卒業式の母親の服装はどのようなものが良いでしょうか。40代の母親が子どもの卒業式で着物を着る場合のおすすめコーデをご紹介いたします。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミと申します。
子どもの卒業式に母親が着物という服装で参加するのは、とても素敵ですよね(*^^*)。
とは言え、着物をあまり着慣れていないと、卒業式の服装は着物で大丈夫かな…とか、40代の母親が着る着物コーデはこれで合っているかな…なんて、心配になってしまいます(^^;
着物を選ぶときには卒業式の服装としてふさわしいポイントがありますので、40代母親に合う着物コーデを知って、自信をもってお子さまの卒業式に参加しましょう。
こちらの記事では、卒業式の服装で40代母親向けの着物コーデが知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟。
どうぞ、お子さまの卒業式の服装で着物を選ばれる場合の40代母親向けのコーディネートでお悩みの際のご参考になさってください(*^^*)。
40代母親向けの卒業式の服装にふさわしい着物コーデ
私には3人の子どもがおり、これまで、子どもたちの幼稚園、小学校、中学校、高校の卒業式には(入学式も)全て着物で出席をしてきました。
私が40代の時に子どもたちの卒業式で実際にした着物コーデをいくつかご紹介します(*^^*)。
【幼稚園の卒園式で着た訪問着】
扇柄の一つで「地紙(じがみ)」と呼ばれる文様が描かれた訪問着を幼稚園の卒園式で着ました。
扇柄は繁盛・開運の縁起の良い意味がありますので、卒業式に着る着物としてもピッタリです(*^^*)。
金糸が入っていてキラキラとしてはいますが、柄自体が小さめで、訪問着でも控えめなデザインの着物です。
【小学校の卒業式で着た色無地】
小学校の卒業式で着たこちらの色無地は、肩のあたりと裾にぼかしが絵羽模様(着物を広げた時に一枚の絵のように見える模様)に入っていますので、一般的な色無地よりは少し格が上がる着物です。
着物にぼかしが入っていなければ「重ね襟」を使ったのですが、子どもの卒業式ですので控えめを意識して、このコーディネートでは使いませんでした。
40代、50代ともなるとピンク色は敬遠しがちですが、落ち着いたトーンのピンク色でしたら、華があってとても素敵だと思います(*^^*)。
【高校の卒業式で着た江戸小紋】
高校の卒業式で着たのは「江戸小紋」。小紋ですが、カジュアルからセミフォーマルなシーンで着ることのできる着物です。
遠目に見ると無地に見えるほど細かい柄が入っているのがこの着物の特徴で、卒業式で着る場合には袋帯を合わせます。(本当は背中に一つ紋を入れるべきなのですが、私はカジュアルシーンでも着たいので入れていません)
子どもが主役といえども卒業式ですので、フォーマル感を意識して「重ね襟」を使いました。
高校の卒業式ともなると、保護者の服装はより控えめを意識しますが、江戸小紋は周りの雰囲気とも馴染む控えめな着物コーデになりました。
40代母親向けの卒業式の服装にふさわしい着物
40代母親向けの卒業式の服装にふさわしい着物の種類・色・合わせる小物について確認しましょう(*^^*)。
・着物の種類
一般的に、40代だからということはなく、卒業式で着る母親の服装としてふさわしい着物の種類は、格が高い順に「訪問着」「付け下げ」「色無地」とされています☟。
また、紋入りの江戸小紋も、卒業式などのフォーマルシーンで着て良いとされています。
卒業式の母親の服装としてふさわしい着物で悩む時には、ぜひ、このようにしてみてください☟。
・華やかな着物を着たい!周りの母親と着物の格を合わせたい!なら「訪問着」
私が今まで子どもたちの卒業式に参加してきて、着物で出席をする母親はほぼ訪問着を着ていました。
なので、自分も着物で卒業式に出席する場合、着物の格が周りの母親と不釣り合いにならないか気になるところですが、訪問着でしたら恥ずかしい思いをすることはないと思います。
また、訪問着は華やかな着物ですので、子どもの卒業式には華々しい着物姿で出席したい場合は訪問着を選ぶと良いです(*^^*)。
ただし、卒業式の主役は子どもであることや40代という母親の年代から、大きな柄がたくさん入ったような派手な訪問着は避けた方が良いです。
