、着物の時の着方を写真で確認したいと思います。

下に襦袢を着るので着物のえりから襦袢に取り付けた半えりが見えています。分かりにくいですが、ふりや袖口から襦袢の袖(本当はうそつき袖です)が見えています。帯は並幅のものをお太鼓に結ぶので帯揚げと帯締めを使い、後ろ姿は背中からお尻の上部分が大きくかくれます。

浴衣として着た場合

浴衣風に襦袢なしで着てみます。半幅帯はリバーシブル仕立ての正絹の夏物で、結び方はお太鼓や角出しのようにもできますが、今回は浴衣らしく「リボン返し」で結びます。

帯揚げと帯締めを合わせて

半幅帯を「リボン返し」で結ぶ際、帯揚げと帯締めを使ってみました。えりなしスタイルに帯揚げが見えているこちらのコーディネートはバランスが悪く、正直おかしいと感じました。いつも着物を着ている時に見えている半えりと帯揚げは、セットであるべきなのだなと改めて気付きました。

帯締めを合わせて

同じ半幅帯を同じく「リボン返し」で結び、帯締めのみを使ってみました。帯締めは帯揚げと合わせて帯をお太鼓などに結ぶ際に必要なものですが、私は半幅帯など必要のない時でもアクセサリー感覚で使うことが多いです。帯まわりの小物が何もないコーディネートは少し拍子抜けしたように感じますが、帯締めを一本入れるだけでとても素敵になりますし、えりなしスタイルにもちょうど良いバランスだと思います。

足元

足元は素足でもおかしくはないと思いますが、足袋を履いた方がきちんと感が出て良い気がします。ただ、普通の足袋よりもレースなどの涼しげなものの方がえりなしスタイルにはバランスが良いようです。履物はやはり草履ではなく下駄が良いと思います。

夏のお出かけ着としては?

実際に木綿の着物を浴衣風に着用し、街まで出てみました。この日は最高気温が25℃程で、大通公園を散歩した後に近くにある「板東珈琲」というカフェに入って冷たいコーヒースイーツを頂きました。

*そのときの記事が別にありますので、よろしければ、合わせてお読み下さい。

☞『大通公園~7月のお散歩』

☞『着物でぶらっと札幌市内のカフェめぐり【板東珈琲】』

木綿の着物を浴衣風に襦袢なしで着るという着方は着付けが簡単に済みますし、夏の暑い時期には体感的にも涼しく着られて良いのですが、カジュアルと言うよりはラフな感じがし、年齢的にも着て行く場所には気を付けなければならないなと思いました。公園を散歩したり、カフェでお茶をしたりといった、ちょっとしたお出かけにはちょうど良いのではないかなと思います。

おわりに…

とは言え、「浴衣風」は暑い季節にはちょうど良い着方ではありますし、カジュアルなお出かけであれば楽しく着られて良いのではないでしょうか。また、木綿の着物を浴衣風に着て行くのにピッタリな場所を見つけてお出かけしたいと思います。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

「KIMONOMACHI」さんの木綿着物はどれも本当に素敵で、目移りしてしまいます。木綿の着物は、その着心地の良さや、ホームクリーニングできる手軽さも魅力的。正絹の着物とはまた違ったおしゃれが楽しめます♪。