呉服屋は怖い?着物展示会がどんなところかお伝えします

「呉服屋さんは怖い」というイメージがあるようですが、実際にはどうなのでしょうか。呉服屋さんや呉服屋さんが開く着物展示会がどういったところか、実体験を踏まえてお伝えいたします。

こんにちは。

『ユウミ キモノブログ』管理人の

ユウミと申します。

着物が好きなかたなら、呉服屋さんや呉服屋さんが開く着物展示会に興味があるのではないでしょうか?

大好きな着物に触れることができたり、おもしろそうな企画があったりして、とっても気になりますよね(*^^*)。

ですが、呉服屋さんや呉服屋さんが開く着物展示会って、ちょっと怖そうなイメージですし、実際に呉服屋さんで怖い思いをしたという話もネットなどでよく目にします。

こちらの記事では、呉服屋さんや呉服屋さんの着物展示会に行ってみたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします。

  • 呉服屋さんは怖い?
  • 着物展示会はどんなところ?
  • 着物展示会で怖い思いをすることはある?
  • 着物展示会で怖い思いをしたらどうすればいい?

どうぞ、呉服屋さんや呉服屋さんの着物展示会に行こうか迷っている際のご参考になさってください。

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呉服屋さんの怖いと思うところは「金銭感覚の違い」

私の着物暦は20年弱で、着物を着始めた最初の頃から、地元に根付く老舗の呉服屋さんにお世話になっています。

そういったなじみのある呉服屋さんだとしても、怖いか怖くないかというと、私は正直に怖いと感じる部分はあると思います。

それは、金銭感覚の違い。

着物は数万円で誂えることができるものもありますが、いつも呉服屋さんにおすすめされるものは、数十万円はするものばかり(中には100万円以上なんていうものも…)。

特別な技法が使われた着物の生地や帯がそういった値段になるのは当たり前なんですね。

着物の世界って、なんだかすごいですよね。。

ですが、その数十万円もする着物を普通に、本当に普通~に「これ買いませんか?」とすすめられるので、怖いと言いますか、着物に慣れていてるはずでも、やはりビックリしてしまいます。

着物をあまり知らないかたにとっては、数十万円もする着物を見せられるだけでも驚いてしまうと思いますが、それをいきなり普通にすすめられるのは、ちょっと怖いですよね。。

ただ、呉服屋さんの根底にあるのは、「お客さんに着物を着ることを楽しんで欲しい」という想い、「染め・織りといった素晴らしい技術を知ってもらいたい、守り続けたい」という想いなのだと感じます。

そういった考えで活動されている呉服屋さんの仕事は本当に素晴らしいものだと思いますし、着物好きの私にとっては大切な存在であります。

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着物展示会では特別な着物を見たり合わせたりできる

着物展示会は、一度に何名もの作家さんやメーカーさんがそれぞれ自分のところの作品を持ち込み展示販売している、呉服屋さんの大きなイベントです。

たくさんの貴重な着物生地や帯などが、大きな会場内にところせましと展示されていて、見て触れたり、鏡の前で合わせてもらえたりします。

着物展示会に行くと、こういった良いことがありますよ(*^_^*)。

  • 着物生地の産地や技法を知ることができる
  • 自分に似合う色や柄が分かる
  • 自分が欲しい着物や必要な着物に気付くことができる
  • コーディネートの勉強になる
  • 着物の着用シーンや着用時期の確認ができる

着物生地をつくる特別な技法について、丁寧な説明を受けながら、実際に自分の目で見て触れることができるのは、とても貴重な体験となります。

また、鏡の前で合わせていただくことで、自分に合う色や柄を知ることができますし、こういう着物が欲しかったんだなとか、次に買うならこのアイテムだな、といった気付きにもなります。

コーディネートの勉強になるのはもちろん、ルールの分かりにくい着物の着用シーンや着用時期の確認ができるのも助かります。

華やかな着物に囲まれて、非日常の雰囲気を味わえるのも楽しい!

