お手入れ【ウールの着物】

皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『ウールの着物のお手入れの仕方』についてお話しさせていただきたいと思います。

普段用にと「メルカリ」で購入したウールの着物を、着用前に洗濯することにしました。ウールの着物は自分でお手入れできるところが良いですね。洗濯機を使う事もできますが、後々、絹の着物も自分で洗濯してみようと思っているので、予行演習も兼ねて手洗いすることに。

*着物のお手入れについてまとめた記事がありますので、よろしければ、合わせてお読みください。☞『着物のお手入れのこと』

☝着物を着るなら、ぜひ持っていたい「絹用洗剤 シルクランドリー」。使用感も良く、私も愛用しています。レビュー記事もありますので、よろしければ、お読みください。

『お手入れ【絹用洗剤を使う】』

こちらの着物をお手入れします

普段着物としてメルカリで購入した格子柄のウールの着物は、送料込みで1,500でした。ウールの着物はカジュアルな素材感と自分でお手入れできるところが魅力的です。

お手入れの手順

着物のお手入れについて改めて勉強しようと思い購入した、安田多賀子さん監修の「いちばんやさしい着物のお手入れ・お直しの基本」という本に書かれている「木綿の着物の洗い方」を参考にお手入れをします。

準備

洗う着物のつくりをチェック

今回、洗濯する着物の素材はウールで、えりは広えり。えり裏と肩あてには綿素材の生地(手ぬぐいのようです)が使われています。

*縮み具合を調べるため、袖幅・袖丈・肩幅・背身丈・(片側の)後ろ幅+前幅+衽幅の寸法を測りました。

汚れをチェック

えり裏と肩あての背中心のあたりが少し黄ばんでいます。*承知の上で購入しています。

えりをしつけ糸で縫う

ばちえりの場合は中に入っている衽の縫い代などが動いてしまわないようにしつけ糸等で縫い止めますが、今回は広えりなのでしません。

必要なもの

  • たらい(本では約45㎝×45㎝、深さ10㎝程度のものが推奨されています。私はベビーバスを使います)
  • おしゃれ着洗い用の洗剤
  • 固形石鹸(半えりの洗濯用に用意してある洗顔用のものを使います)
  • 歯ブラシ
  • バスタオル
  • ビニールシート

洗濯

洗う、すすぐ

たらい(ベビーバスを使います)に水をはり、おしゃれ着洗い用の洗剤を適量入れます。

本だたみした着物をさらに二つ折りにして入れ、全体を押し洗いします。

汚れの気になるところを部分洗いします。固形石鹸を直接つけて、

歯ブラシでこすります。

もう一度全体をしっかり押し洗いしてから、すすぎます。

脱水

まず、手で絞ります。この後、バスタオルで水分を取ります。

ビニールシートの上に二つ折りにしたバスタオルを広げ、着物を置いて写真のように包みます。

下からバスタオルごと固く巻き込んでいきます。

巻き込んだら両手で上から力を入れてギュッと押し、水分をバスタオルに移します。

干す

物干しスタンドと着物ハンガーを使ってこのように干しました。

アイロンをかける

生乾きのうちにアイロンをかけます。アイロンをかける順番はえりの裏→表とかけた後は全て表側からで、下前の衽→脇の縫い目→下前の前身頃→後ろ身頃(右・左)→反対側の脇の縫い目→上前の衽→上前の前身頃とかけ、最後に両袖を後ろ→前の順番でかけます。

完全に乾いた後、本だたみします。この時、かけ残しがあったところにはたたみながらアイロンをかけます。

*これでお手入れ完了です。

汚れの落ち具合をチェック

予想はしていましたが、黄ばみ汚れは落ちませんでした。

*この後、こちらの着物は広えりをバチえりにお直しして、そのときに肩あてを取り外しています。よろしければ、そちらの記事も合わせてお読みください。

☞『お直し【広えりをバチえりに】』

縮み具合をチェック

洗濯前と洗濯後で寸法を測り、比べてみました。(単位は㎝です)

 洗濯前 洗濯後 
袖幅33.233.3
袖丈49.048.5
肩幅32.532.5
背身丈154.0151.2
(片側の)
後ろ幅+前幅+衽幅
68.868.7

横方向の寸法はほとんど変わりませんでしたが、縦方向の寸法はいくらか短くなりました。縮む事についてはあまり気にしていなかったので、実際に寸法を測った時、丈が短くなっていた事に驚きました。

作業自体は憂鬱になる程、嫌なものではありませんでした。ウールというあまり気を使わなくて良い素材がお手入れそのものを楽にしてくれます。とは言え、縮むということが分かりましたので、洗濯機洗いよりも手洗いをした方が良さそうです。そして、出来上がりサイズのものを購入する時には身丈が自分の身長に対してギリギリのものは選ばないよう、また、嘘つき袖を作る場合は一度洗濯をしてからの方が良さそうだなと思いました。

おわりに…

自分でお手入れできる、と言いましても着物のように大きな物を洗って干してアイロンをかけて…というのはなかなか大変なものです。ですが、着物に限らず身のまわりの物のお手入れをするということは、生活している以上は仕方のないことですね…。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

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