6月の単衣にはレースのうそつき袖を

皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『単衣の着物用にレース生地でうそつき袖を作る』という事についてお話しさせていただきたいと思います。

単衣に仕立てた絹のもので一着だけ持っている「花織」の着物。ですが、長襦袢は単衣仕立てのものがありません。今までこの花織の着物を着る時には「袖無双胴抜」に仕立てたものか「夏物」の長襦袢を合わせていたのですが、袖無双胴抜は見た目も着た感じも重たく単衣の着物には合いませんし、持っているただ白いだけの夏物ではつまらないコーディネートになってしまいます。そこで、この花織の着物用にレース生地でうそつき袖を作ることにしました。単衣仕立てのうそつき袖は作るのが簡単で、さらにスナップボタンをつけて取り外しができるようにしました。

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うそつき袖の作り方

*高校の和裁の授業で浴衣を習った時の袖の縫い方を参考にして作ります。

素材

タグをきちんと見ていなかったので覚えていないのですが、ポリエステルやレーヨンのような伸縮性と光沢のある生地です。普通幅で、メーター1,980円のものを110㎝購入しました。

採寸・カット

生地の左右の「みみ」を利用し、横並びに右袖と左袖の二つをとります。

うそつき袖(長襦袢の袖)の寸法

  • 🅰袖丈…着物の袖丈-2分(0.76㎝)
  • 🅱袖幅…着物の袖幅-2分(0.76㎝)

〈縫いしろ〉 ①3㎝ ②4㎝ ③2㎝ 

縫う

生地を外表になるよう半分に折り、袖下の端から0.5㎝のところを左右の端から端までなみ縫いします。

0.1㎝のきせをかけます。

裏返して袖裏を出し、アイロンで落ち着かせます。

そのまま(中表)の状態で袖山からできあがり袖丈のところを生地の端から端までなみ縫いします。

0.2㎝のきせをかけます。

表に返してアイロンで落ち着かせます。

袖口側は1㎝→1㎝に三つ折りをし、袖つけ側は4㎝のくけしろで折ってアイロンで落ち着かせます。縫いしろを倒した方が内袖側になります。

袖口側。1㎝程度の間隔で三つ折りぐけをします。

袖つけ側。3㎝程度の間隔でみみぐけをします。

仕上げ

袖口どまりを縫い留めます。自分用に誂えた長襦袢の見様見真似ですが、肩山から26㎝のところの生地を手縫い糸2本どりで小さく2回すくってから結び、糸端を3㎝ほどの長さに切り揃えました。これで、片袖が完成しました。もう片方の袖も仕上げます。

着物に直接うそつき袖を縫い付けても良いのですが、取り外しができるように着物と完成したうそつき袖の両方にスナップボタンを縫い付けます。肩山とその両サイドのそれぞれ5㎝離したところ3ヶ所ずつに縫い付けました。この時、着物の袖つけのラインとうそつき袖の袖つけ側の端が揃うように、着物の袖口よりもうそつき袖の袖口が2分控えているようにします。

*追記*

スナップボタンは前袖側と後ろ袖側の袖付けどまりの少し上の部分にも追加しました。合わせると両袖で10個のスナップボタンが付いています。

着付けをするときは

長襦袢を着ない代わりに「えり付きの肌襦袢」を着物の下に着ます。

*えり付きの肌襦袢はこちら☟で購入できます。

*9月の単衣の時期用に、秋らしい色柄の生地で別のうそつき袖を作っていますので、よろしければ、そちらの記事も合わせてお読みください。

☞『9月の単衣に合わせるうそつき袖』

おわりに…

ストレッチのきいた生地でしたので採寸等をするのには苦労しましたが、素敵に仕上がり、また花織の着物ともよく合っていてとても気に入っています。単衣の着物を着る時の悩みの種であった襦袢問題でしたが、これで解決できました。レースの生地はとても上品ですし、透け感が軽やかで単衣の時期にはピッタリだと思います。反物から誂えるものにはないデザイン性も素敵ではないでしょうか。よろしければ、皆さまも、ぜひ。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

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