お盆のやることリストー過ごし方や何すると良いかをご紹介します

お盆の過ごし方や何すると良いかなど、お盆のやることリストをご紹介いたします。


「お盆」と言いますと、お墓参りに法要などやることがたくさんで、ちょっと大変だったりしますよね…(^^;

ですが、「お盆のやることリスト」を作っておけば、焦ったりやり忘れたりすることもないと思います。

お盆の準備やお盆の最中にやることを、お盆のやることリストにまとめましたので、どうぞご参考になさってください(*^^*)。

こちらの記事では、お盆のやることリストが知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟。

  • お盆って何する日なの?
  • お盆のやることリストは?
  • お盆の過ごし方は?
  • お盆の期間はいつなの?

どうぞ、お盆のやることリストをご参考に、お盆の準備やお盆の最中にやることをスムーズになさってください(*^^*)。

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お盆では先祖の霊を迎えておもてなしをする

「お盆」は、先祖の霊をお迎えしておもてなしをし、お送りするという行事です。

お盆のならわしは古く、飛鳥時代、日本初の女性天皇である推古天皇の頃からあったようです。

お盆は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という祖先の霊を祀る仏教行事と、仏教の渡来前から日本に存在する祖先の霊を祀るならわしが融合したものと言われていて、「盂蘭盆会」のことを「お盆」とも呼びます。

盂蘭盆会の語源は、古代インドで使われていたサンスクリット語の「ウランバナ」で、これには、逆さまに吊るすという意味があるそう。

お盆には、地獄で逆さ吊りにされて苦しむ祖先の魂を供養する、という意味が含まれているようです。

また、亡くなった人だけでなく、現在生きている人を大切にすることも、お盆のならわしの一つとされています。

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お盆のやることリスト

お住いの地域のしきたりによって、また、その家庭のやり方によってもお盆の過ごし方は変わってきますが、お盆のやることリストをまとめましたので、どうぞご参考になさってください。

【お盆のやることリスト】
  • お中元を贈る
  • 初盆などで法要をする場合はその準備をする(僧侶への依頼、お布施の用意、会食の準備)
  • お墓やお仏壇の掃除をする
  • 精霊棚(盆棚)の飾り付けをする
  • 迎え火・送り火に使う焙烙と苧殻を用意する
  • お供え物(精霊馬、花やお菓子など)を用意する
  • 迎え火をする
  • 法要をする
  • お墓参りに行く
  • 親や親戚、お世話になっている人のところへあいさつに行く(来てもらう)
  • 送り火をする
  • 精霊棚などの片付けをする

お盆を迎えるまでの準備にはいろいろとやることがあるので大変ですが、お盆の初日に迎え火をして先祖の霊をお迎えしたあとは、お墓参りやお寺での法要を済ませ、最後に送り火をして先祖の霊をお送りするといった流れです。

初盆の場合は、法要(僧侶を家に招いて読経をしていただくこと)をするなど、普段のお盆よりも丁寧にお迎えします。また、その場合には会食も合わせてすることが多いです。

お盆は亡くなった先祖のための行事というイメージが強いかもしれませんが、現在生きている人を大切にすることも、お盆のならわしの一つとされています。

親や親戚、お世話になっている人のところへあいさつに行ったり来てもらったりするのもお盆の行事の一つで、これを楽しみにされているかたも多いのではないでしょうか(*^^*)。

☟お盆飾りやお盆のお供え物の後始末についてご紹介しています。

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お盆の過ごし方

お盆のならわしは地域によって違ってきますが、一般的に行われているお盆の過ごし方をご紹介します(*^^*)。

【迎え火・送り火】

お盆には、先祖の霊が帰ってくると言われていますが、そのときの目印となるのが「迎え火」です。

お盆の初日に「迎え火」をして先祖の霊をお迎えし、お盆の最後に「送り火」をして先祖の霊に帰っていただきます。

【お盆の迎え火・送り火のやり方】
  • 苧殻(おがら・麻の茎の皮を剥いて乾燥させたもの)、焙烙(ほうろく・素焼きの平たい器)、火を付けるためのライターや消火用の水などを用意する
  • 迎え火はお盆の初日の夕方、送り火はお盆の最終日の夕方に行う
  • 家の門口や玄関先、庭などに焙烙を置き、苧殻を重ねて火を付ける
  • 合唱をして先祖の霊をお迎えする、また、お送りする

