着物で食事をするときのナプキンの使い方について、ナプキンのかけ方やナプキンの使い方のマナーをご紹介いたします。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミです。
着物を着て食事をする際のナプキンの使い方って、けっこう悩まれませんか?
ナプキンのかけ方はどのようにしたらよいのかな?ナプキンの使い方のマナーはこれで合っているのかな?など、実はちゃんと分からなかったりしますよね(^^;
せっかく素敵な着物姿でいるのですから、スマートなナプキンのかけ方や、ナプキンの使い方の正しいマナーを知って楽しく食事をしましょう(*^^*)
こちらの記事では、着物で食事をするときのナプキンの使い方が知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟
どうぞ、着物で食事をする際のナプキンの使い方のご参考になさってください(*^^*)
ナプキンの使い方の基本マナー
まずは、ナプキンの使い方の基本マナーをサラッと確認しましょう!
ナプキンの役割は、「食事をする際の口元の汚れを拭き取るため」と「食べこぼし等の汚れを服に付けないため」といったものです。
ナプキンを用意するタイミングは、オーダー後で飲み物が運ばれてきたとき、もしくは前菜が運ばれてくる前がよいです。(パーティーなどで全員で乾杯をするようなときには、乾杯が終わってからにしましょう)
テーブルナプキンのサイズは通常50cm×50cmで、使うときには二つ折りにし、ナプキンの折山を自分側にして膝の上にかけます。
ナプキンを全部広げてしまうことがないよう、最初にナプキンがたたまれていたときの状態によって、長方形または三角形に上側が少し小さくなるようにずらして二つ折りにします。
口元が汚れたとき、または、口紅等でグラスを汚してしまいそうなときには、汚れた面を表に見せないよう二つ折りにしたナプキンの内側を使って口を拭います。
中座するときはナプキンを軽くたたんで椅子の上に置くか、椅子の背にかけておきます。(ただし、基本的に食事中に中座するのはマナー違反です)
食事が終わったら、ナプキンは軽くたたんでテーブルの上に置きましょう。
着物で食事をするときのナプキンのかけ方
ナプキンの使い方(かけ方)といったテーブルマナーは時代や国によって少しずつ変化するものです。
現在の正式なナプキンのかけ方は「ナプキンは膝の上にかける」ですが、着物の場合は、ナプキンは帯に挟んで使ってもよいです。
着物で食事をするときのナプキンのかけ方を3種類ご紹介します☟
ナプキンを膝の上にかける
洋装でも着物の場合でも基本的なマナーは同じですので、ナプキンを膝にかけて使うのが正式です。
レストランで用意された通常サイズのナプキンを使う場合は、先ほどご紹介したように二つ折りにしますが、持参したナプキンを使う場合はナプキンの大きさによって広げて使ってもよいと思います。
ナプキンを帯に挟む
着物で食事をする場合には、ナプキンを帯に挟んで使うのも正式とされています。
ナプキンの角を帯に挟んで、広げて使います。
こうすることで、帯も食事をする際の汚れから守ることができます。
ナプキンを衿元にかける
ナプキンを衿元にかける場合は、ナプキンを広げて肩にあて、着物の衿と半衿の間に軽く挟み込んで留めて使います。
食事をする際、胸元は特に汚れやすい部分ですので、ナプキンを衿元にかけると安心です。
ただし、ナプキンを首からかけるのは正しいマナーとはされていません。
個人的にも、大人のナプキンの使い方としてはいまいちな感じがします。。
カジュアルなレストランで、気心の知れた仲間内での食事会であれば、ナプキンを衿元にかけて使うのもよいと思います。
ナプキンの使い方(かけ方)で迷ったら、主催者や周りに合わせると安心です。
着物で食事をするときに便利なアイテム
着物で食事をするときにあると便利なアイテムをご紹介します。
・大判ハンカチ
カジュアルなレストランでは、ナプキンは用意されていないことが多いです。
食事をするときには着物を汚してしまう可能性が高いので、ナプキン代わりに使える大判ハンカチが1枚あると安心です。
お手持ちの着物に合わせて選んだお気に入りのお大判ハンカチを持ち歩きましょう。
☟この記事内で使用している可愛い大判ハンカチはこちらの商品です(*^^*)
・ナプキンクリップ、着物エプロン
ナプキンクリップは、コードの両端にクリップが付いていて、衿元にかけたナプキンを固定するのに使うアイテムです☟
ナプキンが滑りやすい素材の場合、衿に挟んだだけでは落ちやすいことがあります。
そういったときには、ナプキンクリップを使うとしっかりとナプキンを衿元に固定することができます。
着物エプロンは着物専用の食事エプロンで、衿と左右の帯の下側の3点で固定して使います☟
ナプキン1枚ではカバーできる範囲が限られますが、着物エプロンは衿元から膝までの広範囲を覆うことができます。
ただし、先ほどもご紹介しましたが、ナプキンを首からかけるのは正しいマナーとはされていません。
ナプキンクリップや着物エプロンは、そのときの状況で使うか決めるとよいでしょう。
・袂クリップ
袂クリップは、着物の袖が遊んでしまわないよう「振り」の部分をクリップで留めて固定するためのアイテムです☟
ナプキンクリップと同じような仕様になっていて、コードは帯結びの中に通して使います。(ナプキンクリップと兼用で使えるタイプもあります)
手元から遠い場所にある料理などを取るときには、あいている方の手で袂を押さえますが、着物を着慣れていないと、なかなか上手にできなかったりします。
袂クリップはアクセサリー感覚で使えますし、着物を着慣れていない人にはよいと思います。
・着物クリップ
着物クリップは着付けをするときの必需品ですが、出先でも何かと使えます☟
着物を着ていると、食事以外でも、お手洗いに行くときや手を洗うときなど、着物の裾や袖を固定したいと思うシーンがけっこうあります。
帯に挟んで固定することもできますが、着物クリップがあると着崩れの心配なくスムーズにできるのでオススメです。
『着物で食事ーナプキンの使い方は?マナーやかけ方』まとめ
着物で食事をするときのナプキンの使い方について、ナプキンのかけ方やナプキンの使い方のマナーをご紹介しました。
着物で食事をする際のナプキンの使い方のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。