お正月や初詣にはどういった着物を着ると良いのでしょうか?お正月、初詣で着るのにおすすめの着物やコーディネート、寒いときの防寒対策をご紹介いたします。
こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミと申します。
普段は着物をあまり着ることがなくても、お正月や初詣に行くときには着物を着ようかな…と思うかたは多いのではないでしょうか。
新年の始まりは、いつもとは違う着物姿で華やかに過ごしたいものです(*^^*)。
ですが、お正月や初詣に着る着物はどんなものが良いのか分からなかったり、コーディネートもいつもとは違うお正月らしいものにしたいな…なんて思いますよね。
また、着物で初詣に行くのは寒くないか、防寒対策も気になります。
こちらの記事では、お正月や初詣で着物を着たい!と思われているかたの以下の疑問にお答えします。
どうぞ、素敵な着物姿でお正月や初詣といった新年のイベントを楽しんでくださいね(*^^*)。
お正月や初詣で着るのにおすすめの着物
お正月や初詣で着るのにおすすめの着物はこういったものです☟。
お正月や初詣で着る着物に決まりはありません。なので、お好きな着物を着て大丈夫です(*^^*)。
普段着として着られる「小紋」や「紬」は着やすく、お正月や初詣で着る着物として人気のようです。
「訪問着」や「付け下げ」は準礼装に位置付けされますが、合わせる帯の「格」でコーディネートをカジュアルダウンできますので、お正月や初詣で着ても大丈夫です。
訪問着や付け下げは、小紋や紬に比べますと、なかなか着る機会が少ない着物だと思いますので、お正月や初詣といったときにこそ着ると良いのではないかなと思います。
お正月や初詣の着物は、小紋や紬のカジュアルコーデも、訪問着や付け下げのきちんとコーデも、両方素敵です!
また、着付けは少し大変になりますが、振袖を着られるのであれば、活用すると良いです。
振袖は積極的に着るようにしないと、結婚してもしなくても、時期が来れば着られなくなってしまいますので。。(一般的に、振袖を着られるのは30代前半までとされています)
お正月・初詣に合う着物コーデ
いつもの着物コーデでももちろん素敵ですが、せっかくお正月や初詣で着物を着るのですから、お正月らしさを取り入れて、華やかにしたいですよね。
少し工夫するだけで、お正月や初詣に合う素敵なコーディネートになりますよ(*^^*)。
お正月や初詣にピッタリの着物コーデを、お正月らしくなるポイントと合わせてご紹介します☟。
【訪問着×おめでたい柄】
こちらの訪問着は、実は振袖をお直ししたもので、帯も合わせて揃えたものです。訪問着ですので、金糸が使われていたり、柄付けそのものも華やかですが、さらに袋帯には竹と梅のおめでたい柄が使われています。
【小紋×お正月モチーフの小物】
いつもの小紋と名古屋帯のコーディネートに、お正月らしい「鼓」の帯留めと普段は使わない赤い花の髪飾りを合わせました。
帯留めは小さくてもポイントになります。こちらの鼓の帯留めは100均で売られていた箸置きをハンドメイドして作ったものです。
そのほか、お正月モチーフを取り入れるのであれば、顔まわりに近い半襟も目につきやすいポイントですので良いと思います(*^^*)。
☟こちらのショップでは、おもしろかわいい半襟がお手頃価格で販売されていますよ(*^^*)。
【紬×紅白カラー】
白大島に着物地から作った半幅帯を合わせたカジュアルコーデです。帯まわりの小物と髪飾りに紅白のお正月カラーを取り入れました。
帯揚げ、帯締め、帯留め、簪に紅白のお正月カラーを少しずつ使っています。
そして、着物で初詣に行くのなら、防寒対策は欠かせません。次では、着物で初詣に行くときの防寒対策について詳しくご紹介します☟。
着物で初詣に行くときにはしっかりと防寒対策をして、寒い季節ならではのお洒落も楽しみましょう!