火の取り扱いや、燃え残りの片付けなどに注意してください。

*浄土真宗では、お盆に先祖の霊が帰ってくるという考えがないため、迎え火や送り火はしません。

【精霊棚・盆棚】

お盆の時期には、お仏壇の前に「精霊棚(しょうりょうだな)」または「盆棚」を飾ります。

2段や3段になった専用の棚が販売されていますが、経机などで代用可能です。

棚の上にござを敷き、位牌などお仏壇に収められているものを飾ります。

「盆提灯」も先祖の霊が帰ってくるときの目印であり、感謝の気持ちを込めてお迎えするためのお供えものとして、精霊棚または盆棚のそばに飾ります。

【精霊馬】

キュウリやナスに苧殻(または、割り箸など)で4本の足を付け、馬や牛に見立てて作ったお盆のお供えものの一つです。

精霊馬は、先祖の霊が、あの世とこの世を行き来する際の乗り物であると言われています。

馬の形に見立てられたキュウリには、先祖の霊が早く帰ってこられるようにという意味が、牛の形に見立てられたナスには、お供えものをたくさん乗せてゆっくりと戻れるようにという意味が込められています。

精霊馬は自分で作ることもできますが、毎年使えて準備や片付けの手間がかからない精霊馬の飾りも、いろいろ販売されています(*^^*)。

【灯籠流し】

灯籠流しは、お盆に限った行事ではありませんが、お盆に行う地域が多いようです。

灯籠流しは、海や川など水に関することで亡くなった人の魂を供養するために始まったものです。

【お中元】

「お中元」はもともとは中国の宗教行事で、旧暦の7月15日のことを「中元」と言います。

日本に伝わり、日本の「盆礼」のならわしと合わさって、現在のお盆の時期に贈り物をするという行事になりました。

お中元も盆礼も、親戚や日頃お世話になっている人へ、感謝の気持ちを込めて贈り物をすることです。

直接、お盆の時期に家にあいさつに伺って手渡しするか、送る場合は、地域によって差がありますが、基本的には7月初旬から8月中旬までとされています。

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2024年のお盆の期間

お盆の期間は地域によって異なります☟。

【2024年のお盆の期間】
  • 7月に行うお盆…7月13日(土)~7月15日(月)または7月16日(火)
  • 8月に行うお盆…8月13日(火)~8月15日(木)または8月16日(金)
  • 旧暦で行うお盆…8月16(金)~8月18日(日)(旧暦の7月13日~7月15日を新暦に変換した日程)

「7月に行うお盆」と「8月に行うお盆」というように、お盆の時期に地域差があるのには、明治時代の改暦が関係しています。

お盆はもともと旧暦の7月15日を中心に行われていましたが、その日付をそのまま新暦にして7月に行おうとしたところ農繫期と重なり、農業で生活をしている人たちは困ることになりました。

そういったことから、新暦の7月にお盆を行う地域と、一ヶ月ずらして月遅れの8月にお盆を行う地域が出てきたために、お盆の時期には地域差があります。

また、旧暦でお盆を行う地域もあり、その場合はお盆の期間は毎年変わります。

7月にお盆を行う地域は東京と一部の地域、旧暦でお盆を行う地域は沖縄で、その他のほとんどの地域では8月にお盆を行っています。

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『お盆のやることリストー過ごし方や何すると良いか』まとめ

お盆の過ごし方や何すると良いかなど、お盆のやることリストをご紹介しました。

「お盆」は、先祖の霊をお迎えしておもてなしをし、お送りするという行事。

【お盆のやることリスト】
  • お中元を贈る
  • 初盆などで法要をする場合はその準備をする(僧侶への依頼、お布施の用意、会食の準備))
  • お墓やお仏壇の掃除をする
  • 精霊棚(盆棚)の飾り付けをする
  • 迎え火・送り火に使う焙烙と苧殻を用意する
  • お供え物(精霊馬、花やお菓子など)を用意する
  • 迎え火をする
  • 法要をする
  • お墓参りに行く
  • 親や親戚、お世話になっている人のところへあいさつに行く(来てもらう)
  • 送り火をする
  • 精霊棚などの片付けをする

お盆のやることリストが、お盆の準備やお盆の最中にやることのご参考になりますと嬉しいです(*^^*)。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

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