
着物の素材の見分け方について、燃やして確かめる方法を実際に試してみました。
こんにちは。当サイト管理人のユウミと申します。
和服は洋服のように洗濯表示が付いていないので(付いているものもあります)、この素材は何かしら?と思うことがよくあります。
知りたいと思うものは、大体が普段使い用にしている頂き物やメルカリで購入した着物や帯で、自分で洗濯をしたいからです。
いつも、着物をお手入れする際に参考にしている本に、着物の素材の見分け方で燃やして確かめる方法が載っていましたので、実際に試してみようと思います。
着物の素材の見分け方ー燃やして確かめる
いつも着物のお手入れをするときに参考にしている安田多賀子さん監修の「着物のお手入れ・お直しの基本」という本には、糸の燃え方の違いで確認する素材の見分け方が載っています。本を購入したときからずっと気になっていたのですが、今回、そちら方法で素材を見分けてみたいと思います。
<方法>
生地の端などから糸を数本引き出し、先を燃やしてみて、燃え方の違いを確認します。
- 絹
- 木綿
- ウール
- ポリエステル
の4種類の素材について検証します。
絹・木綿・ウールの燃え方

「絹、木綿、ウール」がどのように燃えるのか検証します。
絹は紬を誂えたときのばぎれ、木綿は高校の和裁の授業で浴衣を仕立てたときの残り布、ウールは子供の頃に誂えたアンサンブルです。

それぞれの生地から引き出した糸の端に火をつけてみます。

本の説明には「木綿は火をつけると燃えてなくなる。絹やウールは動物性なので炭化する。」と書かれています。
確かに、木綿は消えてなくなるようにフワッと燃えました。
絹とウールも説明の通り、燃えた糸端は黒くまとまって炭化しています。
絹とウールは同じ動物性ですので、燃え方が似ています。燃やすと両方ともにおいますが、ウールの方がきついです。また、生地自体の肌触りが、絹はサラサラしているのに対し、ウールはガサガサとしているので、そこでも見分けることができます。
ポリエステルの燃え方

「ポリエステル」がどのように燃えるのか検証します。

ポリエステルと似たものに、やわらかもの(絹)がありますので、一緒に燃やして比較したいと思います。

それぞれの生地から引き出した糸の端に火をつけてみます。

絹は先ほどと同じように燃えた糸端が黒くまとまって炭化しました。
ポリエステルは一気にクシュっと縮まります。
絹とポリエステルは生地を触った感じだけでは見分けにくい場合がありますが、燃やしてみると違いがはっきりと分かります。
「着物の素材の見分け方」まとめ
着物の素材は燃やして確かめることができる。
- 木綿は消えてなくなるようにフワッと燃える
- 絹とウールは燃えた糸端が黒くまとまって炭化し、においはウールの方がきつい
- ポリエステルは一気にクシュっと縮まる
着物の素材の見分け方について、燃やして確かめる方法をお話しさせていただきました。
お手入れをするとき等のご参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも、素敵な着物ライフをお過ごし下さい。。
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