道行の脱ぎ方とたたみ方について解説いたします。着物の「袖だたみ」ができると、外出先でも上品に上着を脱ぐことができます。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミと申します。
「袖だたみ」は、着物を広げる場所がないときや、一時的にたたんでおきたいときに、立ったまま着物や上着をたたむ方法です。
羽織と違い、道行や道中着などの上着は室内では脱ぐのがマナー。
お子様の卒業式や入学式で着物を着用される方も多いと思いますが、「袖だたみ」ができると、外出先での上着の脱ぎ方がとても上品です。
道行の脱ぎ方とたたみ方
道行の脱ぎ方とたたみ方はこのようになっています。
道行の脱ぎ方
道行を脱ぐときは、両手を後ろに回して、肩から滑らせるようにして脱ぎます。
手は逆手にし、やりやすい方の手で道行の両袖を合わせて持ちます。
道行のたたみ方
「袖だたみ」の手順を解説します。
広がらないように、前合わせのボタンを一つほど留めます。
左右の肩山同士、袖山同士を合わせます。
左手で袖付けの位置を持ちます。
左手はそのままで、右手で袖口とえり付けの位置を持ち、肩山で合わせます。
右手で肩山側を持ち、左手で裾を持ちます。
左手で持った裾を肩山へ持っていき合わせます。左手で袖下のあたりをそろえて、平らになるように整えます。
さらに半分の長さに折ります。
道行を「袖だたみ」した後は
きれいにたたまれた上着は、腕にかけていても上品です。
バッグにしまうときも、スムーズに入れることができます。
おわりに…
「袖だたみ」ができると着物を着なれている感が出ますし、そのスマートなしぐさは着姿をより上品に見せてくれるような気がします。ちょっとしたことですが、まわりの方と差が付きますね。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。
☟ランキングに参加しております。記事を気に入ってくださいましたら、クリックよろしくお願いいたします☺