卒園式や卒業式で着る母親の着物ー色無地・訪問着とはどんなもの?

子どもの卒園式や卒業式で着る母親の着物、「色無地」「訪問着」とはどのようなものなのかご紹介いたします。

ユウミ

こんにちは。

『ユウミ キモノブログ』管理人の

ユウミと申します。

子どもの卒園式や卒業式に母親が着る着物として選ばれることの多い「色無地」「訪問着」はどういった着物でしょうか。

子どもの卒園式や卒業式に母親が着る着物としてふさわしいものなのか、また、色柄の選び方やコーディネートも気になります。

こちらの記事では、子どもの卒園式や卒業式で色無地または訪問着を着たい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟。

  • 子どもの卒園式・卒業式で着る母親にふさわしい着物は?
  • 子どもの卒園式・卒業式で着る色無地と訪問着の選び方は?
  • 子どもの卒園式・卒業式で着る色無地と訪問着のおすすめコーデは?

どうぞ、お子さまの卒園式や卒業式で色無地または訪問着を着る際のご参考になさってください。

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子どもの卒園式・卒業式で着る母親にふさわしい着物は「色無地」「訪問着」

子どもの卒園式や卒業式で着る母親にふさわしい着物は、「訪問着」「付け下げ」「色無地」といったセミフォーマルに適用した着物です。

・訪問着

上半身と裾に絵羽模様が入っている(柄が一枚絵のように繋がっている)華やかな着物。訪問着・付け下げ・色無地の3つの中では1番格が高いものになります。卒園式・卒業式用にレンタルされているものの多くはこの訪問着で、人気の高い着物です。

・付け下げ

訪問着と似ていますが、柄が繋がっていない分、豪華さは控えめです。

・色無地

1色(黒以外)で染め上げた無地の着物。コーディネートが控えめな雰囲気に仕上がりますし、着用シーンや季節を気にせず着られるので、子どもの卒園式や卒業式の着物としても選びやすいです。

また、紋付の江戸小紋は小紋ですが子どもの卒園式や卒業式に着て行けます。

これまで出席してきた3人の息子の卒園式・卒業式では、訪問着を着ているかたがほとんどでした。

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子どもの卒園式・卒業式で着る色無地と訪問着の選び方のポイント

子どもの卒園式や卒業式で着る色無地と訪問着の選び方のポイントを、「着物の柄」と「着物の色味」の2つについてご紹介します。

<着物の柄>

柄の入らない色無地の場合は気にしなくてよいですが、訪問着の場合は注意が必要です。

ネットショップを覗いてみますと、着物は「花柄」が多く、帯は同じく「花柄」か、七宝や菱などの格調ある伝統的な「有職文様」や扇などの「古典柄」が多いようです。

私が子どものセレモニーで実際に着ている誂え品の着物や帯も花柄や古典柄です。

ですが、着物の柄付けによっては、卒園式・卒業式用とされているものでも、少し華やかすぎるかなと思うものもあります。

卒園式・卒業式は子どもが主役ですので、母親が着る着物の柄は主張しすぎないものがよいです。

  • 地色と柄の色のコントラストが強すぎるもの
  • 柄の大きすぎるもの
  • 柄がたくさん入りすぎているもの

は避けましょう。

<着物の色味>

洋装の場合は黒・紺・グレーなどの黒っぽいものを着ることが多いようですが、着物の場合は特に決まりはありません。ご自分の好みや年齢に合ったものを選んでください。とはいえ、やはり、式の主役は子どもですので、派手な色は避けるべきです。

また、あまり白っぽいものですと卒園式・卒業式の雰囲気には合わない気がします。

明るい色味の着物を着る場合は、帯や帯まわりの小物に落ち着いた色味を持ってくることで、卒園式・卒業式に合ったコーディネートになります。

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卒園式・卒業式で着る色無地と訪問着のコーディネート実例

私が息子たちの卒園式・卒業式で実際に着る予定の着物のコーディネートをご紹介させていただきます。

<色無地>

少し明るめの黄色系の色無地です。よく見ると地模様が入っています。

訪問着などの柄ものは着用シーンや季節を選びますが、柄の入らない色無地はそういったことを気にしなくてよいですので卒園式・卒業式にも着やすいです。

帯は薄いグレー地に小花柄が入った袋帯です。

色無地は襟もとのコーディネートが少し寂しくなりますので、重ね襟を使います。半襟は白地に白糸と金糸で小花の刺繡がしてあるものです。

重ね襟、帯揚げ、帯締めにピンク色を持ってきて統一感を出しました。

全体的に少し明るめのコーディネートですが、帯締めに着物と同系色でそれよりも濃い色味のものを使っていますので、落ち着いた雰囲気になっていると思います。

私は、髪が長いのでアップスタイルにしますが、簪は黒塗りのものを挿します。

<訪問着>

着物は地色がグリーン系と落ち着いた色味の訪問着で古典柄の扇が描かれています。

所々に金が使われていておめでたい席にはピッタリですが、柄付けは控えめですので卒園式や卒業式にふさわしいと思います。

帯は先ほどと同じ薄いグレー地に小花柄の袋帯です。黒っぽい帯も合うと思います。

帯が明るめですので、帯揚げと帯締めには濃いめの色を持ってきてコーディネート全体を引き締め、落ち着いた雰囲気にしました。

半襟は白地に白糸で小花の刺繡がしてあるもの。控えめにするために「重ね襟」は使いません。

ヘアアクセサリーも先ほどと同じ黒塗りの簪を合わせました。

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『卒園式や卒業式で着る母親の着物ー色無地・訪問着』まとめ

子どもの卒園式や卒業式で着る母親の着物、「色無地」「訪問着」とはどのようなものなのかご紹介しました。

「訪問着」は上半身と裾に絵羽模様が入っている(柄が一枚絵のように繋がっている)華やかな着物。卒園式・卒業式で着る母親の着物として人気が高い。

「色無地」は1色(黒以外)で染め上げた無地の着物。コーディネートが控えめな雰囲気に仕上がり、着用シーンや季節を気にせず着られるので、卒園式・卒業式の着物としても選びやすい。

着物の柄・色味を選ぶときの注意点
  • 地色と柄の色のコントラストが強すぎるもの
  • 柄の大きすぎるもの
  • 柄がたくさん入りすぎているもの
  • 派手な色

お子さまの卒園式や卒業式で色無地または訪問着を着る際のご参考になりますと嬉しいです。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

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