桜餅の葉っぱは食べるものなのでしょうか。それとも、食べてはいけないものなのでしょうか。桜餅の葉っぱの意味や桜餅の食べ方のマナーをご紹介いたします。
春の食べ物と言えば「桜餅」。ひな祭りでも定番のお菓子ですよね(*^^*)。
ところで、桜餅に巻かれている葉っぱは、食べるものなのでしょか。それとも、食べてはいけないものなのでしょうか。
今までなんとなく桜餅を食べてはいたけども、桜餅の葉っぱを食べるのか食べてはいけないのか、実際のところはよく分からなかったりしますよね(^^;
桜餅の葉っぱの意味を知って、桜餅をより美味しくいただきましょう!
こちらの記事では、桜餅の葉っぱは食べるものなのか食べてはいけないものなのか知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟。
どうぞ、桜餅の葉っぱを食べるか食べないかでお悩みの際のご参考になさってください(*^^*)。
桜餅の葉っぱは食べるもの。食べてはいけないということはない
桜餅の葉っぱは食べることができます(*^^*)。
桜餅の葉っぱを食べてはいけないということはありません。
なので、桜餅の葉っぱを食べるか食べないかは、ご自分の好みやその時の気分で決めてください☟。
桜餅の葉っぱの独特な香りは、桜の葉っぱに含まれる「クマリン」という香り成分のためです。
このクマリンという成分は、長期間にわたって過剰摂取をすると肝機能を弱める可能性があると言われていますが、桜餅を普通に食べる程度でしたら問題ありません。
桜餅を食べるときに桜の葉っぱの香りをより楽しみたい場合は桜餅と一緒に葉っぱを食べる、逆に、桜の葉っぱの香りはあまり感じたくない場合は桜餅の葉っぱは食べない方が良いと思います。
また、塩漬けにされた桜餅の葉っぱを一緒に食べることで「対比効果」が生まれ、桜餅のあんこの甘みをより感じることができます。
ただ、桜餅の葉っぱは少し口に残る感じがしますので、お餅のやわらかい食感を楽しみたい場合は桜餅の葉っぱは食べない方が良いでしょう。
桜餅の葉っぱの意味
桜餅の葉っぱには、こういった意味があります☟。
桜餅に使われている葉っぱは、「オオシマザクラ」という品種の桜の葉っぱです。
オオシマザクラの葉っぱは他の品種の桜の葉っぱに比べて特に色合いと風味が良く、葉っぱの表面に産毛がないため食べるのに適しているからです。
桜餅の葉っぱは塩漬けにされていますが、桜の葉っぱを塩漬けにするのには、塩漬けの工程で「クマリン」という香り成分を生成させるためです。
桜餅の葉っぱに含まれるクマリンを食べることで血流改善効果、抗菌効果、また、抗酸化作用によって老化や病気への予防効果が期待できるそうです。
桜餅の葉っぱには桜の葉っぱの香りを付けるため以外にも、ラップやシートの役割と同じで桜餅の乾燥を防ぐ、ホコリなどの汚れが付くのを防ぐ、皿などの容器に張り付かないようにするといった意味もあります。
桜餅を食べるときのマナー
桜餅の葉っぱを食べるのも桜餅の葉っぱを食べないのも、マナーとしてはどちらでもOKです(*^^*)。
出先などで桜餅を食べるときのマナーは、桜餅の葉っぱを食べるか食べないか、また、「黒文字」と呼ばれる和菓子を食べるときに使う楊枝を使うか使わないかで変わってきます。
【桜餅の葉っぱを食べる・黒文字がある】
桜餅の葉っぱの「葉脈」を避けて黒文字で桜餅を一口大に切り分けながら食べる。
【桜餅の葉っぱを食べない・黒文字がある】
桜餅の葉っぱを開き、桜餅の葉っぱの上で桜餅を黒文字を使って一口大に切り分けながら食べる。
【黒文字がない】
桜餅の葉っぱを食べる場合も、桜餅の葉っぱを食べない場合も、黒文字がない時は両手で桜餅を持ってそのまま食べる。
桜餅の起源
桜餅が考案されたのは江戸時代。8代将軍徳川吉宗が墨田堤(墨堤通り)に桜の木100本を増殖させた年です。
山本新六さんというかたが、たくさんの桜の葉っぱを利用できないかと考え、塩漬けにした桜の葉っぱで餅を包んだ桜餅を隅田川のほとりに建つ長命寺の門前で売り出したということです。
当時から桜の名所として賑わっていたこの地では、塩漬けにした桜の葉っぱから考案された桜餅が名物として評判になったそうです。
山本新六さんが考案された桜餅は、江戸時代から変わらず、今も販売されています☟。
桜餅には「関東風」と「関西風」の2種類ある
桜餅には「関東風」と「関西風」の2種類があります。
どちらの桜餅にも、桜の葉っぱが巻かれているのが特徴です(*^^*)。
【関東風の桜餅】
関東風の桜餅は「長命寺餅」とも呼ばれていて、桜餅の起源である山本新六さんが長命寺の門前で売り出した桜餅とは、この関東風の長命寺餅のことです。
長命寺餅は小麦粉、白玉粉、砂糖などを混ぜた生地を薄く焼いたものでこしあんを包んだ、もちもちとした食感の桜餅です。
【関西風の桜餅】
関西風の桜餅は「道明寺餅」とも呼ばれていて、関東風桜餅の長命寺餅を参考に考案されたものだということです。
道明寺餅は道明寺粉(水に浸したもち米を乾燥後に目の粗い石臼ですりつぶしたもの)を水に浸して蒸した生地であんこを包んだ、もっちりとした食感の桜餅です。
『桜餅の葉っぱは食べる?食べてはいけない?意味や食べ方のマナー』まとめ
桜餅の葉っぱは食べるものなのか、それとも、食べてはいけないものなのか、桜餅の葉っぱの意味や桜餅の食べ方のマナーをご紹介しました。
桜餅の葉っぱは食べることができる。桜餅の葉っぱを食べてはいけないということはない。
桜餅の葉っぱを食べるか食べないかは、自分の好みやその時の気分で決めて良い☟。
桜餅の葉っぱを食べるのも桜餅の葉っぱを食べないのも、マナーとしてはどちらでもOK。
桜餅の葉っぱを食べるか食べないかでお悩みの際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。