お買いもの【木綿の着物】

皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『木綿の着物』についてお話しさせていただきたいと思います。

次に着物を買い揃えるなら…などということを考えていましたら、「木綿」というものもあるなと気になり始め、店頭やインターネットでよく見るようになりました。「木綿の着物」と言いますと、お出かけ着にはならない普段用の着物というイメージでしたが、素敵なデザインのものがたくさんあり、そのカジュアル感がかえって良い感じです。今まで着たことがなく(浴衣は除いて)未知の世界でしたが、まずは一着購入してみることに。「木綿の着物」とはどのようなものなのか、いろいろ見ていきたいと思います。

木綿の着物を買ってみる

木綿の着物は初めてでどのように活用できるのか分からなかったので、まずはお手軽にネットショッピングで出来合いのものを購入しようと見つけたのが、「KIMONOMACHI」さんの木綿着物です。こちらのショップでは素敵な色柄の木綿着物をたくさん取り揃えていて、本当に悩んでやっと決めたのが写真の『紺色チロリアン』です。紺地に縞模様という定番で落ち着いたデザインの中にも ‟インディゴブルー地にチロリアンのような刺し子模様” というのが遊び心があって、大人可愛くコーディネートできそうです。

*「KIMONOMACHI」さんの木綿着物は、こちら☟で購入できます。

つくりを見てみる

商品ページの写真では気付かなかったのですが、チロリアン風の刺し子と刺し子の間にも生地と同じ色の糸でステッチが入っていました。

気になっていた生地の厚さや透け感ですが、思っていたよりも厚めで、しっかりとした温かみのある生地は下に着たものが透けてしまうということはまずなさそうです。木綿の着物は通年着られるそうですが、どちらかというと夏場よりも冬場の方が出番が多そうです。

こちらの着物は洋服生地から作られていると商品の説明にあったので縫製の仕方も気になっていました。通常、そで口下は布端の処理は特にせず、反物から仕立てる場合は「みみ」があるのでそのまま見えていても問題ないわけですが、洋服生地から仕立てられたこちらの着物もそで口下の布端の処理は特にされていなく、切りっぱなしの状態でした。

身八つ口とふりのあたりを裏側から見たところです。反物から仕立てた場合、わきの縫いしろとふりの縫いしろは「みみぐけ」をしますが、こちらは三つ折りにしてミシン処理されていました。

ふりの縫いしろの始末を表側から見たところです。針目は気になりません。

洗濯をしてみる

お手入れの仕方は、以前、ウールの着物をお手入れしたときと同じようにします。

*よろしければ、合わせてお読みください。☞『お手入れ【ウールの着物】』

自分でお手入れできるところが魅力的な木綿の着物。着用前に一度、おしゃれ着用の洗剤を使って手洗いします。色落ちはどうでしょうか…。

洗っている途中、色落ちは気になりませんでした。この後、すすぎと脱水を済ませてから干して、生乾きのうちにアイロンがけをします。

縮み具合を検証

商品の説明には “生地は仕立て前にすべて水通しをしている” との記載がありましたが、縮み具合を検証するために洗濯前と洗濯後で各部の採寸をしてみました。(単位は㎝です)

 洗濯前 洗濯後
背身丈161.5157.5
肩幅33.133.2
袖幅34.534.6
袖丈49.548.3
(片側の)
後ろ幅+前幅+衽幅
69.269.0

横の寸法には大した変化は見られませんでしたが、縦の寸法は少し短くなってしまいました。ウールの着物の時もそうでしたが、身丈のサイズが自分の身長に対してギリギリのもの、下に合わせる長襦袢やうそつき袖の寸法には気を付けなければならないと思いました。

着心地

普段着用として半幅帯を合わせてコーディネートし、これで一日家の中で過ごしました。絹の着物の着心地は最高ですが、馴染みのある木綿も着ていてとても気持の良いものだなと、改めて綿の良さを感じました。汚れても自分でお洗濯ができる気を使わなくて良い素材ということも、そう思わせる要素なのかもしれませんね。普段着用としては文句無しです。

*私のサイズとしてはゆきが少し長いようですので、別の機会にお直しして、手持ちの長襦袢やうそつき袖を合わせられるようにしたいと思います。

≪追記≫

*よろしければ、合わせてお読みください。

☞『お直し【単衣の着物の肩幅と袖幅】』

☞『単衣の着物にはレースのうそつき袖を』

☞『9月の単衣に合わせるうそつき袖』

コーディネートを考える

お出かけ用に手持ちのアイテムを使ってそれぞれの季節に合わせたコーディネートを考えてみました。

≪6月≫

合わせる帯と小物は夏のものを。着物の下はうそつき袖とえりつきの肌襦袢を組み合わせたスタイルにします。足元はレースの足袋に下駄を履き、かごバッグと日傘というコーディネートが良いかなと思っています。

*実際に6月に着用してお出かけしたときの記事があります☞『大通公園~6月のお散歩~』

≪7・8月≫

こちらの着物を夏物として着るのはコーディネートが6月のものと代わり映えしませんし、何より暑すぎて無理なのではないかと思います。夏に着るのであれば浴衣のように襦袢なしでということになりそうです。正絹の半幅帯をふんわりとボリュームを持たせて結び、帯締めと帯留めでアクセントをつけたスタイルにしようと思います。足元は素足に下駄でしょうか。

*よろしければ、合わせてお読みください。☞『木綿の着物を浴衣風に着る』

*実際に7月に着用してお出かけしたときの記事があります☞『着物でぶらっと札幌市内のカフェめぐり【板東珈琲】』

≪9月と袷の時期≫

こちらの赤地にドット柄の帯は20代前半に購入したもので、今の年齢では合わないかともうずっと使っていないものでした。絹の着物と合わせて着るにはミスマッチでも木綿のようなカジュアルな着物とならまだまだ使えそうです。生地の質感から冬場に活躍してくれそうなこちらの木綿の着物。他にどのようなコーディネートができるのか、考えるのが楽しみです。

*8月ではありますが、その月の末日に袷用の帯と小物を合わせてお出かけしたときの記事があります☞『大通公園~8月のお散歩~』

おわりに…

これまで着物を着て出かけたときに、場所によっては “気合いを入れすぎている感” が出てしまっているかなと思う事が何度かありましたが、そういうときにこそ、カジュアルな雰囲気を出せる木綿の着物がちょうど良いのかもしれません。実際にお出かけ着として着てみたわけではありませんのでまだ何とも言えませんが、手に入れやすいお値段で着心地が良く、自分でお手入れもできると良いことずくめの木綿の着物の可能性をこれから見つけていけたら…と思っています。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

「KIMONOMACHI」さんの木綿着物はどれも本当に素敵で、目移りしてしまいます。木綿の着物は、その着心地の良さや、ホームクリーニングできる手軽さも魅力的。正絹の着物とはまた違ったおしゃれが楽しめます♪。

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