初盆の服装はどのようなものが良いのでしょうか。お盆の服装マナーや、初盆(新盆)を家族だけで行う場合の服装についてご紹介いたします。
お盆は、祖先の霊をお迎えして、おもてなしをする日です。
お葬式であれば喪服を着るのが常識ですが、お盆の服装となると、どうしたら良いのかちょっと迷ってしまいますよね…(^^;
また、通常のお盆ではなく「初盆」で、さらに家族だけで行う場合も、服装はどうするのが正しいマナーなのか気になります。
お盆が来る前にお盆にふさわしい服装を知って、祖先の霊を気持ち良くお迎えしましょう(*^^*)。
こちらの記事では、お盆の服装や初盆を家族だけで行う場合の服装が知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟。
どうぞ、お盆の服装や家族だけで初盆を行う場合の服装が分からなくてお困りの際のご参考になさってください(*^^*)。
初盆を家族だけでする場合の服装
初盆(新盆とも言う)は亡くなった人の四十九日が明けて初めて迎えるお盆のことで、法要を行い、通常のお盆よりも丁寧に供養をします。
初盆の法要は、僧侶を家に招いて棚経をしてもらうのが一般的ですが、合同のお盆法要をする場合もあり、初盆の法要と合わせて会食も行う場合が多いです。
初盆は、一般的には親戚や亡くなった人と親しかった方々を呼びますが、初盆を家族だけで行うこともできます。
そういった、初盆を家族だけで行う場合でも、服装にはマナーがあります。
・初盆の法要の時の服装
初盆の法要をする時にふさわしい服装は、「喪服」または「礼服」です。
ただし、家族だけで初盆を行う場合は、「平服」でも良いという意見もあります。
初盆の法要の時の服装は、具体的にはこういったものになります☟。
喪服・礼服 | 平服 | 小物 | |
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男性 | 礼服用のブラックスーツ | ダークカラー(黒、濃紺、ダークグレーなど)のスーツ | ・シャツは白無地 ・礼服の時のネクタイは濃い黒色で光沢のない無地 ・平服の時のネクタイは黒色もしくはダークカラーで光沢のない無地 ・靴下と靴は黒色(光沢のある靴はNG) ・ネクタイピンやカフスは付けない |
女性 | ブラックフォーマルウェア | ダークカラー(黒、濃紺、ダークグレーなど)のスーツやワンピース | ・シャツは白無地 ・礼服ではくストッキングは30デニール以下の黒色 ・平服ではくストッキングは基本的には黒色だが肌色で良い場合もある ・平服のパンツスタイルで靴下をはく場合は黒色 ・靴は黒色のパンプス(光沢のあるもの、つま先が出るデザインはNG) ・アクセサリーを付ける場合はパールのネックレスやイヤリング |
初盆の法要に招かれた場合の服装は案内状に記載されている通りにし、施主の服装よりも格上にならないように気を付けます。
初盆の法要をする時の子どもの服装は、学校の制服がある場合は制服を着用します(明るい色味や柄が入っていても大丈夫です)。
制服がない場合は、上は白色のトップス、下は黒や紺などの落ち着いた色のパンツやスカートといった服装が良く、なるべく柄の入っていない無地のものを選びます。
・初盆のお墓参りの時の服装
初盆のお墓参りを法要と同じ日にするのでしたら、服装は法要の時の服装と同じということになりますので、「喪服」や「礼服」、または「平服」です。
お墓参りが法要とは別の日である場合は、通常のお墓参りをする時の服装と同じく「普段着」で良いです。
ただし、普段着と言いましても、ラフすぎる服装、露出の多い服装、華美な服装は避けます。
通常のお盆でお墓参りをするときの服装
お盆にすることと言いますと、初盆ではない通常のお盆であれば、「迎え火」をして祖先の霊をお迎えし、お墓参りを済ませ、最後に「送り火」をして先祖の霊をお送りするといったことをします。
この、通常のお盆でお墓参りをする時の服装は「普段着」で良いです。
お墓参りをする時の服装に決まりはありません。
とは言え、お盆のお墓参りの目的は祖先の霊の供養ですから、次のような服装は避けます☟。
墓地は歩きにくいため、靴は履き慣れたものが良いですが、ビーチサンダルやクロックスのようなラフすぎるものは避けます。
また、お墓参りに帽子をかぶって行くのは良いですが、合掌をする時は帽子を脱ぎます。
お墓参りでは、親戚や他のお墓参りに来られた方々と出会うことも考えられます。
通常のお盆のお墓参りをするときには、落ち着いた服装を心がけましょう(*^^*)。
お墓の掃除をするときの服装
お墓参りをする時の服装に決まりはありませんし、お墓の掃除をするときの服装にも決まりはありません。
ジーンズにTシャツ、スニーカーや長靴でも大丈夫です(*^^*)。
どうぞ、動きやすく、汚れても良い服装でお墓の掃除をなさってください。
また、帽子をかぶったり長袖を着るなど、熱中症や紫外線対策、虫対策もできる服装を選んでください。
『初盆の服装は?家族だけでお盆を行う場合のマナー』まとめ
初盆の服装はどのようなものが良いのか、お盆の服装マナーや、初盆(新盆)を家族だけで行う場合の服装についてご紹介しました。
・初盆の法要の時の服装は「喪服」や「礼服」が基本だが、家族だけで初盆を行う場合に決めた場合やや訪問先から指定があった場合は「平服」で良い。
・初盆の法要の時に着る礼服とは、「準喪服」に位置づけされる礼服のブラックスーツのことで、法事の場合の平服とは「略喪服」を指す。
・初盆のお墓参りを法要と同じ日にする場合の服装は「喪服」や「礼服」、または「平服」。別の日にする場合の服装は「普段着」。
・通常のお盆でお墓参りをするときの服装は「普段着」で良いが、ラフすぎる服装、露出の多い服装、華美な服装は避ける。
・お墓の掃除をするときの服装に決まりはない。
お盆の服装や家族だけで初盆を行う場合の服装が分からなくてお困りの際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。