・素敵に着物を着たいけれど派手なのは嫌!なら「色無地」
派手な着物が嫌な場合は、柄の入っていない色無地を選ぶと良いです。
色無地は訪問着に比べると華やかさでは劣りますが、清楚で上品な着物ですので、40代母親にもピッタリです(*^^*)。
柄が入っていない分、少し寂しく感じる場合は、「重ね襟」や「刺繍半襟」を使うことで華やかさをプラスすることができます。
・控えめ、こなれた感じに着物を着たい!なら「江戸小紋」
もし、江戸小紋をお持ちで、控えめでこなれた感じに着物を着たいのでしたら、江戸小紋がおすすめです。
実際に子どもの高校の卒業式に江戸小紋を着て出席した感想としては、華美になり過ぎないきちんと感がちょうど良いと感じました(*^^*)。
・卒業式で着る母親の着物は、子どもの年齢で選ぶ
今まで、幼稚園、小学校、中学校、高校の卒業式に参加してきて、子どもの年齢が上がるほど、より厳かになっていくように感じました。
卒業式に参加する母親の着物も、小学校あたりでは華やかな着物が多かったのに比べて、高校の卒業式ともなると、より控えめな着物を選んでいるように見受けました。
卒業式で着る母親の服装としてふさわしい着物を選ぶ場合、40代という母親の年代よりも、小学校の卒業式なのか高校の卒業式なのかといった子どもの年齢で着物を決めるのも良いと思います(*^^*)。
個人的には、幼稚園や小学校の卒園式・卒業式では華やかな訪問着を、中学校や高校の卒業式では色無地や江戸小紋のような控えめな着物を着るのが良いかなと思います。
・着物の色
卒業式で着る母親の服装としてふさわしい着物の色の選び方は、「40代だからこういった色にする」ではなく、「卒業式で着る服装としてふさわしい色」を選ぶと良いです。
色味はご自分に合ったもので大丈夫ですが、淡く柔らかい色の着物、もしくは、暗く落ち着いた色の着物が、卒業式で着る母親の着物の色としては適しています。
実際に卒業式で着られていた母親の着物の色では、クリーム色やパステルグリーンといった淡い色などはとても素敵に見えました(*^^*)。
卒業式で着る着物の色選びはかなり重要!
この着物コーデはちょっと…と感じた方々は色選びで失敗していたかも。。
例えば、パッションピンクや蛍光イエローといった色の着物はやり過ぎ感が出て、卒業式では浮いて見えました。
どんな色味でも、彩度の高い強くて派手な色は、卒業式で母親が着る着物の色としては良くありません(^^;
また、着物の地色と柄の色のコントラストがきついものも派手な印象を与えるために、卒業式で母親が着る着物としてはイマイチです。
・着物に合わせる小物
卒業式で母親が着物を着る場合に合わせる草履やバッグなどの小物は、フォーマル用ですと間違いありませんが、ごくシンプルなものでしたら卒業式でも使えるものもあります(*^^*)。
卒業式で母親が着る着物に合わせる小物も、選び方を失敗してしまうと着物姿が浮く原因になりますので、ぜひ気をつけましょう。
卒業式で母親が着物を着る時の小物の合わせ方について詳しくご紹介しています☟。
卒業式の母親の服装として着物はふさわしい
卒業式といったフォーマルシーンでの服装で母親が着物を着るのは、ふさわしいことです。
それは、常識を持った日本人であれば、皆が知っていることです。
たまに、卒業式などで母親が着物を着ることに対して否定的な意見も聞きますが、卒業式で着る母親の服装として着物がふさわしいというのは確かな事実ですので、自信を持って着ましょう!
ただ、卒業式で母親の着物姿が浮く原因は、もしかしたら「自己主張」の強いコーディネートや立ち居振る舞いといったことなのかもしれません。
お子さまの門出を祝う卒業式に華を添えるために、素敵な着物姿の母親でありたいですね(*^^*)。
『卒業式の母親の服装は?40代で着物を着る場合のおすすめコーデ』まとめ
卒業式の母親の服装はどのようなものが良いか、40代の母親が子どもの卒業式で着物を着る場合のおすすめコーデをご紹介しました。
お子さまの卒業式の服装で着物を選ばれる場合の40代母親向けのコーディネートでお悩みの際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。