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着物展示会で怖い思いをするのはセールスを受けるとき

着物展示会に行くと着物に関する知識が増えたり、いろいろな発見や気付きがあって楽しいのですが、怖い思いもしたりします。

それは、セールスを受けるとき。

着物展示会に行くと、概ねこういった流れになります☟。

  • 担当のスタッフさんに案内されて商品を見る。
  • 鏡の前で合わせてみようとなる。
  • 着付け担当のスタッフさんが出てきて、作家さんやメーカーさんに見守られる中、あれよあれよという間にアイテムが追加されて一式身に付いている。
  • 脱いだあと、合わせてもらった着物一式がハンガーラックに掛けられて目の前に置かれる。
  • 担当スタッフさんが電卓を叩き、その着物一式のお値段が出される。
  • そのあと店長さんが出てきて電卓を叩き、値下げ後のお値段が出される。

着物を合わせてもらったあとのセールスタイムでは、3〜4名のスタッフさんに囲まれた状態になりますので、それがちょっと怖かったりします。

いくらお断りしてもなかなか引いていただけないときは、本当に怖いです。。

ただ、着物展示会に行くとこういったことが起こるし、それが普通なのだと知っているだけでも、呉服屋さんや呉服屋さんの着物展示会は怖いのかも…という気持ちも少しはやわらぐのではないでしょうか(*^_^*)。

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着物展示会である程度の怖い思いをするのは仕方がないと割り切る

着物展示会へ行き、商品を見たり合わせていただいたりするのですから、たとえ買う意思が最初からなくても、セールスは最後まで受けるのがマナーだと思っています。

なので、ある程度の怖い思いをするのは仕方のないことなのかな…と考えます。

それが嫌なら、どんなにうまく誘われても、着物展示会には絶対に行かないこと。

とは言え、このセールスを受けるときの怖い思いはなるべく早く終わらせたいですよね。

ネットを覗くと、こう言うと良いですよといった、呉服屋さんのセールスをうまく断る方法が出てきます。

ですが、今までの経験で私が思うのは、セールスのやり方は決まっていて、結局、どうお断りしようと、そのマニュアルの手順を全て出し尽くすまでは諦めていただけないのではないかなと考えます。

もし、どんなに高いものでも本当に買いたいと思えば、呉服屋さんにすすめられる前に、もうすでに「どうしたら買えるか」を考えているばすですよね(*^_^*)。

そうでないなら、本当に買いたいと思えていないなら、呉服屋さんが諦めてくれるまで怖がらずに「NO」と言い続けることです。

「高いから買えない」といった状況で断るよりも、「買いたくない」と感情で訴える方が少しは効果があるかも。。

また、怖いということのほかに、呉服屋さんにこういったセールスをされてちょっと嫌だったということもありました。たとえば…

  • 家計をやりくりして買わない?
  • 夫に買ってもらうように頼んでみたら?
  • 夫や子どもが喜ぶから着たら?
  • 子どものために着たら?
  • カードで分割払いにしたら?
  • 着物を買うために働いたら?

家族を持ち出されたり、プライベートに踏み込まれたり…。「欲しい」とも「買いたい」とも言っていないのに、急に分割払いの話をされたときには少し呆れてしまいました。。

また、「この中でプレゼントされるならどれがいい?」とか、「この中でタンスにあったら嬉しいのはどれ?」といったことをたまに聞かれるのですが、「欲しい」と言わせたいのでしょうか…ちょっと意図が分からない危険?な質問もありました。

そんなことがあっても、やっぱり着物展示会は魅力的!

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『呉服屋は怖い?着物展示会がどんなところか』まとめ

呉服屋さんや呉服屋さんが開く着物展示会がどういったところか、実体験を踏まえてお伝えしました。

呉服屋さんや呉服屋さんの着物展示会が
怖いときの心構え
  • 呉服屋さんで数十万円もする着物を見せられたり、すすめられたりするのは普通のこと
  • 着物展示会で着物を合わせてもらったあとのセールスタイムでは、3〜4名のスタッフさんに囲まれる
  • 着物展示会に行くのなら、怖くてもセールスを最後まで受けるのはマナー
  • いくら断ってもなかなか諦めてもらえないのは仕方がないと割り切る
  • 買いたくないなら、呉服屋さんが諦めてくれるまで怖がらずに「NO」と言い続ける

もし、気持ち的に大丈夫そうであれば、呉服屋さんや呉服屋さんが開く着物展示会に行ってみると良いと思いますよ(*^^*)。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

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