30代母親向けの入園式の着物コーディネートをご紹介させていただきます。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミと申します。
私には3人の息子がいますが、私が30代のときに、三男の幼稚園の入園式で実際に着た着物のコーディネートをご紹介させていただきます。
お子さまの入園式や入学式に着る着物のコーディネート選びのご参考になりましたら嬉しいです(*^^*)。
入園式にはこのようなスタイルで
子どもの入園式や入学式に着る着物は、明るい色味を意識したものがよいと思います。
淡いピンク地に白色とピンク色の花が控えめに描かれた訪問着を着ます。
子どもの入園式や入学式に着る着物は、訪問着、付け下げ、色無地といった、セミフォーマルのものが適しています。
訪問着ですと、柄の入り方によっては華やか過ぎてしまい、子どもが主役の入園式・入学式には適さないものもありますが、このくらいの柄付けでしたら、ちょうどよいと思います。
帯はフォーマル用の袋帯を「二重太鼓」にして締めます。
白地にいろいろな花の刺繡がされたデザインです。
帯揚げ、帯締めにはパステル調の黄色を持ってきました。
帯締めは「本結び」にはせず、帯留めを使ってアクセントにします。
半襟は白いものが一般的ですが、薄く色の付いたものでもよいとされています。このときは、襟まわりが少し寂しい感じがしましたので、クリーム色地に小花柄の入ったものを使いました。
髪型はアップスタイルにして、バチ型の簪を挿します。
上着は源氏香柄の道行を着ます。ショールは道行を仕立てたあとの残り布を使って自分で手作りしたものです。
バッグと草履はフォーマル用のセットになったものを使います。バッグは帯地が使われた「がま口タイプ」、草履の鼻緒にもバッグとおそろいの帯地が使われています。
セレモニーにふさわしい装いを考える
もう、何年も前の話になりますが、長男の小学校の入学式のことです。同じクラスのお母さま方で着物を着てらしたのが私を含めて5人くらいだったでしょうか。そのうちのお一人が小紋に兵児帯というカジュアルスタイルでいらっしゃっていました。落ち着いた色味で合わせてお洒落にコーディネートされていましたが、やはり違和感が…。着物ならどのようなものでもよい、というものではないのだな、と改めて強く感じさせられたのでした。「装う」とはその場の雰囲気やそのとき同じ時間を共有する方々の気持ちを大切にするための行為ではないのかなと思うのです。子供のセレモニーにどのようなスタイルで出席するかは人それぞれの考え方があると思いますが、その場にふさわしいスタイルをきちんと選べるような人間でありたいです…。
入園式の日のはなし
新入園児は30名ほどでしたが、着物で来られていた保護者は私の他にはもう一方だけでした。園児や保護者の人数自体少ないとは思うのですが、地域柄でしょうか、入園式だからなのでしょうか、上の子のときも着物で出席される方はあまりいらっしゃいませんでした。少数派だとしても、私はこれからも入園式等の子供のセレモニーには着物で出席したいと思っています。やはり、子供の晴れの舞台に母親が着物姿でいるのは素敵だなと思うのです。
おわりに…
普段やお出かけをするときの着物スタイルとは違い、フォーマル用の着物を着るときは新鮮で身が引き締まる思いがします。特別な日の着物スタイルも、そのときの思い出と一緒に大切にしていきたいです。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。
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