お月見団子を乗せる台「三方」は100均のダイソーにあるのでしょうか。また、三方を手作りすることはできるのでしょうか。十五夜団子の器についてご紹介いたします。
秋の行事「お月見」を楽しむかたは、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、お月見をするときには「お月見団子」が欠かせません(*^^*)。
ところで、お月見団子はよく「三方」という台の付いた器に積まれていますが、お月見団子を飾るときに三方に乗せると、雰囲気が出てよりお月見を楽しむことができそうですよね。
ですが、家庭でお月見を楽しむ場合、ちゃんとした三方ではなく100均のダイソーや手作りした三方でいいかな…なんて思いませんか?
こちらの記事では、お月見団子を乗せるための台「三方」を100均のダイソーや手作りで簡単に用意したい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします。
お月見団子を乗せる台「三方」を、100均のダイソーや手作りで用意される際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)。
お月見団子を乗せる台「三方」は100均のダイソーで買える
こちらの三方は、お正月シーズンに100均のダイソーで購入した「三方の置物」という商品です。
正式なものではなく飾り用といった感じですが、雰囲気はじゅうぶんに出ます。
大きさは、器の部分が約10cm四方、台と器を合わせた高さも約10cmです。
お正月シーズン以外では、お月見シーズンを迎える頃にも見かけました。(自宅近くのダイソーでは8月末頃には食器コーナーに陳列されていました)
ダイソーで三方を買いたいかたは、お正月やお月見の時期に店頭をチェックしてみてください。
三方は100均のダイソー以外では、ホームセンターなど神具小物を取り扱っているお店や、通販でも買うことができます。
100均のダイソーの三方ですとデザインは選べませんが、ホームセンターや通販でしたら、台の高さが低いもの、2本足タイプ、色の付いたものなど、いろいろな三方があります。
お月見団子を乗せる台「三方」を手作りする方法
お月見団子を三方に乗せるとお月見の雰囲気が出て素敵ですが、三方が手に入らないこともあると思います。
そんなときには、三方を手作りしてお月見団子を乗せましょう(*^^*)。
・牛乳パックと厚紙とラッピングペーパーで三方を手作りする
牛乳パックと厚紙とラッピングペーパーで、三方を手作りすることができます。
100均のダイソーで購入した三方とほぼ同じ大きさの三方の作り方をご紹介します☟。
【三方の器部分を作る】
厚紙を16㎝四方にカットして、写真のように印を付けます。
印の通りに折り目を付けます。*裁縫用のヘラや目打ち、インクの切れたボールペンなどで一度なぞっておくと、きれいに折ることができます。
写真の黄色いラインの部分に切り込みを入れます。*四隅の小さな四角がのりしろとなります。
器の側面になる部分を立ち上げ、のりしろにボンドなどを付けて固定します。
【三方の台を作る】
牛乳パックは底から7.5㎝の高さのところで平行にカットします。
ラッピングペーパーをカットして、牛乳パックのまわりに貼り付けます。*牛乳パックの絵柄が透けて見えるため、ラッピングペーパーは2重にしました。
4つある側面のうち、3箇所のみに丸く穴を開けます。*キャップなどを利用して丸く印を付けると良いです。
【三方を仕上げる】
厚紙で作った器に貼り付けるラッピングペーパーを、写真のようにカットします。
器の底部分に当たる4辺を折り、一度、厚紙で作った器にはめてみて、必要であれば微調整をします。
器の側面の立ち上がりに沿わせてラッピングペーパーを折り、のりで貼り付けます。*のりを付ける部分は外側だけで大丈夫です。
ボンドで器と台をくっつけます。
牛乳パックと厚紙とラッピングペーパーで手作りする三方ができあがりました。
・お皿を組み合わせて三方を手作りする
大きめの丸い平皿と四角い小鉢を組み合わせることで、三方を手作りすることができます。
お皿と小鉢の間にはシリコンゴム製のコースターや鍋敷きを敷くと安定すると思います。
【お盆だけでもOK】
和のアイテムであるお盆は、それだけでも雰囲気が出て素敵です。
もともと、三方は折敷と台が分かれていて、折敷の部分だけで使うこともあったそうです。
・折り紙で三方を手作りする
三方は折り紙で手作りすることができます(*^^*)。
折り紙ではありますが、三方の足の部分はしっかりとしたつくりになっています。
15cm四方の折り紙でできるのは、お月見団子1個分の小さな三方です。
かわいらしいサイズですので、小さなスペースにお月見団子を飾るときにはピッタリです。
☟折り紙の三方の作り方は、こちらです。
お月見団子を乗せる台「三方」の使い方
お月見団子を乗せるための台「三方」は、「さんぽう」または「さんぼう」と読みます。
三方は神様にお供えする供物を乗せる器。お月見は本来、「収穫祭」としての意味があり、お月見団子は月の神様へのお供え物です。
三方は木製で、直方体の台の上に「折敷(おしき)」と呼ばれる器が乗っている構造をしています。
この台の3方向に穴があいているので「三方」という名前が付きました。
・三方は穴のない面を月に向ける
三方を置くときには向きに注意しましょう。
折敷には一ヶ所継ぎ目があり、継ぎ目とは反対側を神様(月)に向けるようにします。
台の穴のあいていない面は折敷の継ぎ目とは反対側にあるので、台は穴のない面を神様(月)に向けることになります。
・三方にお月見団子を乗せるときには敷き紙を使う
お月見団子を三方に乗せるときには、折敷の上に「敷き紙」を敷き、その上にお月見団子を乗せるようにします。
敷き紙は形(正方形・長方形)、大きさ、色柄などいろいろあるようですが、お月見団子を乗せるときには柄の無い白色のものを使うのが一般的です。
先ほどご紹介した100均のダイソーの三方に敷く敷き紙は、懐紙を使うとちょうど良いです。
長方形の敷き紙を使う場合は二つ折りにします☟。
【敷き紙の折り方】
裏側を上にして置き、手前から奥へ三角形に折ります。写真のように右側が上に重なるようにします。
【間違った敷き紙の折り方】
折った敷き紙の角がクロスしている、また、左側が上に重なるのは「凶」となるのでいけません。
【敷き紙の乗せ方】
敷き紙を三方に乗せるときには、敷き紙の折り山を神様(月)に向けるようにします。
三方に乗せるお月見団子の数と並べ方
三方に乗せるお月見団子の数や並べ方には決まりがあります。
お月見団子を乗せる数は十五夜と十三夜で違います。
十三夜にお月見団子を13個並べるときは、15個の場合の3段目・2段目と同じようにします。
お月見団子の積み方と数について詳しくご紹介しています☟。
お月見は、十五夜と十三夜の両方にすると良いですよ(*^^*)。
お月見団子はススキや果物や野菜と一緒に飾るのも良いです(*^^*)。
ススキの飾り方やお月見のお供え物の配置について詳しくご紹介しています☟。
十五夜のお月見で、お月見団子と一緒に飾ると良い果物や野菜について詳しくご紹介しています☟。
『お月見団子の台「三方」はダイソーにある?手作りできる?十五夜団子の器』まとめ
お月見団子を乗せる台「三方」は100均のダイソーにあるのか、また、手作りすることはできるのか、十五夜団子の器についてご紹介しました。
お月見団子を乗せる台「三方」は、店舗や時期にもよるが100均のダイソーで買える。
どうぞ、お月見団子を乗せる台「三方」を、100均のダイソーや手作りで用意される際のご参考になさってください(*^^*)。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。