子どもの入学式や卒業式で母親が着物を着るのはやりすぎなのでしょうか。恥ずかしいものなのでしょうか。入学式や卒業式で着物姿が浮く原因と気を付けるポイントをご紹介いたします。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミと申します。
お子さまの入学式や卒業式には着物で出席をとお考えのかたもいらっしゃると思いますが、着物を着るのは「やりすぎ」と思われないか心配ではありませんか?
着物を着て行って恥ずかしい思いをするのでは…と心配なまま、子どもの入学式や卒業式に出席するのは嫌ですよね(^^;
確かに、入学式や卒業式の着物は気を付けなければ悪目立ちして浮く場合がありますので、入学式や卒業式で着物姿が浮く原因や気を付けるポイントを知っておくと良いと思います(*^^*)。
こちらの記事では、子どもの入学式や卒業式で着物を着ると「やりすぎ」と思われるのか、入学式や卒業式に着物を着て行って恥ずかしい思いをしないか心配!というかたの以下の疑問にお答えします☟。
どうぞ、お子さまの入学式や卒業式で着物を着たいけどもやりすぎと思われるかも…とお悩みの際のご参考になさってください(*^^*)。
☟子どもの入学式や卒業式で着る着物に合わせると良い「羽織もの」についてご紹介しています。
子どもの入学式や卒業式で着物を着るのは「やりすぎ」とは思われない
子どもの卒業式や入学式で着物を着るのは「やりすぎ」ではありません!
最近では、着物を持っていないことの方が多いでしょうし、準備等の手間は洋装に比べて大変になりますので、子どもの入学式や卒業式で着物を着るというかたは少ないです。
ですが、子どもの入学式や卒業式で母親が着物を着ることについてネットの意見を覗いてみますと、好印象なものをたくさん見かけます☟。
着物を着る人からの意見でも、着ない人からの意見でも、「子どもの入学式や卒業式で着物を着たお母さんはとても素敵だった」という書き込みが多く見られました(*^^*)。
ただ、どんなに良いものにも否定的な意見をする人は少なからず存在してしまうもので、子どもの入学式や卒業式で着物を着る母親に対して「目立ちたいの?」といったような、マイナスな考えも少数ですが見かけます。
覚えておきたいのは、「子どもの入学式や卒業式での母親の服装として、着物はふさわしいものである」ということ。
そうした服装ができる(意識できる、着ることができる)母親は、とても素晴らしいと思います。
子どもの入学式や卒業式で着物を着ることがおかしいと言っている人は日本人としての常識を持っていない人ですので、そういった声は気にすることなく、素敵な着物姿で我が子の晴れの舞台に華を添えましょう(*^^*)。
子どもの入学式や卒業式で着物を着て恥ずかしいことはない
子どもの入学式や卒業式で着物を着て恥ずかしいということはありません!
私には3人の子どもがいて、今まで幼稚園、小学校、中学校、高校と、何度も入学式・卒業式に参加してきました。
入学式や卒業式ではセレモニースーツなどの洋装で出席されるかたがほとんどで、着物姿の母親はいつも1クラスに1人いるかいないかでした。
なので、着物姿は、入学式や卒業式では確かに目立ちはします。
ただ、着物姿が目立って人の目が照れくさいということはあるかもしれませんが、それは恥ずかしいということとは違うと思います。
改めて確認しますが、子どもの入学式や卒業式での母親の服装として着物はふさわしいものであり、そう認識している常識を持った保護者がほとんどです。
入学式や卒業式で母親が着物を着ることが恥ずかしいと言っている人がいたとすれば、その人の常識のなさこそが恥ずかしいです。
子どもの入学式や卒業式で着物姿が浮く原因
子どもの入学式や卒業式では洋装で出席される保護者がほとんどですので、着物姿は確かに目立ちはします。
ただ、それが悪目立ちして浮くのであれば良くありません(^^;
実際に子どもたちの入学式や卒業式で見かけた、ちょっとやりすぎかな…と感じた着物姿の浮く原因は、こういったポイントでした☟。
・着物の「格」が入学式や卒業式に合っていない
普段のお出かけの時に着るような総柄の「小紋」に「兵児帯」を合わせた着物姿で来られて、浮いていた母親を見かけました。
子どもの入学式や卒業式にふさわしい着物は、「訪問着」や「色無地」といったセミフォーマルに適用したものです。
ただし、小紋でも例外がありまして、「江戸小紋」は入学式や卒業式でも着ることができます。また、同じ小紋でも、小さな飛び柄はかしこまった印象です。
入学式や卒業式で小紋を着たいな…と思われている場合には、どうぞこちらの記事も合わせてお読みください☟。
