お手入れ【半幅帯の素材調べと洗濯】

皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『素材の見分け方と半幅帯のお手入れ』についてお話しさせていただきたいと思います。

和服は洋服のように洗濯表示が付いていないので(付いているものもあります)、この素材は何かしら?と思うことがよくあります。知りたいと思うものは、大体が普段使い用にしている頂き物やメルカリで購入した着物や帯で、自分でお手入れをしたいからです。最近、メルカリで半幅帯を2つ購入したのですが、もともと持っていたもの2つと合わせて一度洗濯しようと思い、その前に素材を調べてみることにしました。

*着物のお手入れについてまとめた記事がありますので、よろしければ、合わせてお読みください。☞『着物のお手入れのこと』

☝着物を着るなら、ぜひ持っていたい「絹用洗剤 シルクランドリー」。使用感も良く、私も愛用しています。レビュー記事もありますので、よろしければ、お読みください。

『お手入れ【絹用洗剤を使う】』

燃焼検証について

いつも和服のお手入れをする時に参考にしている安田多賀子さん監修の「着物のお手入れ・お直しの基本」という本には、糸の燃え方の違いで確認する素材の見分け方が載っています。本を購入した時からずっと気になっていたのですが、今回、そちら方法で素材調べをしてみたいと思います。

本にはごく簡単な説明しか書かれていませんので、こちら☟の詳しく分かりやすいサイトも参考にさせていただきます。

『着物の生地の見分け方(ICHIROYA流:決定版)』

やり方

まずは、確実に素材の分かっている「絹、木綿、ウール」の生地から糸を数本ずつ引き出し、燃やしてそれぞれの燃え方の違いを確認したいと思います。

絹は紬を誂えた時のばぎれ、木綿は高校の和裁の授業で浴衣を仕立てた時の残り布、ウールは子供の頃に母が誂えてくれたアンサンブルです。

「絹、木綿、ウール」それぞれの生地から引き出した糸の端に火をつけてみます。

見分け方

本の説明には「木綿は火をつけると燃えてなくなる。絹やウールは動物性なので炭化する。」とだけ書かれていますが、確かに、木綿は消えてなくなるようにフワッと燃えました。絹とウールも説明の通り、燃えた糸端は黒くまとまって炭化しています。さらに、ICHIROYAさんのサイトにあるように、燃えたウールは鼻の奥が痛くなるくらい臭いました。見た目では判断しにくいですが、ここが絹とウールの燃え方の違いのようです。

こちらの半幅帯を調べます

燃焼検証の仕方が分かったところで、本題の半幅帯の素材を調べていきたいと思います。右端の青色の帯は曾祖母のタンスにあったもので、他の3つはメルカリで購入したものです。

準備

布端から糸を引き出し、数本取ります。

糸の準備ができましたので、火をつけて燃え方を見てみます。

結果

ベージュの帯⇒木綿

赤色の帯⇒木綿

黄色の帯⇒経糸…ウール 緯糸…木綿

*この帯は経糸と緯糸が別のものでした。

青色の帯⇒木綿

半幅帯のお手入れ

帯は4つとも素材としては普通に洗えるものでしたので、おしゃれ着用の洗剤を使って手洗いします。

洗濯

洗濯の仕方はこちらの記事と同じようにしています。色止め剤も同じように使いました。☞『お手入れ【帯のシミ抜きと洗濯】』

アイロンかけ

洗濯をすると波打つようにシワができてしまったので、アイロンで伸ばします。あて布をして表と裏の両方からアイロンをかけるときれいになりました。

仕上がり

もともと、ひどい汚れがあったわけではありませんが、さっぱりときれいになりました。洗濯時にかなり色落ちして、白色の刺繡糸に色移りしてしまいましたが、普段使い用の半幅帯なので気にしません。帯の洗濯はハリがなくなってしまいそうで心配でしたが、しっかりとアイロンをかければ問題ありませんでした。

縮み具合

洗濯の前後で採寸をして、縮み具合を調べました。

 長さ
ベージュ-0.5㎝-26㎝
-0.3㎝-26㎝
-0.1㎝-24㎝
-0.2㎝-24㎝

幅はほとんど変わりませんが、長さはかなり短くなりました。

私は普段使い用の半幅帯は「かるた結び」にしかしないので問題ありませんが、この長さで「変わり結び」は結べなさそうです。

おわりに…

和服にとって素材は着用する上でもお手入れをする上でも重要なものです。プロのように完璧ではないにしても、自分の分かる範囲で素材を見分けることができたら、着物ライフはもっと楽しくなりますね。

☝和室にも洋室にも合うおしゃれなデザインの総桐仕上げの箪笥。安心の日本製で、下置き用と組み合わせて収納力をアップさせることもできます。

タイトルとURLをコピーしました