
「袖だたみ」の簡単なやり方をご紹介させていただきます。
こんにちは。当サイト管理人のユウミと申します。
「袖だたみ」は、着物を広げる場所がないときや、一時的にたたんでおきたいときに、立ったまま着物や上着をたたむ方法です。
羽織と違い、道行や道中着などの上着は室内では脱ぐのがマナーです。
お子様の卒業式や入学式で着物を着用される方も多いと思いますが、「袖だたみ」ができると、とても上品です。
「袖だたみ」の手順

使う上着は、背身丈が94㎝の「道行」です。こちらの源氏香柄が入った薄紫色の道行は、訪問着や色無地の上に合わせて、結婚式の他、子どもの卒業式や入学式といったフォーマルシーンで着ています。

広がらないように、前合わせのボタンを一つほど留めます。

左右の肩山同士、袖山同士を合わせます。
参考にした本の袖だたみの手順の説明では、着物と道中着が使われています。その場合はどちらも背中心が内側になるようにたたみますが、今回は道行ですので、背中心は外側になるようにたたむことにします。

左手で袖付けの位置を持ちます。

左手はそのままで、右手で袖口とえり付けの位置を持ち、肩山で合わせます。

右手で肩山側を持ち、左手で裾を持ちます。

左手で持った裾を肩山へ持っていき合わせます。左手で袖下のあたりをそろえて、平らになるように整えます。

さらに半分の長さに折ります。
「袖だたみ」をした後は

きれいにたたまれた上着は、腕にかけていても上品です。

バッグにしまうときも、スムーズに入れることができます。
おわりに…
「袖だたみ」ができると着物を着なれている感が出ますし、そのスマートなしぐさは着姿をより上品に見せてくれるような気がします。ちょっとしたことですが、まわりの方と差が付きますね。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。
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