着物生活を始めたいと思われているかたへ、着物を普段着にしたい時の準備についてご紹介いたします。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミと申します。
着物での生活に興味をお持ちでしたら、ぜひ、「着物生活」を始めませんか(*^^*)
とは言え、着付けをどうやって習えばいいの?や、着物って高くない?何を用意すればいいの?など、分からないことだらけですよね(^^;
確かに、着物生活を始めるためには着付けを覚えたり、いろいろ用意するものがあります。
でも、そういった準備も含めて、ワクワクしながら楽しく着物生活を始めましょう!
こちらの記事では、着物生活を始めたい!着物を普段着にしたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟
どうぞ、着物生活を始める際のご参考になさってください(*^^*)
普段着物ってどんな時に着るの?
「着物生活」や「普段着物」って、私は、着物を着て普段(今まで)の生活と変わりなく過ごすという意味だと思っています。
実際に私は、着物をこういった時に着ています☟
などなど、書き出したらきりがありませんが(^^;。。
つまり、着物友達や夫とのちょっとしたお出かけから、一人でぶらっと出かける時、家の中で過ごす時など、普段の生活のいろいろなシーンで着物を着ています。
ただ、いつでも着物で良いと思っているわけではなく、私は、普段に着物を着る時は、「どこに行くか」よりも「誰と過ごすか」で着物を着るか洋服にするか決めています。
一人で出かける時などは自由ですが、一緒に過ごす相手が自分が着物を着ていることで嫌な思いをしないか、一度イメージしてみると良いかもしれません。
とは言え、着物生活をすることは自由。周りの目が気になる場合は、「私はこういうスタンスです!」と胸を張りましょう(*^^*)
逆に、着物を着るのはちょっと…という時もあります☟
病院を受診したり健康診断に行ったりする場合、着ているものを脱がなければならないことがありますが、どんなに着付けに慣れている人でも、どう頑張っても、着物は洋服より脱ぎ着するのは時間がかかるでしょう。
元医療従事者の私から言わせてもらっても、着物で病院はちょっとありえません(^^;
また、着物は洋服で言うとベルスリーブの服にロング丈のタイトスカート、つっかけを履いているようなものなので、洋装のパンツスタイルなどに比べると断然動きづらいです。
スポーツやアウトドアをする時も、着物はふさわしいとは思えません(^^;。。
着付けは習うべき?
着付けを覚えるには、「着付け教室で習う」か「自分で学ぶ」といった方法があります。
両者のメリットデメリットは、それぞれこういった感じです☟
メリット | デメリット | |
---|---|---|
着付け教室で習う | 分からないことをすぐに聞ける 実際に見てもらってアドバイスを受けられる | 費用がかかる スケジュールが決まっている |
自分で学ぶ | 費用がかからない 自分の都合に合わせて学べる | 分からないことをすぐに聞けない 実際に見てもらってアドバイスを受けられない |
着付けを覚える際にどういったことを優先したいかで、着付け教室で習うか自分で学ぶかを決めると良いと思います(*^^*)
ちなみに、私は本を読んで自分で着付けを学びましたが、普段着物からフォーマル着物まで問題なく着ることができています!
・着付け教室で習うメリットデメリット
着付け教室で習うことのメリットは、何と言っても「分からないことをすぐに聞ける」「実際に見てもらってアドバイスを受けられる」ということです。
私自身は独学で着付けを覚えましたが、着付けが上達したのは、近所にあった呉服屋さんに着付けで分からないことはすぐに質問をしたり、自分の着付けを直接見てもらってアドバイスを受けられたからだと思っています。
ただ、着付け教室の費用は決して安くはないというところがハードルが高いと思いますし、スケジュールが決まっているのもなかなかネックです。
無料の着付け教室もありますが、カリキュラムの一部にある着物販売会への出席が必須であり、断りづらくて高い着物を買ってしまったとか、断ると講師の態度が悪くなったといったこともあるそうです(^^;
私の叔母は、無料の着付け教室で1円も払うことなく、しっかりと着付けを覚えましたよ(*^^*)
・着付けを自分で学ぶメリットデメリット
着付けを自分で学ぶことのメリットは、断然、費用がかからないこと、自分の都合に合わせて学べることです。
着付けに必要なものさえ揃っていれば、今すぐにでも始められます(*^^*)
ただ、分からないことがすぐに聞けない、実際に見てもらってアドバイスを受けられないのは、研究熱心でないと上達はなかなか大変かもしれません(^^;
呉服屋さんと仲良くなったり、着物上級者の友達を作ると、着付けが上達しやすくなると思います(*^^*)
・おすすめ着付け動画