着物で初詣に行くときの防寒対策「肌着」
着物の着方は、普通は、肌着⇒長襦袢⇒着物⇒上着となります。
季節やそのときの気温に合わせて「肌着」を替えることにより、快適に過ごすことができます。
着物の肌着には昔からあるものに「肌襦袢」があげられますが、おすすめは洋装用の肌着です。
夏にはサラッとした素材が良いですが、冬の防寒対策には断然「ヒートテック」がおすすめです。
あたたかさはもちろん、サッと着られて、和装時の肌着としてもピッタリです。
選ぶときのポイントは襟ぐりが大きいもの。
特に、後ろもしっかりあいているものですと、着物の襟から見えてしまう心配がありません。
袖の長さは7分袖または長袖をおすすめします。
着物の袖口から見えてしまうのは格好が悪いので、寒い屋外では袖を下ろし、室内では肘のあたりまでまくり上げるといった要領です。
また、下半身の冷え対策には、同じくヒートテックのレギンスがおすすめです。
着物で初詣に行くときの防寒対策「上着」
着物の上着にはこういったものがあります☟。
それぞれ初詣をする際の防寒対策として合っているかどうか解説させていただきます(*^^*)。
<和装コート>
「和装コート」は丈が膝くらいまであって体がすっぽりと覆われるので、寒い時期の屋外でも、とてもあたたかく過ごせます。
こちらの和装コートは、同じデザインでウールのほかにもカシミヤやアルパカがありますので、値段・手触り・暖かさで自分好みのものを選ぶことができます。
<ケープ>
「ケープ」も和装コートのようにすっぽりと覆われるので、あたたかく過ごすことができます。
ケープはモダンなコーディネートができて素敵ですし、こちらはファー襟が取り外しできますので、活用時期も広くて便利です。
洋服のコートと同じ素材であることが多い「和装コート」や「ケープ」は、とてもあたたかいので、初詣をするときにピッタリです。
<道行・道中着・羽織>
道行や道中着は、着物だけでは肌寒い時期に着るもの。また、羽織は防寒の目的もありますが、前があいた状態ですのでそれほど効果はありません。
これらの上着に使われる素材は着物と同じく絹であるこが多いと思います。絹はあたたかい素材と言われますが、初詣をするようなとても寒い時期の防寒としては、少しものたりないです。
着物で初詣に行くときの防寒対策「ショール」
着物を着たときには首が大きく露出するので、襟から冷たい風が入ってきます。
なので、一番防寒をしなければならないポイントが「首元」です。
首元をあたたかく覆ってくれる「ショール」は必須アイテム。
寒さ対策にピッタリのショールをご紹介します☟。
<ファー>
秋冬の定番アイテム、「ファー」は着物に合わせても素敵です。
あたたかいファーは寒い時期のお出かけにはピッタリですし、見た目にも豪華なので、いつもより華やかにしたいお正月や初詣で着る着物によく合います。
こちらはマフラーではありますが、首元の防寒対策には申し分ないサイズだと思いますし、「お値段以上」と高レビューが多数あります。
私は成人式のファーショールを活用していますよ(*^^*)。
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<ベルベット>
起毛素材の「ベルベット」も、肌触りが柔らかくてあたたかいので、防寒に適しています。
フォーマルドレスにも使われるような上品な光沢感は、お正月や初詣で着る着物とコーディネートしやすいです。
こちらのベルベットショールには「くるみボタン」が付いていますが、これがあると使い勝手が全然違います。サイズも大きめなところが良いです。
<カシミヤ>
「カシミヤ」は保温・保湿性に優れていて、軽くて肌触りが柔らかいのが特徴です。
その機能性に加え、光沢感と上品な風合いもあり、着物で初詣に行く場合の防寒対策にピッタリです。
こちらのカシミヤストールは、帯もしっかりと覆う大判サイズですので安心です。
<ウール>
冬素材といえば「ウール」。やはり、あたたかくて保温性に優れているのが特徴です。
素朴な風合いは、カジュアルコーディネートによく合います。
レトロ柄は着物にピッタリですし、こういったデザインのショールはあまり見かけませんので、使っていると注目されそうです(*^^*)。
着物で初詣に行くときの防寒対策「手袋」
首と同じく露出している手元も、「手袋」をしてしっかりと防寒対策をしましょう。
素材は、定番のニット(ウールやアクリル)にレザーやスエードなどが着物に合わせやすいと思います。
手首にファーの付いたものやロングタイプですと、よりあたたかいです。
着物で初詣に行くときの防寒対策「足袋と履物」
首元、手元をしっかりとあたためましたら、足元もぬかりなく防寒対策をしましょう。
<足袋>
着物で初詣に行くのなら、「足袋」は通年履けるタイプのものよりも、冬用の方があたたかくて良いです。
冬用の足袋には、裏地にネルやフリースが使われているものや、別珍素材のものがあります。
☟さらに重ね履きをすると、なお、あたたかいです。
<履物>
履物は「防寒草履」ですと安心です。
雪の降らない地域ではあまり見かけないようですが、雪の積もる北海道に住む私にとっては、防寒草履は必須アイテムです。
爪皮が付いていますので、風よけになり多少はあたたかいですし、雪が降ったり積もったりしていなくても、冬は足場が悪いことが多いので、足袋の汚れ防止にもなります。
デザインにはファータイプのものがあったりと、見た目にもあたたかい印象になりますので、コーディネートも冬らしく素敵になります。
防寒草履のほか、ブーツを合わせるものあたたかいですし、お洒落も楽しめるのでおすすめです。
『初詣の着物でおすすめなのは?コーディネートや防寒対策』まとめ
お正月、初詣で着るのにおすすめの着物やコーディネート、寒いときの防寒対策をご紹介しました。
素敵な着物姿でお正月や初詣といった新年のイベントを楽しむ際のご参考になりますと嬉しいです。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
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