シルクの見分け方はどのようにしたらよいでしょうか。シルクとシルク以外の繊維の燃え方の違いで素材を確認する方法をご紹介いたします。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミです。
表示ラベルの付いていない布製品の場合、シルクかシルク以外の繊維なのか、素材を見分けたい時に困りますよね(^^;
私はよく着物を着るので、持っている着物がシルクかシルク以外の繊維なのかを見分けることはかなり重要になってきます。
実は、表示ラベルが付いていなくても、燃え方を見ることでシルクかシルク以外の繊維なのかを見分けることができるんです(*^^*)
繊維の燃え方の違いを知って、シルクかシルク以外の繊維なのかを見分けましょう。
こちらの記事では、シルクの見分け方、燃え方が知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟
どうぞ、シルクの見分け方や燃え方をお知りになる際のご参考になさってください(*^^*)
シルクの見分け方は「燃え方」を見ることで分かる
シルクとシルク以外の繊維は、それぞれ燃え方が違います!
身近な繊維と言いますと、この4種類があります☟
これらの繊維は、糸端の燃え方の違いで見分けることができます。
もし、表示ラベルが付いていなくて素材を見分けたい場合は、繊維を1本抜き取って、糸端を燃やしてみると確認することができます。
シルクとシルク以外の繊維の燃え方の違い
シルクとシルク以外の繊維の燃え方の違いは、見た感じは写真の通りですが、それぞれ、燃える時の様子についても合わせてご紹介します☟
【シルクの燃え方】
シルクの繊維は、燃やすと「炭化」して、燃えた糸端が黒くまとまります。
この時、少しにおいがします。
【ポリエステルの燃え方】
ポリエステルの繊維の端は、燃やすと一気にクシュっと縮まります。
【コットンの燃え方】
コットンの繊維の端は、燃やすと消えてなくなるようにフワッと燃えます。
【ウールの燃え方】
ウールの繊維は、燃やすと「炭化」して、燃えた糸端が黒くまとまります。
この時、とても臭いにおいがします。
シルクとシルク以外の繊維の特徴
シルクとシルク以外の繊維の見分け方が分かったところで、それぞれの繊維の特徴も確認しましょう(*^^*)
【シルクの特徴】
シルクの特徴はこういった感じです☟
メリット | デメリット |
光沢がある しなやかな肌触り シワになりにくい 吸湿性に優れている 放湿性に優れている | 水洗いすると光沢が消え 収縮・色落ちする 摩擦・熱に弱い 紫外線の影響を受けやすく 変色しやすい 虫やカビに侵されやすい アルカリ性・塩素系洗剤に弱い |
【ポリエステル・コットン・ウールの特徴】
ポリエステル・コットン・ウールの特徴はこういった感じです☟
メリット | デメリット | |
ポリエ ステル | 摩擦に強い 縮みにくい シワになりにくい 虫に侵されにくい 紫外線の影響を 受けにくい 乾きやすい | 熱に弱い 静電気が起こりやすい 毛玉ができやすい 吸湿性が低い |
コットン | 柔らかい肌触り 吸水性が高い 水や熱に強くて丈夫 | シワになりやすい 縮みやすい 洗濯で色落ち・変色 しやすい |
ウール | 保温性が高い 保湿性が高い シワになりにくい 色落ちしにくい | 縮みやすい アルカリ性・塩素系の 洗剤に弱い 虫に侵されやすい 毛玉ができやすい |
『シルクの見分け方は?燃え方の違いで確認する方法』まとめ
シルクの見分け方はどのようにしたらよいか、シルクとシルク以外の繊維の燃え方の違いで素材を確認する方法をご紹介しました。
シルクの見分け方や燃え方をお知りになる際のご参考になりますと嬉しいです(*^^*)
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
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