半襟の作り方は簡単です。半襟を手作りする際の布端の適切な処理方法など、レースや好みの生地を使って手作りする方法をご紹介いたします。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミです。
着物を着たとき、顔まわりにある半襟はけっこうポイントになりますよね。
なので、半襟はついつい新しいものを欲しくなってしまいます(*^^*)
お気に入りの生地や素敵なレースリボンを見つけたら、簡単に半襟を手作りしましょう!
半襟の作り方はとっても簡単ですので、ぜひ半襟作りにチャレンジしてみてください。
こちらの記事では、半襟の簡単な作り方が知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします☟
どうぞ、半襟を手作りする際のご参考になさってください。
☟半襟付けが憂鬱。。と思われているかたにぜひ読んでいただきたい記事です(*^^*)
半襟の作り方は簡単!
半襟の作り方はとっても簡単です!
まず、市販されている一般的な半襟のサイズはこのようになっています☟
半襟を手作りする際の作り方は、半襟にしたい生地を半襟のサイズにカットして、布端の処理をするだけ、です。
布端の処理方法にはいろいろとありますが、手間のかからない簡単な方法もいくつかありますので、安心してください(*^^*)
半襟を手作りする際の布端の処理方法については、次で詳しくご紹介します☟。
半襟を簡単に手作りする方法
半襟を手作りする際、半襟のサイズにカットした生地の布端の処理方法にはこういったものがあります☟。
〇直線裁ち | 簡単 | ほつれやすい |
〇ピンキングハサミ | 簡単 | 少しほつれやすい |
〇ほつれ止め手芸ボンド | 簡単 | 塗った部分がシミ、固くなる |
〇ロックミシン | 少し手間 | ロックミシンが必要 |
△ジグザグミシン | 少し手間 | きれいに仕上げるのが難しい |
×端ミシン | 少し手間 | 布端の段差が気になる |
×パイピング | 手間 | 布端の段差が気になる |
・直線裁ち
半襟のサイズに合わせて生地を裁ちハサミで直線裁ちし、布端はそのままにする半襟の作り方です。
一番簡単に半襟を作ることができますが、一番ほつれやすくもあります。
ただ、写真の半襟は着物を解いて作った半襟ですが、何度も洗濯をしている割には生地がダメになるというほどでもありませんので、半襟にしたい生地の種類によっては、直線裁ちする方法で良いと思います。
・ピンキングハサミ
半襟のサイズに合わせて生地を「ピンキングハサミ」でカットする半襟の作り方です。
生地をカットするだけなので簡単に半襟を作ることができますし、直線裁ちほどほつれやすくもありませんので、ピンキングハサミが一番おすすめです。
写真の半襟は着物を解いて作ったもので何度か洗濯をしていますが、多少、布端がほつれてはいるものの、特に問題はありません。
・ほつれ止め手芸ボンド
半襟のサイズに合わせてカットした生地の布端処理を「ほつれ止め手芸ボンド」を使ってする半襟の作り方です。
半襟のサイズにカットした生地の端部分に適量を塗っていくだけですので簡単に作ることができます。
ほつれ止め手芸ボンドで有名な「ピケ」は水洗いOKですので、頻回に洗濯をする必要のある半襟にも適しています。
ただ、ほつれ止め手芸ボンドを塗った部分は、生地の種類によってはシミになったり手触りが硬くなる場合がありますので、注意が必要です。
・ロックミシン
半襟のサイズに合わせてカットした生地の布端処理を「ロックミシン」を使ってする半襟の作り方です。
家庭用ミシンに比べて、布端処理専用のロックミシンをお持ちのかたは少ないと思います。
もしロックミシンを使えるのであれば、半襟を作る際の布端の処理方法としては、ロックミシンは見た目良く仕上がり、布端の段差もあまり出ないのでおすすめです。
・ジグザグミシン
半襟のサイズに合わせてカットした生地の布端処理を「ジグザグミシン」を使ってする半襟の作り方です。
ジグザグミシンはほつれ止めとしては完璧ではないうえに、きれいに仕上げるのはなかなか難しいので、あまりおすすめできません。
(ジグザグミシンをきれいにかけるときのポイントは、ジグザグの角が生地の端よりも少し内側にくるように縫うことです。)
もし、ミシンの機能に「裁ち目かがり」がある場合は、専用の押さえを使うと、ジグザグミシンよりは簡単にきれいに仕上げることができます。
・端ミシン
半襟のサイズに合わせてカットした生地の布端処理を「端ミシン」を使ってする半襟の作り方です。
布端を5mmほど折って、折山から1~2mmのところに直線ミシンをかけて(または、手縫いして)作ります。