・着物の色柄が入学式や卒業式には派手である
ショッキングピンクや蛍光イエローのような派手な色の着物を着た母親は、悪目立ちして浮いてしまっているように感じました。
入学式や卒業式で着る着物の色に決まりはありませんが、「子どもが主役」ということを考え、柄も含めて派手にならないものが良いです。
入学式や卒業式でやりすぎと思われない着物コーディネートをいろいろご紹介しています☟。
自分で着物を用意するのはやりすぎと思われないか心配…という場合には、レンタルですべておまかせするのがおすすめです。
楽天でおすすめしたい宅配着物レンタルショップをご紹介しています☟。
・小物が入学式や卒業式の着物にふさわしくない
半襟やバッグなど、着物に合わせる小物がフォーマル用のものでないと、浮いて見えました。
半襟は白が一般的ですが、子どもの入学式や卒業式でしたら薄く色の付いたものや刺繡がされたものも使えます。重ね襟はコーディネートのバランスを見て使うか使わないかを決めます。
子どもの入学式や卒業式で着る着物に合わせると良い「草履とバッグ」についてご紹介しています☟。
・髪型が入学式や卒業式での着物姿に合っていない
髪型がヘアゴムでザっとひとつにまとめただけの母親が浮いて見えました。
子どもの入学式や卒業式で着物を着る場合、長い髪は着物に合うまとめ髪にすると良いです。
子どもの入学式や卒業式での着物姿に合う髪型
髪型は着物姿にとって重要なポイントです。この部分を手抜きしてしまいますと着物自体が浮くことになりかねませんが、着物姿に合った髪型をしていると、着姿も二度見されるほど素敵になります。
着付け師・ヘアメイクアーティストの『石川由佳さん』というかたが提案される着物用の髪型がとても素敵ですので、そちらから入学式や卒業式の着物姿におすすめの髪型をご紹介させていただきます。
<ミディアム~ロング>
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シンプルなシニヨンは落ち着いた雰囲気になりますので、子どもの入学式や卒業式で着物を着る時の髪型にはピッタリです。こちらは作り方の説明付きですので、自分でヘアセットすることができます。
上品で華やかな夜会巻きは入学式や卒業式といったフォーマルシーンにはピッタリです。あまりきっちり仕上げたものは「やりすぎ感」が出てしまいますが、写真のようにふんわり仕上げますと優しい雰囲気になりますのでとても素敵です。
<ショート>
ショートだからとなにもしないのはイマイチですが、少し手を加えるだけで着物にピッタリの素敵な髪型になります。ショートヘアの場合は、トップにボリュームを、サイドと襟足はタイトに仕上げるとバランスが良いです。
髪の長さが短くても、アップスタイルはできます。モダンでスタイリッシュなまとめ髪はショートヘアならではの髪型でとても素敵です。
石川由佳さんのインスタグラムでは、他にも着物姿に合う素敵な優しく品のある髪型がたくさん紹介されていますので、ぜひ、ご自分に合う髪型を探してみてください。
作り方の説明付きのものもありますので、自分でヘアセットする場合には手順を知ることができますし、サロン等でお願いする時にも参考になります。
入学式や卒業式でも恥ずかしくない着物を着た時の姿勢と所作
最後に、入学式や卒業式でも恥ずかしくない着物姿がより素敵に見える姿勢や所作についてご紹介させていただきます(*^^*)。
姿勢
背筋はピンと伸ばします。頭の先を糸で吊られているような感じです。
立っているときは、つま先を内股気味にし、右足を軽く後ろに引きます。
所作
手を上げるときなどは二の腕が見えてしまわないように、もう片方の手で袖口を押さえます。
歩くときや階段を上り下りするときは、荷物は左手で持ち、右手で着物の上前の端を押さえます。そして、小またで歩き、足首があまり見えないよう注意します。
『入学式・卒業式で着物はやりすぎ?恥ずかしい?浮く原因と気を付けるポイント』まとめ
子どもの入学式や卒業式で母親が着物を着るのはやりすぎなのか、恥ずかしいものなのか、入学式や卒業式で着物姿が浮く原因と気を付けるポイントをご紹介しました。
子どもの入学式や卒業式での母親の服装として着物はふさわしく、やりすぎではない。恥ずかしいということもない。
お子さまの入学式や卒業式で着物を着たいけどもやりすぎと思われるかも…とお悩みの際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
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