着物を長襦袢なしで着るにはどのような方法があるでしょうか。着物を着るときの長襦袢の代用品や、長襦袢を安く用意する方法をご紹介いたします。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミと申します。
着物を着るときには、着物のすぐ下に「長襦袢」を着ます。
着物との重ね着のお洒落を楽しめたりして良いのですが、この長襦袢、ちょっと厄介な存在だと思いませんか?
着物と長襦袢の寸法が合っていないと、着物の袖口やふりから長襦袢の袖が飛び出たりして、かっこ悪いんですよね。。
持っている着物がすべて同じ寸法であれば長襦袢を着回せるのですが、なかなかそうはいかない場合もあると思います。
それに、ちゃんとした長襦袢はお値段がそれなりにしてしまうので、用意するのは大変です。
こちらの記事では、着物を着るときの長襦袢の用意を少しでも楽にしたい!と思われているかたへ、以下の項目についてご紹介します。
着物を長襦袢なしで着る場合や、長襦袢を安く用意したい場合のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)
長襦袢の役割
長襦袢は和服用の肌着で、肌襦袢と着物の間に着るものです。
長襦袢はこういった目的で着ます☟
着物の下に長襦袢を一枚重ねて着る事で防寒対策になります。
着物と同じ形、同じ大きさのものを下に着ることで、皮脂などの汚れが着物に付かないようにするといった役割もあります。
また、着物を着たときは脚の開き具合に制限がかかって動きにくく感じますが、すべりの良い素材の長襦袢を下に着ることで、足さばきが良くもなります。
長襦袢は着物の袖口やふりから見えるので、着物との重ね着のお洒落を楽しめます!
着物を長襦袢なしで着る方法
着物を長襦袢なしで着るには、こういった方法があります☟
着物の衿からは、本来であれば長襦袢に取り付ける「半衿」が見えるのが必須ですので、「長襦袢を着ているように見せるアイテム」を代用品として使います。
肌着に好きなものを使えるため、温度調節をしやすいのが美容衿の良いところですが、着付け後の衿の仕上がりは、衿付き肌襦袢の方が安定するように思います。
それぞれについて詳しくご紹介します(*^^*)
「衿付き肌襦袢」で代用する
着物を簡単に着たい時にも便利!
衿付き肌襦袢とはこういったものです☟
衿付き肌襦袢は、「肌襦袢」と「長襦袢」が合わさったようなアイテムです。
衿付き肌襦袢は、着物の寸法を気にしなくて大丈夫です☟
着付けをするときは、和装ブラなどの下着の上にこの衿付き肌襦袢を着て、その上に着物を着ます。
長襦袢を省略できるので、着物を簡単に着たい時にも便利です。
寒い時などは、下着と衿付き肌襦袢の間に肌着を追加するなどして大丈夫です。
また、衿の部分は長襦袢と同じで、自分の好きな半衿を付けることができますよ(*^^*)
かしこまった場所に着物を着て行くのでなければ、この衿付き肌襦袢を長襦袢の代用品として使うのでじゅうぶんです。
もし、着物の袖口やふりから長襦袢の袖が見えないのが気になるようでしたら、「うそつき袖」というものを合わせて使うと良いですよ(*^^*)
着物を着てしまえば、長襦袢を着ているように見えます。
うそつき袖は、衿付き肌襦袢または着物の肩のあたりに取り付けるようにします。
衿付き肌襦袢は綿素材ですので、ホームクリーニングができるのが嬉しいです(*^^*)
「美容衿」で代用する
手持ちの肌着にも合わせられるから手軽!
美容衿とはこういったものです☟
美容衿は長襦袢の「衿」の部分だけのようなアイテムで、「うそつき半襟」や「仕立て衿」とも呼ばれます。
衿付き肌襦袢と同様、長襦袢を着ていなくても長襦袢を着ている風に見せることができます。
美容衿を使う場合は、下着→肌着→美容衿→着物の順に着付けますが、肌着は和装用肌着の肌襦袢でも良いですし、カットソーなど洋装用の肌着でも大丈夫です。
美容衿はそのままでも使うことができますが、自分の好きな半衿を付けても良いです。
先ほどの衿付き肌襦袢と同様に、「うそつき袖」を使うと、着物を着たときには本当に長襦袢を着ているように見えますよ(*^^*)
☟美容衿は簡単に手作りすることもできます。
☟衿付き肌襦袢と美容衿は、浴衣を着物風に着る時にも使えます!
長襦袢を安く用意する方法
長襦袢を安く用意するには、既製品の安い長襦袢や二部式長襦袢を買って、自分でお直しする方法があります。
長襦袢を誂えるより安く済むのが嬉しい!
ポリエステル素材にはなりますが、楽天市場なら、数千円程度で長襦袢を買うことができます☟
丈の調節が簡単にできる「二部式長襦袢」もあります☟
こういった既製品の長襦袢や二部式長襦袢を、手持ちの着物のサイズに合わせて自分でお直しすると、手間はかかりますが、値段が安く済むので良いと思います。
既製品の長襦袢や二部式長襦袢はつくりが簡単にできていますので、裁縫の得意なかたであれば、難なくできると思いますよ(*^^*)
もちろん、半衿は自分の好きなものに付け替えることができますし、ホームクリーニングもできます。
長襦袢を誂える場合ですと数万円はかかってしまいますが、それに比べるとはるかにお安く済むので、着物に合わせて用意しやすいのではないでしょうか。
『着物を長襦袢なしで着るには?代用品や安く用意する方法』まとめ
着物を長襦袢なしで着るための長襦袢の代用品や、長襦袢を安く用意する方法をご紹介しました。
どうぞ、着物を長襦袢なしで着る場合や、長襦袢を安く用意したい場合のご参考になさってください(*^^*)
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。