端ミシンで作った半襟は布端に段差ができるために、襦袢に取り付けるときれいに見えませんので、特に厚手の生地にはおすすめできません。
・パイピング
半襟のサイズに合わせてカットした生地の布端処理を「パイピング」する半襟の作り方です。
パイピングの場合、バイアステープを用意して半襟の生地の周囲をグルっと縫う必要がありますので、かなり手間がかかります。
また、パイピングで作った半襟は布端に段差ができるために、襦袢に取り付けるときれいに見えませんので、おすすめできません。
レース生地を使うときの半襟の作り方
レース生地を使うときの半襟の作り方も、先ほどご紹介した半襟の作り方と同じです。
半襟のサイズ(幅:約16cm×長さ:約105~115cm)に合わせてレース生地をカットして、布端の処理をするだけです。
レース生地を使って半襟を手作りする際の布端の処理方法でおすすめなのは次の方法です☟
・直線裁ち
半襟のサイズに合わせてレース生地を裁ちハサミで直線裁ちし、布端はそのままにするレースの半襟の作り方です。
直線裁ちはほつれやすくはありますが、透け感の強いレース生地でほつれにくいタイプの場合はピンキングハサミでカットするよりもこちらの方法の方が良いかもしれません。
写真の直線裁ちで作ったレースの半襟は何度か洗濯をしていますが、ほつれはさほど気になりません。
・ピンキングハサミ
半襟のサイズに合わせてレース生地を「ピンキングハサミ」でカットするレースの半襟の作り方です。
目の詰まった部分が多いレース生地の場合は、ピンキングハサミでの処理方法が良いと思います。
写真のピンキングハサミで作ったレースの半襟は綿素材で何度か洗濯をしていますが、ほつれはさほど気になりません。
・ほつれ止め手芸ボンド
半襟のサイズに合わせてカットしたレース生地の布端処理を「ほつれ止め手芸ボンド」を使ってするレースの半襟の作り方です。
ほつれ止め手芸ボンドは、レース生地などのほつれやすい生地の布端の処理にも適しています。
レース生地の場合も、シミになったり手触りが硬くなることがありますので注意が必要です。
・ロックミシン
半襟のサイズに合わせてカットしたレース生地の布端処理を「ロックミシン」を使ってするレースの半襟の作り方です。
市販されているレースの半襟も、商品によってはロックミシンで布端処理をされていたりします。
レースの半襟の付け方
レースの半襟はその透け感がとても素敵ですが、襦袢の付け方に悩みますよね(^^;
透け感の強いレースの半襟の場合、襦袢に付けるときには透けない生地と重ねて縫い付けましょう☟
こうすることで、襦袢の襟や半襟の縫いしろ、襟芯が透けて見えたりしません☟
レースの半襟自体は通年使うことができますが、色味などは季節に合ったものを選んでくださいね。
レースリボンを使った半襟の作り方
レースリボンを使った、おしゃれな半襟の作り方をご紹介します。
お好きな生地とレースリボンをご用意してください。
用意する生地の大きさは、半襟を16cm×105~115cmくらいに仕上げることを想定して、布端の処理方法と合わせて決めてください。
今回はダブル幅のシーチング生地を使います。
レースリボンは100均の「セリア」で購入した、幅約2.8cm、長さ約100cmにカット売りされていたものです。
まず、レースリボンの端の処理をします。
私は三つ折りにして糸でかがりましたが、ほつれ止め手芸ボンドでも大丈夫です。
*レースリボンは長さが100cmありますので、カットすることなくそのまま使います。
半襟の生地の布端処理はピンキングハサミでしました。
外表になるように半襟の生地を半分に折り、外側になる面にレースリボンを置きます。
背中心のあたりは半襟の折山ぎりぎりにレースリボンの端がくるようにし、半襟の端に向かってレースリボンを斜めにします。
レースリボンの斜めの角度は、着付けをする際の半襟の出し方に合わせて自分好みに調整してくださいね(*^^*)
レースリボンを半襟の生地に縫い付けます。
「星止め」の要領で縫い付けるときれいに仕上がります。
または、「半衿用両面テープ」を使っても簡単に付けることができます。
レースリボンを使ったおしゃれな半襟ができました(*^^*)
『半襟の作り方ーレースや好みの生地で手作りする方法』まとめ
半襟の作り方について、半襟を手作りする際の布端の適切な処理方法など、レースや好みの生地を使って手作りする方法をご紹介しました。
半襟の作り方はとっても簡単(*^^*)
半襟にしたい生地を半襟のサイズにカットして、布端の処理をするだけです。
半襟を手作りする際のご参考になりますと嬉しいです。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。