
お月見を子どもと楽しむには何をすると良いのでしょうか。十五夜を子どもと楽しむ方法をご紹介いたします。
小さな子どものいる家庭では、日本の行事を楽しむことが多いのではないでしょうか。
日本の行事にはいろいろありますが、「お月見」もその一つ。
子どもが保育園や幼稚園に通っている場合は園でもお月見の行事をすると思いますが、家庭でもお月見の行事を子どもと楽しみたいですよね(*^^*)。
こちらの記事では、お月見を子どもと楽しむための方法をお探しのかたへ、以下の項目についてご紹介します。
どうぞ、お月見を子どもと一緒に楽しむためのご参考になさってください。
お月見の意味は「収穫祭」

お月見は「中秋の名月」や「十五夜」とも呼ばれますが、どういった意味合いがあるのかご存知でしょうか。
お月見には「収穫祭」としての意味があります。
旧暦の8月15日に美しい月を鑑賞しながらお供え物をして、月の神様に豊作への祈りと感謝の気持ちを捧げるようになったということです。
このお月見、もともとは中国から入ってきた風習であり、最初はただ美しい月を鑑賞するといった上流社会の間だけの風雅な催しだったそうです。それが後に庶民の間にも広がり、この時期に収穫できる食べ物に感謝する収穫祭と結び付いたのですね(*^^*)。
ちなみに、旧暦では7・8・9月を秋としていたため、その真ん中の8月15日を「中秋(ちゅうしゅう)」と呼びます。また、旧暦の毎月15日の夜は満月であり、これが「十五夜」ですが、通常は8月15日の夜ことを指します。
お月見を子どもと楽しむ方法

現代では、お供え物をして、きれいな月を眺めながら、食べ物への感謝と健康を願うのが「お月見」です。
お月見を子どもと楽しむには、具体的にはこういったことをすると良いですよ(*^^*)。
まずは、子どもと一緒にきれいな月を眺めましょう(*^^*)。
この時期の月は、地表からの高さが大気に邪魔されない、かつ、見やすい位置にあることと、空気が乾燥しているために、一年で最もきれいに見えます。
【二夜の月、片見月】
お月見は「十五夜」のあとに、「十三夜」にもするのをご存知でしょうか?
「十五夜」と「十三夜」に見られる二つの月を合わせて、「二夜の月(ふたよのつき)」と言います。
「十五夜」と対をなす「十三夜」、どちらか一方の月しか見ないことを「片見月」と言い、縁起が悪いとされているんです。
「十三夜」も、「十五夜」と同様にお月見を楽しみます。
☟「十五夜」と「十三夜」の日程です。どうぞ、お子さまと一緒にお月見を楽しんでくださいね(*^^*)。
十五夜 | 十三夜 | |
---|---|---|
2021年 | 9月21日(火) | 10月18日(月) |
2022年 | 9月10日(土) | 10月8日(土) |
2023年 | 9月29日(金) | 10月27日(金) |
そして、お月見には「お月見団子」や「ススキ」といったお供え物が欠かせません。
子どもと一緒にお月見団子を手作りして飾ったり、ススキを飾ったりしましょう。
お月見のお供え物については、次で詳しくご説明します☟。
お月見のお供え物と意味

お月見のお供え物にはこういったものがあります☟。
それぞれのお月見のお供え物の意味についても見てみましょう。
お月見団子

もともとは収穫のお祝いとして、その時期に収穫した野菜や果物をお供えしていたそうですが、江戸時代からは、お米の粉で月に見立てた丸いお団子を作るのが習慣になったそうです。
お月見団子をピラミッド型に高く積むのには、祈りと感謝を月まで届かせたいという思いが込められています。
農作業は月齢を基準とした太陰暦が使われていたため、月の神様には五穀豊穣のご利益があるとされていたのです。
お月見団子は作り方が簡単ですので、小さな子どもも一緒に作ることができます。
どうぞ、お子さまと一緒にお月見団子を手作りしてお月見を楽しんでください(*^^*)。
☟お豆腐を使ったおいしいお月見団子のレシピをご紹介しています。
☟お月見団子を飾るときには、数や並べ方が決まっています。
☟お月見団子を「三方」に乗せると、お月見の雰囲気がより出て素敵です(*^^*)。
ススキ

ススキには月の神様を呼ぶ「依り代」としての意味があります。(依り代は神霊のよりつくもののこと)
本来は稲穂をお供えするところ、時期的に稲穂がなかったために、形の似ているススキを飾るようになったということです。
また、ススキの切り口は鋭く魔除けになると考えられてきました。ススキをお供えするのには無病息災の願いも込められているのですね。
ススキと一緒に、ススキ以外の「秋の七草」をお供えするのも良いです(*^^*)。
☟ススキの飾り方やお月見のお供え物の配置について詳しくご紹介しています。
野菜や果物

野菜や果物をお供えするのには、お月見団子と同じく、豊作への祈りと感謝の意味があります。
別名「芋名月」の十五夜には里芋を、別名「栗名月」「豆名月」の十三夜には栗や大豆をお供えします。
里芋や栗、大豆の他にも、お月見団子やススキと一緒に、お月見の時期に旬の野菜や果物をお供えするのも良いです。
☟お月見に飾ると良い野菜や果物について詳しくご紹介しています。
お月見を子どもと楽しむアイディア
お月見を子どもと楽しむためのアイディアをご紹介します。
<お月見の歌>
お月見の歌にもいろいろありますが、「出た出た月が」はメロディーや歌詞が分かりやすいので、大人はもちろん、小さな子どもでも歌いやすいです(*^^*)。
<お月見の絵本>
お月見をテーマにした絵本を子どもに読み聞かせるのも良いですよ(*^^*)。
☟こちらは季節や行事をテーマにした童話シリーズ「おはなし12か月」の9月のおはなしです。
小さな子ども向きではないかもしれませんが、小学校に上がってからも楽しめます。
<お月見ウサギの折り紙>
子どもと一緒に、お月見にピッタリのウサギの折り紙をして遊ぶのも楽しいと思います。
こちらのかわいいウサギの折り方は、「ばぁばさん」というかたが優しく丁寧に説明してくださっています。
折り紙2枚を使いますが、1枚で顔だけ折っても楽しめますよ(*^^*)。
『お月見を子どもと楽しむには?十五夜の楽しみ方』まとめ
お月見を子どもと楽しむには何をすると良いのか、十五夜を子どもと楽しむ方法をご紹介しました。
お月見には「収穫祭」としての意味があり、現代では、お供え物をして、きれいな月を眺めながら、食べ物への感謝と健康を願う、といったことをする。
お月見を子どもと一緒に楽しむためのご参考になりますと嬉しいです。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。