ジャックオーランタンの意味は?由来となったハロウィンの風習をご紹介します

ジャックオーランタンの意味は何でしょうか。ジャックオーランタンの飾りの由来となったハロウィンの風習をご紹介いたします。


怖い顔が彫られたオレンジ色のカボチャ。

ハロウィンには、この「ジャックオーランタン」というカボチャの飾りが欠かせません。

でも、このジャックオーランタンにはどういった意味があるのか、ご存知でしょうか。

ハロウィンのジャックオーランタンの飾りには、ちゃんと意味や由来があるんです。

ぜひ、ジャックオーランタンの意味や由来をお知りになって、ハロウィンをより楽しいのものにしてください(*^^*)。

こちらの記事では、ジャックオーランタンの意味や由来が知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟。

  • ジャックオーランタンの意味は何?
  • どうしてハロウィンにジャックオーランタンを飾るの?
  • ハロウィンの由来は何?

どうぞ、ジャックオーランタンについてお知りになる際のご参考になさってください(*^^*)。

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ジャックオーランタンの意味

ハロウィンに飾られる、怖い顔が彫られたカボチャのランタン。

それが、ジャックオーランタンです。

ジャックオーランタンの英語の綴りは「Jack-O-Lantern」。

「O」は「Of」の省略なので、ジャックオーランタンの意味は「ジャックのランタン」です。

「Jack」というのは男性の名前のことで、知らない男性への呼びかけに使われたり、「一般的な人」または「典型的な人」といったニュアンスで英語のことわざや慣用句に用いられたりします。

このジャックオーランタンは、アイルランドにある、ちょっと怖い民話が起源となっています。

【ジャックオーランタンのお話】

ジャックという名のケチでずる賢い男が、いつものように酒場でお酒を飲んでいました。

もっとお酒を飲みたいジャックは、そのとき出会った悪魔に、自分の魂と引き換えにコインに変身するよう頼みました。

そのコインで酒代を支払った後、悪魔が変身した残りのコインを十字架で押さえつけ、悪魔を元に戻れなくしてしまいした。

困った悪魔は、これから10年間はジャックの魂を取らないと約束をしました。

10年後、悪魔がジャックの魂を取りに来ました。

ジャックは魂を渡す前に、木の上のリンゴを取ってきてほしいとお願いをします。

悪魔が木に登ると、ジャックは持っていたナイフで木に十字架を刻み込み、悪魔を木から降りられなくしてしまいました。

困った悪魔は、二度とジャックの魂を取らないと約束をしました。

それから月日が流れ、ジャックは死んでしまいましたが、今まで悪いことをしてきたジャックは天国の門を通してもらえません。

ジャックはしかたなく地獄へ行くことにしましたが、悪魔との約束のせいで、地獄の門も通してもらえません。

ジャックは行き場所がなく、永遠とさまよい歩くことになりました。

この時、悪魔が哀れなジャックに情けをかけ、地獄の残り火を渡しました。

ジャックはその残り火を、カブをくりぬいて作ったランタンに入れたということです。。

これが、ジャックオーランタンのお話です(*^^*)。

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ジャックオーランタンの飾りの由来

ハロウィンはアメリカの伝統行事というイメージですが、実は、古代ヨーロッパにおけるケルト人の「サウィン祭」という祭礼が由来となっています。

*ケルト人…紀元前5世紀からヨーロッパの大半の地域に住んでいた、様々な人種からなるケルト語を話す集団。

このサウィン祭では、悪霊を追い払うために、恐ろしい顔を彫った野菜を家々の玄関や窓辺に飾っていたそうです。

これが、ハロウィンにジャックオーランタンを飾る由来となりました。

ケルトの文化では、人の頭部を崇拝したり、戦った相手の首を戦利品とする習慣があり、野菜や果物を人の顔に見立てたりしていたということです。

また、ハロウィンに仮装をするようになったのにもジャックオーランタンを飾るのと同じ意味があり、悪霊を追い払うためにしていたサウィン祭の風習だということです。

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ジャックオーランタンは最初はカボチャではなかった

ケルト人のサウィン祭で悪霊を追い払うために飾られていたのは、カボチャではなく「カブ」でした。

また、アイルランドの民話に出てくるジャックオーランタンも、カボチャではなくカブです。

それがどうしてカボチャに置き換わったかというと、アメリカではカボチャがたくさん手に入ったから。

ハロウィンは、1800年代にアイルランドで起こった「ジャガイモ飢饉」による移民がきっかけでアメリカに伝わりました。

カボチャはアメリカが原産で、オレンジ色、黄色、緑色など、たくさんの種類が栽培されていますが、収穫祭でもあるハロウィンでは秋の実りを表すオレンジ色のカボチャが飾られます。

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ハロウィンの由来はケルト人のサウィン祭

先ほどもご紹介しましたが、ハロウィンは古代ヨーロッパにおけるケルト人の「サウィン祭」という祭礼が由来となっています。

「サウィン」とは“夏の終わり”を意味していて、ケルト人は10月31日を「夏の終わり」=「一年の終わり」とし、大晦日に当たるこの日にサウィン祭という祭礼を執り行っていました。

ジャックオーランタンはもとは悪霊を追い払う意味で飾られていたものですが、ケルトの人々がこのサウィン祭で悪霊を追い払おうとしていたのは、一年の終わりである10月31日には、死んだ人の霊がこの世に戻ってくると考えていたからです。

悪霊を追い払う意味でしていた仮装も、家畜を殺して剝ぎ取った皮膚や頭蓋骨を身に付けたりと、ケルト人は、あの世からやって来る悪霊を本当に恐れていたようです。

実は、ちょっと怖いサウィン祭について、詳しくご紹介しています☟。

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『ジャックオーランタンの意味は?由来となったハロウィンの風習』まとめ

ジャックオーランタンの意味は何か、ジャックオーランタンの飾りの由来となったハロウィンの風習をご紹介しました。

  • ジャックオーランタンはハロウィンに飾られる怖い顔が彫られたカボチャのランタン
  • ジャックオーランタンの意味は「ジャックのランタン」
  • ジャックオーランタンはアイルランドのちょっと怖い民話が起源
  • ハロウィンの由来は古代ヨーロッパにおけるケルト人の「サウィン祭」
  • ジャックオーランタンは悪霊を追い払うために飾られていた
  • ジャックオーランタンは最初はカボチャではなくカブだった

ジャックオーランタンの意味や由来についてお知りになる際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

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