神社参拝の服装で、色はどのようなものが良いのでしょうか?また、ジーパンや毛皮はNGなのでしょうか?神社にお参りをするときの男性と女性の装いマナーをご紹介いたします。
神社に参拝に行かれるかたは多いと思いますが、あまりお参りに行き慣れていないと、参拝時の服装に迷いませんか?
フォーマルが良いのか、カジュアルで良いのか、また、選んだ服の色や素材などは参拝の服装マナーとしてNGではないか…など、いろいろと心配になってしまいます。。
せっかく神社に参拝に行くのですから、神社参拝の服装マナーを知って気持ち良くお参りをしましょう(*^^*)。
こちらの記事では、色選びなど、神社参拝をするときの男性と女性の服装マナーが知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟。
どうぞ、神社参拝の服装でお悩みの際のご参考になさってください(*^^*)。
☟神社にお参りする時の「願い事の言い方」を確認しておきましょう!
神社参拝の服装ー男性も女性も正式参拝はフォーマル、略式参拝は普段着でOK
神社参拝には「正式参拝」と「略式参拝(一般参拝、自由参拝)」の2種類があります。
正式参拝は、本殿で神職よりお祓いを受けて玉串を捧げ、拝礼することです。
略式参拝(一般参拝、自由参拝)は、個人的にお賽銭箱の前で拝礼するとを言います。
参拝時の服装について多くの神社では、次のように注意しています。
ですので、神社参拝時の服装は次の通りです☟。
神社参拝の服装は、男性も女性も正式参拝はフォーマル、略式参拝は普段着でOKとなります。
また、正式参拝と形式が似たものに「御祈禱」があります。
このときの服装は普段着で良いとされていますが、このあとご紹介する「神社参拝の服装NGリスト」にあるような服装は避けましょう。(御祈禱を断られる場合があります)
神社参拝の服装で適した色
正式参拝、略式参拝それぞれに適した服装の色をご紹介します。
・正式参拝は落ち着いた色、清楚な色
正式参拝をする場合は、男性も女性も落ち着いた色や清楚な色を選びましょう。
【正式参拝の男性の服装の色】
男性の正式参拝の服装は、スーツにネクタイ着用です。
スーツとネクタイの色は、濃い目の落ち着いた色が良いそうです。
スーツの中に着るシャツは、白色が望ましいようです。
【正式参拝の女性の服装の色】
女性の正式参拝の服装は、スーツやワンピースです。
色は、落ち着いた濃い目の色か、清楚な淡い色が望ましいようです。
男性、女性、いずれの場合の服装も、柄のない無地か、入っていても縞柄などのシンプルなものがベターです。
・略式参拝は自由
略式参拝の服装は男性も女性も普段着で良いので、色も自由です。
ただ、正式参拝の場合は原色などの派手な色や派手な柄は避けた方が良いとされていますので、略式参拝のときも落ち着いた色、もしくは、色物でも控えめなトーンの服装が無難かもしれません。
ちなみに、神職の衣装である「装束」はけっこう色とりどりです。
たとえば、「衣冠」といわれる正装のときに身に付ける「袍」の色には黒色、赤色、緑色がありますし、礼装としての「斎服」は袍と袴ともに白色です。
袴の色も職位によって白色や紫色、浅黄色(あさぎいろ=薄い青緑色)があります。巫女装束の袴の色は緋色(ひいろ=強い黄みの赤色)です。
なので、略式参拝の場合は、控えめを意識しつつも自分の好きな色の服装で良いと思います。
迷ったら、スピリチュアル的な感じになってしまうかもしれませんが、参拝目的と「色の持つ効果」を掛け合わせても良さそうです(*^^*)。
・神社参拝の服装で黒色は良いの?
神社参拝の服装について、濃い目の落ち着いた色が望ましいとされていますが、「黒色」が良いとははっきり言われていないようです。
黒色はお葬式のときの色ですし、スピリチュアル的にも不吉や絶望といったマイナスの意味が多く含まれます。
とは言え、先ほどご紹介した「装束」の正装時の一番階級の高い「袍」の色は黒色です。
神社参拝の服装として黒色は良いとも悪いともされていませんが、もし黒色の服装で神社に参拝に行くのであれば、全身黒ずくめのような奇抜な服装や不吉なイメージにならないよう、清楚な服装を心がけると良いと思います。
神社参拝でNGな服装
神社参拝でNGな服装についてご紹介します。
・神社参拝の服装NGリスト
神社参拝では次のような服装はNGです☟。
ジーパンなどのカジュアルな服装やスポーツウェア、露出の多い服装や素足はだらしなく見えるので注意が必要です。
普段着で良いとされている略式参拝でも、こういった服装は神社参拝の服装としてあまり望ましくありません。
フォーマルスタイルが決まりの正式参拝はもちろんですが、「御祈禱」のときの服装についても、上記のような服装はNGであると、はっきり注意している神社もあります。
神様を敬うということを意識して、華美になり過ぎない清楚で清潔感のある服装をしましょう(*^^*)。
・正式参拝と御祈禱はジーパンはNG!
略式参拝の場合は普段の服装で良ですが、ジーパンはあまり望ましくはありません。
(とは言え、山頂にあるような神社に参拝する場合や、ダメージ加工をされたようなラフなデザインのジーパンでなければNGではないと思います)
ですが、「御祈禱」をしてもらう場合は、ジーパンのようなカジュアルな服装では断られる場合がありますので、注意してください。
正式参拝の場合はフォーマルスタイルが決まりですので、ジーパンはもちろんNGです。
・神社参拝の服装で毛皮はNG?
神社だけでなく、お葬式や結婚式でも殺生を連想させる服装はNGとされています。
具体的には毛皮(フェイクファーも同じ)やアニマル柄のアイテムのことで、見た目にいかにも動物という印象がない革製品はマナー違反にはなりません。
ただ、神社側で「ジーパンはNG」とはっきり注意しているのに対して、毛皮についてはあまり触れられていないようですので、略式参拝の場合はあまり華美なものでなければ毛皮はNGではないかもしれません。
正式参拝の場合、上着や防寒具は本殿に入る前に脱ぐのであまり気にしなくても良さそうですが、やはり毛皮は身に付けないか、控えめなデザインのものが良いと思います。
『神社参拝の服装は?色はどうする?男性と女性のお参りに適した装い』まとめ
神社参拝の服装で色はどのようなものが良いのか、また、ジーパンや毛皮はNGなのか、神社にお参りをするときの男性と女性の装いマナーをご紹介しました。
<神社参拝の服装とそれに適した色>
服装 | 色 | |
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正式参拝 | 男性:スーツにネクタイ。 女性:スーツやワンピース。 | 男性:スーツとネクタイは濃い目の落ち着いた色。シャツは白色。 女性:落ち着いた濃い目の色か、清楚な淡い色。 |
略式参拝 | 普段着で良い。 | 自由。 |
正式参拝はもちろん、御祈禱のときもジーパンはNG。
毛皮ははっきりNGとされてはいないが、神社参拝の服装としては避けた方が無難。
神社参拝の服装でお悩みの際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。