
美容衿(うそつき半襟)の簡単な作り方をご紹介いたします。美容衿(うそつき半襟)を手作りして、着物や浴衣のおしゃれをもっと楽しみましょう。

こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミです。
着物や浴衣を着付ける際の便利アイテム「美容衿」。
この「美容衿」は、「うそつき半襟」や「仕立て衿」とも呼ばれますが、長襦袢の用意や着付けを省略できたり、浴衣を着物風に着るときに使えますので、あるととても便利です。
美容衿(うそつき半襟)は、さらしや手ぬぐいを使って簡単に作ることができますので、ぜひ手作りして着物や浴衣のおしゃれに取り入れてみてください(*^^*)。
こちらの記事では、美容衿(うそつき半襟)の簡単な作り方が知りたい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします。
どうぞ、美容衿(うそつき半襟)を手作りする際のご参考になさってください。
☟手作りした美容衿(うそつき半襟)には、自分の好きな生地で半衿を作って取り付けましょう(*^^*)。
美容衿(うそつき半襟)は長襦袢を省略できる!

美容衿(うそつき半襟)があると、着物や浴衣のおしゃれの幅が広がります!
美容衿(うそつき半襟)の実物はこういったものです☟。
長襦袢の「衿」の部分だけのようなアイテムで、長襦袢を着ていなくても長襦袢を着ている風に見せることができます。
呉服屋さんや通販ですと、安いもので1,500円くらいから販売されています。
この美容衿(うそつき半襟)を使うと、下着→肌着→美容衿(うそつき半襟)→着物の順番で着付けることになりますので、長襦袢を着る必要がありません。
なので、美容衿(うそつき半襟)はこういった目的で使われます☟。
・長襦袢の用意を安く済ませたい
手持ちの着物に合わせて長襦袢を誂えるとなると、数万円はかかってしまいます。。
既製品を購入するにしても、良いものですと1~2万円。
それよりも安いものはあるけれど、デザインがイマイチだったりします。
ただ、着物から見える部分は長襦袢の「衿」と「袖」だけですので、美容衿(うそつき半襟)と「うそつき袖」を使うことで、簡単に長襦袢を着ている風に見せることができます。
こちらの方が値段が安く済みますので、その分たくさん用意することができて嬉しいですよね(*^^*)。
「うそつき袖」も簡単に手作りすることができますので、よろしければ、こちらの記事も合わせてお読みください☟。
・着物を涼しく着たい
夏着物の場合は、透け感があるので着物の下には夏用の長襦袢を着ますが、それ以外の時期で今日はちょっと暑いといったときには、洋装用の夏用肌着などを着た上から美容衿(うそつき半襟)を使うと、着物を涼しく着ることができます。
・浴衣を着物風に着たい
浴衣を着物風に着ると、とてもおしゃれで素敵ですよね(*^^*)。
浴衣を着るときには長襦袢は必要なく、衿の部分だけあれば良いので、そういったときにも美容衿(うそつき半襟)が重宝します。
どうぞ、浴衣を着物風に着るときのご参考になさってください☟。
美容衿(うそつき半襟)はさらしや手ぬぐいで手作りできる
市販の美容衿(うそつき半襟)は、半衿を取り付けなくてもそのまま使えるように白色のポリエステル生地が使われているのが一般的ですが、手作りするなら綿100%のさらしを使うと良いです。
さらしを使うと、裁断が楽で無駄なあまり布が出ないのと、「みみ」の部分を利用して作りますので、より簡単に手作りすることができます。
また、100均の「セリア」には白無地の手ぬぐいが売られていますので、この手ぬぐいを2枚使って作るのも、安く手作りできて良いと思います。
また、一般的な美容衿(うそつき半襟)は芯地が使われていてしっかりとしたつくりになっています。
ご紹介する手作りの美容衿(うそつき半襟)は綿生地のみの柔らかい仕上がりですが、半衿を取り付けたあとに衿芯を入れますので、衿元がきれいに整います(*^^*)。
美容衿(うそつき半襟)の簡単な作り方
今回はさらしを使った美容衿(うそつき半襟)の作り方をご紹介します。
100均(セリア)の手ぬぐいを2枚使って作ることもできますが、その場合は背中心で繋ぎ合わせ、みみの部分は別に縫い代を用意してください。
・生地を裁断する

まず、さらしを長さ142cmに切ります。そのあと、幅を8cmと26cmに切り分けます。
*幅26cmの方は美容衿(うそつき半襟)本体に、幅8cmの方は衣紋抜きに使います。

幅8cmに切った生地を長さ102cmに切り(写真では長さを半分に折っています)、残りの生地で5.5×15cmの小さな生地を用意します。
*小さな生地は、衣文抜きに付ける腰紐を通すループに使います。
・下準備をする

幅26cmに切った生地の両端(短辺の方)をそれぞれ1cm折り、端ミシンをかけます。
・衣文抜きを作る

幅8cmに切った生地の、みみと反対側の布端を0.5cm折ってアイロンで落ち着かせます。

長さを半分に折り、布端のきわにそれぞれミシンをかけます。

腰紐を通すループ用に用意した小さな生地は、みみと反対側の布端を0.5cm折ってから幅を半分に折り、端にミシンをかけます。
上側と下側の端をそれぞれ1cm折ってアイロンで押さえます。

衣文抜きの生地にループを縫い付けます。
切りっぱなしの方の布端から16cmあけた所にループを置き、3ヵ所を縫い付けます。
・美容衿(うそつき半襟)を仕上げる

美容衿(うそつき半襟)本体の生地を、まず、半分の幅に折ります。
そのあと、1.5cm、5cm、5cm、1.5cmの幅で内側に折っていき、5cm幅の棒状にかたち作ります。

衿の中心部分に、先ほど作った衣紋抜きの切りっぱなしの方の布端を1cmの縫い代で差し込みます。

端にミシンをかけてアイロンで整えましたら、手作りの美容衿(うそつき半襟)の完成です(*^^*)。
・完成!

☝手作りの美容衿(うそつき半襟)を前から見たところです。

☝手作りの美容衿(うそつき半襟)を後ろから見たところです。
・手作りした美容衿(うそつき半襟)を実際に使ってみると

☝手作りした美容衿(うそつき半襟)に半衿を取り付けて、衿芯を入れました。

手作りした美容衿(うそつき半襟)を使って、浴衣を着物風に着てみました。
美容衿(うそつき半襟)を使うと浴衣の着物風アレンジも簡単にできますし、とても涼しく着られそうです(*^^*)。
『美容衿の作り方ーうそつき半襟を簡単に作る方法』まとめ
美容衿(うそつき半襟)の簡単な作り方をご紹介しました。
美容衿(うそつき半襟)を使うメリットはたくさんあります☟。
美容衿(うそつき半襟)はさらしや手ぬぐいを使って簡単に作ることができますので、ぜひ手作りしてみてください(*^^*)。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。