手ぬぐいで足袋を手作りー柄足袋の作り方をご紹介します

手ぬぐいで足袋を手作りしました。100均の手ぬぐいを使った柄足袋の作り方をご紹介させていただきます。

こんにちは。

『ユウミ キモノブログ』管理人の

ユウミと申します。

100円ショップではいろいろな柄の「手ぬぐい」がたくさん売られていて、気に入るものを見つけると、使う目的がなくても、ついつい買ってしまいます。

最近も、可愛らしい「椿柄の手ぬぐい」が一つ増えました。

何に使おうかと考えていましたら、以前に足袋を作ったときの型紙がまだ残っているのを思い出し、その椿柄の手ぬぐいを使って、柄足袋をハンドメイドすることにしました。

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必要なもの

<手ぬぐいと型紙>

100円ショップの「セリア」で購入した手ぬぐいは、黄色の地色に白い椿柄のデザイン。大きさは幅約33㎝×長さ約90㎝です。足袋の型紙は、地元にある大きな手芸屋さんで何年も前に購入したものです。サイズはワンサイズのみで23.0~24.5㎝です。

*私の使ったものとは違いますが、足袋の型紙はこちら☟で購入できます。サイズ展開は4パターン(最大29㎝)です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ソーイングパターン(型紙) 足袋の型紙(23.5〜25cm) (B)zki_
価格:770円(税込、送料別) (2021/1/15時点)

<その他に必要なもの>

甲の部分の裏地、底の部分の表地と裏地には「さらし」を使います。その場合、34㎝幅で長さは120㎝ほど必要です。また、足底にはキルト芯を使いますが、厚みは好みで選んでよいということですので、厚さ3㎜の薄手で接着タイプではないものを使います。必要量は両足の大きさ分です。さらに、8㎜のスナップボタンを左右合わせて8個用意します。

*オリジナルはマジックテープで着脱する仕様になっていますが、スナップボタンに替えて作ります。

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柄足袋の作り方

右足側での作り方です。左足側は左右対称に仕上げます。

生地の裁断

台紙から「内甲」「外甲」「底」の3つの型紙を切り取ります。

甲の部分の表地用の生地を裁断します。手ぬぐいを中表に折りたたみ、「内甲」と「外甲」の型紙を置きます。

1㎝の縫いしろを取って型紙の周りに印を付けます。

手ぬぐいを折りたたんだままの状態で印通りに裁断し、右足側の「内甲」「外甲」と左足側の「内甲」「外甲」をそれぞれ用意します。

甲の部分の裏地用の生地を裁断します。さらしを2枚重ねて「内甲」と「外甲」の型紙を置き、1㎝の縫いしろを取って型紙の周りに印を付けます。

さらしを2枚重ねたまま印通りに裁断し、「内甲」と「外甲」を左右の足の分、2枚ずつ用意します。

底の部分の表地用と裏地用の生地を裁断します。さらしを2枚重ねて「底」の型紙を置き、1㎝の縫いしろを取って型紙の周りに印を付けます。このとき、かかとの「後中心」の印をしっかりと付けておきます。隣に同じものをもう一つ作ります。

*最初、布目の方向を間違えて付けてしまった印は、どうぞお気になさらずに…。

さらしを2枚重ねたまま印通りに裁断しますが、指の股の切り込みはこの時点ではまだ入れません。表地用と裏地用の「底」の生地を左右の足の分、合わせて4枚用意します。

キルト芯は「底」の型紙を使い、表地・裏地と同じようにして左右の足の分、1枚ずつを用意します。

内甲と外甲を縫い合わせる

内甲の表地と裏地、外甲の表地と裏地をそれぞれ中表に合わせて上端と後端を縫い合わせ、縫いしろを5㎜に切ります。

☟私も愛用している「クロバー」の布切りはさみ。デザインも使い心地も最高です(*^^*)。

内甲のみ、表に返してアイロンで整えておきます。

外甲の表地と裏地の間に、表に返した内甲を入れます。

4枚重ねて「甲中心」を縫います。

外甲を表に返してアイロンで整えます。

甲中心の縫いしろは外甲側に倒します。

内甲の後側の布端に外甲の「後中心」を重ね合わせて、かかと部分に縦1.5㎝×横2.0㎝のステッチをかけます。

*底側の布端から、縫いしろ(1㎝)+数ミリ分をあけます。

底と甲を縫い合わせる

表地用と裏地用の底の生地を外表に合わせ、間にキルト芯をはさみます。

3枚合わせて、布端から5㎜のところをしつけ糸でなみ縫いします。

「底の外側になる面」と「甲の外側になる面」を後中心から合わせていき、つま先にさしかかる手前あたりまでの範囲をしつけ糸で仮縫いします。

仮縫いした範囲をミシンで縫い、さらに布端にジグザグミシンをかけます。

つま先にギャザーを寄せるために、布端から5㎜のところをしつけ糸でなみ縫いします。

底と甲の「指の股のできあがり位置」を合わせ、つま先にギャザーを寄せながら甲の形を整えてアイロンで落ち着かせます。

*甲側の「指の股のできあがり位置」は、外甲と内甲を縫い合わせて開いた布端のV字になった先部分の1㎝下です(★マーク)。

ミシンをかけていない残りの部分を、手縫い糸でぐし縫いします。ギャザーを寄せた部分は特に細かめに縫います。

*縫いしろは1㎝となっていますが、指の股のあたりは5㎜くらいの方が良さそうです。

底の生地に、印に合わせて指の股の切り込みを入れます。しつけ糸をすべて外します。

スナップボタンを縫い付ける

スナップボタンを後側の内甲と外甲を重ね合わせる部分に4つ縫い付けましたら、足袋のできあがりです。

*縫い付ける場所は、履き口から外甲の後側の布端の角度がつく手前までです。

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おわりに…

久しぶりの足袋作りは楽しいものでしたが、やはり少し難しくも感じました。特に、指の股のあたりは細かい作業になりますので…。ですが、一点物のハンドメイド作品は特別感があって本当に素敵ですし、「手ぬぐい」と「さらし」でできた足袋は薄くて通気性も良く、さらっとした肌触りが暑い時期にピッタリです。家の中での普段着物スタイルの時には柄足袋を好んで履きますので、これからのコーディネートにたくさん取り入れようと思います。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

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