
皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『履物のお手入れの仕方』についてお話しさせていただきたいと思います。
履物のお手入れはいつもサッと拭き上げる程度で済ませていましたが、改めて正しいお手入れ方法を確認したいと思います。
お手入れの仕方
「草履」「下駄」「みぞれ履き」「毛皮の防寒草履」の4種類の履物のお手入れをします。
草履
今回、お手入れした草履はフォーマル用のエナメルタイプのものです。

鼻緒を固く絞った布で拭きます。

つや皮専用のクリーナーをやわらかい布につけて、台の部分を拭いていきます。

台の上。

側面。

鼻緒の付け根のくぼんでいるところ。

クリーナーの説明書きには乾拭きするようには書かれていないのですが、台の上だけ乾いた布で拭きました。

フォーマル用で普段は使わないので、下駄箱ではなく、箱に入れて別の場所に保管します。その際、やわらかい布に包んで、乾燥剤を一緒に入れておきます。
こちらのフォーマル用の草履は鼻緒が硬く型崩れしやすいですので、「鼻緒キーパー」を手作りして保管の際に使っています。
下駄
下駄のお手入れの流れは、固く絞った布で鼻緒、台の上、側面の順番に拭き上げます。

鼻緒。

台の上。

側面…と拭き上げます。
みぞれ履き
台の素材は木なので、この部分は下駄と同じようにお手入れします。ビニール製の爪皮は洋装用のエナメルシューズと同じようにしてみました。

固く絞った布で鼻緒、台の上、側面の順番に拭き上げます。

爪皮はつや皮専用のクリーナーで拭き、

エナメル皮専用靴クリームを塗ってみました。

ピカピカになりました。
毛皮の防寒草履
側面以外は毛なので、この部分はスエードなどの起毛革の靴と同じようにお手入れします。

靴用ブラシを使ってブラッシングをします。

側面はつや皮専用のクリーナーで拭きました。*合皮素材の古いものなので、しばらく履かないうちに経年劣化が見られました。

普段使いの履物は下駄箱へ。
目立った汚れはありませんでしたが、拭き上げた後の布を見てみると、結構汚れていたようです。きれいになって、ワントーン明るくなったような気がします。また、お手入れをする際に細かい部分までよく見ることで、傷み具合のチェックもできて良かったです。
おわりに…
今まで何となくやっていた履物のお手入れでしたが、より、丁寧にしていきたいと思います。どんなに素敵に着物を着ていても、履物が汚れていたり傷んでいては残念なスタイルになってしまいますから…。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。
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