自分で着付けを覚える場合は、こちらの2本の動画が分かりやすいのでおすすめです(*^^*)
☟「衿付半襦袢の着方」はこちらの動画で確認できます。
☟「着物の着方と半幅帯の結び方」はこちらの動画で学ぶことができます。
「木ノ花」さんのYouTubeチャンネルでは、着物初心者さんにも分かりやすい着付けや帯結びの動画をたくさん配信していますので、ぜひ、チェックしてみてください(*^^*)
着物生活を始めるために用意するもの
着物生活を始めるために用意するものをご紹介します(*^^*)
・おすすめは木綿の着物
着物生活を始めるのにちょうど良い私がおすすめする着物は、「木綿の着物」です。
絹の着物はお手入れが大変ですし、よそゆき感が出てしまうので普着段向きではありません。
ウールも普段使いには良いですが、新品は意外に値が張る上にあまり出回ってもいないので、手に入れるのが難しいです。
木綿の着物ですと、そのカジュアル感が普段着物にピッタリで、お手入れも自宅で問題なくできます。
また、いろいろなショップで取り扱っていますので、自分の気に入ったものを見つけやすいです。
☟可愛いのにお手頃価格で購入できる「KIMONOMACHI」さんの木綿着物は、普段着としてはもちろん、街着として着てもすごく素敵で、私も愛用しています(*^^*)
「KIMONOMACHI」さんで購入した木綿着物のレビュー記事がありますので、よろしければお読みください☟
・長襦袢は必要ない
着物のすぐ下には「長襦袢(ながじゅばん)」を着ます。
長襦袢は着物とほぼ同寸のもので(おはしょりがない分、丈は短い)、次のような目的で着ます☟
長襦袢は着物の寸法に合わせて用意しなければならない、というのが厄介です。。
でも、家の中や、ちょっとした外出で着る普段着物では、長襦袢は着なくて大丈夫です(*^^*)
長襦袢の代わりに使えるのが、「衿付き肌襦袢」です☟
「衿付き肌襦袢」は肌襦袢(和装用の肌着)に衿が付いたもので、長襦袢を着ているように見えますが、筒袖ですので、どんな寸法の着物にも合わせられて簡単に着物を着たいときに重宝します。
長襦袢のいらない着付けの仕方については、こちらの記事で詳しくご紹介しています☟
・必要なアイテム一覧
着物生活を始めるために必要なアイテムをまとめました☟
帯は「半幅帯」ですと、帯揚げ・帯締めといった小物なしで簡単に結べますし、アレンジもいろいろ楽しめるのでおすすめです。
「和装ブラ」は、着物生活をするのであれば、一つは持っておきたいアイテムです。
衿付き肌襦袢は「裾除け」と組み合わせて使いますが、洋装用のペチコート等でも代用できます。
「腰紐」と「帯板」は100均アイテムで代用品を用意することもできます☟
「足袋」は、普段着として着物を着るのであれば、「コハゼ」の付いていないストレッチ足袋がおすすめです(*^^*)
・あると良いアイテム一覧
着物生活を始めるためにあった方が良いアイテムをまとめました☟
「帯締め」や「帯留め」があると、コーディネートの幅が広がって着物生活がより楽しくなります。
帯締めや帯留めは簡単に手作りすることができます☟
家の中だけで着物を着るときでも、簡単な補正はした方が良いです。
補正は「タオル」と「腹巻」を組み合わせて使うと手軽にできます☟
家の中だけで着物を着るのではなくお出かけもするのでしたら、「草履」または「下駄」が必要です。
秋冬の季節でしたら、ブーツも素敵です(*^^*)
着物生活を始めるためにかかる費用
着物生活を始めるための、普段着物を揃えるのにかかる費用はいくらほどでしょうか?
必要なアイテムのみをそろえる場合で、着物と半幅帯は「KIMONOMACHI」さんの木綿着物と木綿の半幅帯のセット商品を、代用品で済ませられるものは代用品で、その他は一般的なお値段のもので計算してみますと…
着物と半幅帯のセット(21,990円)+腰紐・帯板・裾除け(代用品)+衿付肌襦袢、和装ブラ、足袋(合わせて7,000円)
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約29,000円でした。
私が一番最初に買った着物は絹のお誂え品で、名古屋帯とセットで15万円でした…(-_-;)
もし、もっとお安く済ませたいのでしたら、「メルカリ」などを利用する手もあります。
私がメルカリで手に入れたお気に入りのウールの着物や半幅帯は、中古品にはなりますが、一番安いもので1,500円、高いものでも4,000円です。
「メルカリ」を着物生活に上手に取り入れましょう☟
『着物生活を始めたい!着物を普段着にしたい時の準備』まとめ
着物生活を始めたいと思われているかたへ、着物を普段着にしたい時の準備についてご紹介しました。
まずは、自分がどういった時に着物を着たいのかをイメージして、着付けをどうやって覚えるか、着物生活を始めるために何を用意するかを考えましょう!
着物生活を始める際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。