柏餅の葉っぱの色は2種類ある?違いや理由をご紹介します

柏餅の葉っぱの色は2種類あります。柏餅の葉っぱの色の違いや2種類ある理由をご紹介いたします。


こどもの日が近づいてくると、スーパーやお菓子屋さんなどでよく見かける「柏餅」。

皆さん、一度は食べたことがあるのではないでしょうか(*^^*)。

ところで、この柏餅の葉っぱの色には、緑色と茶色の2種類あるのにお気づきでしたか?

柏餅の葉っぱの緑色と茶色の違いは何なのか、どうして2種類あるか、ちょっと気になりますよね。。

柏餅の葉っぱの色の違いや2種類ある理由を知って、柏餅をおいしくいただきましょう。

こちらの記事では、柏餅の葉っぱの色の違いや、2種類ある理由が知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟。

  • 柏餅の葉っぱの色の違いは何?
  • 柏餅の葉っぱの色が2種類ある理由は?
  • 柏餅の葉っぱは食べてもいいの?
  • 柏餅の葉っぱには意味があるの?

どうぞ、柏餅の葉っぱの色の違いや、どうして2種類あるのか理由をお知りになる際のご参考になさってください(*^^*)。

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柏餅の葉っぱの緑色と茶色の違い

柏餅の葉っぱの緑色と茶色の違いは、加工方法や保存方法によります☟。

  • 緑の葉っぱ…加熱処理していない、または、変色しないように加熱処理している。変色防止目的の食品添加物を使用して真空保存している。
  • 茶色の葉っぱ…加熱処理している(加熱処理していないものもある)。乾燥保存している、または、変色防止目的の食品添加物を使用しないで真空保存している。

柏餅の葉っぱが持つ葉緑素は、酸や熱によって影響を受けると、緑色から茶色に変色します。

柏餅の葉っぱを殺菌のために茹でたり蒸したりして加熱処理した場合がそれです。(変色しないように加熱処理している緑色の柏餅の葉っぱもあります)

また、乾燥する(空気に触れ続ける)ことで酸化しますが、これによっても変色が起きます。

柏餅の葉っぱの変色を防ぐために使われている食品添加物には、酸化防止剤としてのビタミンCや酸化防止効果や変色防止効果のあるクエン酸などがあげられます。

現在、市販されている柏餅の葉っぱには緑色と茶色があり、洗っただけのものや加熱処理をしたもの、乾燥保存しているものや、塩やpH調整剤としてのクエン酸に漬けて真空保存しているものなど様々です。

☟柏餅を手作りする際に「緑色」の葉っぱを使いたいけれど、ちゃんと加熱殺菌しているものがいい!というかたにおすすめの柏餅の葉っぱです(*^^*)。

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こちらのショップでは、同じく加熱殺菌された柏餅の葉っぱで、茶色の葉っぱも取り扱っています。

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柏餅の葉っぱに緑色と茶色の2種類ある理由

柏餅が食べられるようになったのは江戸時代からですが、その頃は、柏餅の葉っぱはその年に採集した緑色のものを使っていました。

それが明治時代になり、茶色の葉っぱを使うようになったのは、新暦が取り入れられたため。

端午の節句は柏の葉っぱが成長する前の時期にずれ、前年に採集し保存しておいた柏の葉っぱが茶色をしていたからです。

加工方法や保存方法の発展により緑色の葉っぱも使えるようになりましたが、需要があり、茶色の葉っぱもそのまま残りました。

現在は、柏餅の葉っぱは緑色と茶色の2種類が売られていて、お店によってはあんの種類を区別するために使い分けたりしています。

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柏餅の葉っぱは食べない

昔から植物の葉っぱは、殺菌、保湿、香りづけ、食材同士のくっつき防止等の目的で、料理をするときや盛り付けに使われてきました。

「柏」には、“食べ物を乗せる器”“食べ物を料理するための道具”といった意味もあります。

植物の葉っぱを使ったお菓子にはいろいろあり、葉っぱも一緒に食べるものもありますが、柏餅の葉っぱは、できあがった餅を包むのに使い、柏餅の葉っぱ自体は食べません。

柏餅の葉っぱを食べてしまっても害はないそうですが、食感が悪く、独特の苦みもあるようです。

西日本では、「サルトリイバラ」の葉っぱを使った餅が柏餅として親しまれていますが、このサルトリイバラの葉っぱは、餅と一緒に食べます。

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柏餅の葉っぱは「子孫繫栄」を意味する縁起物

柏餅に柏の葉っぱが巻かれているのは、柏の葉っぱが「子孫繫栄」を意味する縁起物だからです。

古来より神聖な木とされてきた「柏」の葉っぱは、秋に枯れても、春になって新しい芽が出るまでは落ません。

このことから、「親から子へと代が途切れない=子孫繫栄」を意味する縁起物とされ、その柏の葉っぱで巻いた柏餅を、男の子の成長を願う「端午の節句」に食べるようになりました。

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『柏餅の葉っぱの色は2種類ある?違いや理由』まとめ

柏餅の葉っぱの色の違いや2種類ある理由をご紹介しました。

柏餅の葉っぱの緑色と茶色の違いは、加工方法や保存方法による☟。

  • 緑の葉っぱ…加熱処理していない、または、変色しないように加熱処理している。変色防止目的の食品添加物を使用して真空保存している。
  • 茶色の葉っぱ…加熱処理している(加熱処理していないものもある)。乾燥保存している、または、変色防止目的の食品添加物を使用しないで真空保存している。

柏餅の葉っぱの色は、新暦が取り入れられて端午の節句の時期がずれたことや、加工方法や保存方法の発展により変化してきたが、現在は、緑色と茶色の2種類がある。

柏餅の葉っぱの色の違いや、どうして2種類あるのか理由をお知りになる際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

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