皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『着物のお手入れ』についてお話しさせていただきたいと思います。
洋服とは違い着物のお手入れは難しそうですね。私はアイテムによって “ 呉服屋さんにお願いするもの ” と“ 自分でするもの ” に分けてお手入れをしています。着物のお手入れについて「プロにお任せしているもの」「自分でしているもの」また「今後自分でしてみようと思っているもの」をまとめてみました。
呉服屋さんにお願いしているお手入れ
自分用に誂えた着物や帯、長襦袢、羽織などの上着、そして母から譲り受けたフォーマル用の着物など、大切なものはプロにお任せしています。
私がいつもお世話になっている呉服屋さんでのお話をさせていただきます。
ガード加工、アフターサービス
着物や帯を仕立ててもらうときには必ずガード加工をお願いしています。そうすることで、汚れが付きにくく、また、落としやすくもなりますし、無料でアフターサービスをしていただけるのです。よく聞くパールトーン加工とは違うものですが、期限がないので(本当はあるそうなのですが、業者さんのご厚意で)いつでも利用させていただいています。着物を着だした最初の頃はガード加工にお金をかけることはないかな…と加工なしで仕立てていただいたのですが、すぐにガード加工の重要性に気が付きました。お手入れのできないものなど、汚れるのが怖くて着ていられません。多かれ少なかれ、着ていれば汚れは付いてしまうものですから…。ガード加工をせずに仕立てられたものたちは、後からちゃんとかけていただきました。その場合は加工の前に丸洗いというものをします。
丸洗い
着物をほどき、元の反物のように端縫いして、全体を溶剤と水で洗う「洗い張り」とは違って、着物の形のまま溶剤を使って洗うというものです。先ほどガード加工をする前にはこの作業をしていただくとお話ししましたが、加工はしないけれど一度キレイにしたいな、というものも丸洗いに出しています。頂き物の着物でちょっと良いものやメルカリで購入した帯がそうです。いつもお世話になっている呉服屋さんでは、キャンペーンの時には2点で3千円くらいのお値段で受けていただけるので、気軽に利用させていただいています。そんな丸洗いも、シミ抜きは別料金になるので、大きな汚れはできるだけ付けないようにしないといけませんね。
自分でしているお手入れ
今現在、自分でしているお手入れをアイテム別にまとめてみました。
*青字をクリックしていただけると、そのお手入れをしたときの記事を読むことができます。
- 半えり⇒絹素材や刺繍などの繊細なのもは襦袢から外して手洗い。ポリエステルや綿素材のものは襦袢(洗える素材)に付けたまま洗濯機で洗う。
- 足袋⇒洗濯機で洗う。汚れがひどいところはその前に部分洗いをする。
- 下着・肌着⇒洗濯機でおしゃれ着洗い。
- 浴衣⇒洗濯機でおしゃれ着洗い。アイロンをかける。
- ウール素材の着物⇒洗濯機でおしゃれ着洗い。アイロンをかける。
- ウールの和装コート⇒洗濯機でおしゃれ着洗い。
- 履物
自分でやってみようと思っているお手入れ
今後、取り入れようと思っているお手入れです。
- 帯揚げ・帯締めの洗濯
- 手作りした絹素材の噓つき袖、腰巻きの洗濯
- 帯の洗濯
- 絹の着物の洗濯
- 絹製品のベンジンを使ったお手入れ
絹素材の着物は、普通は自分で洗うなどするものではありませんが、普段、家の中でしか着ない着物までクリーニングに出すのは考えものです。まずはダメになっても惜しくない着物で試してみようと思っています。絹製品のベンジンを使ったお手入れも、リスクはありますが、これもダメになっても惜しくないものが汚れてしまったときには試してみようと思っています。
おわりに…
「着物を着る」ということに付き物のお手入れですが、これをきちんとしていかなければ着物ライフは送れません。今までのやり方を改めて確認したり、新しいやり方を試し、取り入れたりして、着物ライフをより過ごしやすいものにしていきたいです。
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