着物生地の残りでつくる【インナーバッグ】

皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『着物を誂えたときの着物生地の残りで作る、巾着型インナーバッグ』についてお話しさせていただきたいと思います。

夏のお出かけスタイルに欠かせないのが『かごバッグ』ですね。いつか素敵なかごバッグを手に入れたら、そのバッグ用にインナーバッグを作ろうと思って大切に保管していた、夏着物を誂えたときの残り布があります。 今シーズン、ずっと気になっていた “アタバッグ” を購入しましたので、さっそく、その着物生地の残り布を使ってインナーバッグを作ることにしました。

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アタバッグ

アタバッグはバリ島に自生するシダ科の植物の茎の部分を使って、職人さんが一つ一つ手編みして作られています。その素敵な風合いは、天日干しにした後、虫除けと防カビと耐久性を高めるためにココナツの殻で燻しているためだそうです。私が購入したものは、大きさが<横幅約28㎝×高さ約14㎝×マチ約10㎝>で、持ち手も同じアタ素材です。取り外し可能な巾着型のインナーバッグが付いていて、そちらにはバティック生地(ジャワ更紗)が使われています(バティックはろうけつ染めで染付けたインドネシアの伝統的な布です。素材は綿100%です)。

*写真のアタバッグはこちら☟の『こだわりきもの専門店 Kisste』さんで購入したものです。ショップ内には他にも、たくさんのデザイン、いろいろな大きさのアタバッグが取り揃えられています。

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インナーバッグの材料

白地の方は20代後半の頃に誂えた夏着物の残り布です。黒地の方は母が自分用に誂えた夏着物の残り布をもらったものです。どちらも、正絹の絽になります。こちらの2枚をそれぞれ使って、巾着型のインナーバッグを2つ作りたいと思います。

巾着に使う紐は、『組紐 浅草桐生堂』さんで正絹の組紐を購入することに。太さ約3㎜の中太のものを2mずつ用意しました。白地の巾着には「鶸色(ひわいろ)」を、黒地の巾着には「臙脂(えんじ)」を選びました。

*私が購入した正絹の組紐はこちら☟です。『組紐 浅草桐生堂』さんではm単位で切り売りされていて、太さが極細から極太までの5種類、色もたくさんある中から選べます。

その他、巾着の裏地には正絹の “胴裏” を使います。また、紐の飾り用にウッドビーズを用意しました。

*胴裏は今回は以前に別の着物を誂えた時の残りを使いますが、こちら☟の『ブロケード工房のちりめん』さんでも10㎝単位で購入できます。

インナーバッグを作る

巾着を作る

もともと付いていたインナーバッグの大きさは<横幅約32㎝×高さ約29㎝×マチ約8.5㎝>です。表地に着物生地の残り布を、裏地に胴裏を使い、付属のインナーバッグと同じように仕上げます。*手縫いします。

できあがったものがこちらです。マチは作りませんでしたが、その他は同じように仕上げました。白地の方は長さがさほどありませんでしたので、足りない分は裏地にも使った正絹の胴裏を足して作りました。

巾着の内側を見たところです。表地を口から7㎝折り返して裏地と重ね合わせ、なみ縫いで一周します。その2㎝下を、もう1本なみ縫いで一周します(この部分に紐が通ります)。

外側の両サイドには紐の通し穴を作っています。

サイドの縫いしろが2.5㎝ほどになりましたので、縫いしろをギリギリとれば、かごバッグはもう一回り大きなものでも大丈夫そうです。

紐を通して結ぶ

できあがった巾着に紐を通して結びます。紐の先はそれぞれ違った結び方をしたいと思います。

<玉結びに房>

右の紐で輪を作ります。

左の紐を右の紐の輪の後ろでくねらせてから、<前・後ろ>の順に出します。

その紐の端を写真のように、<前・後ろ・前>の順に通します。

左右の輪の大きさが揃うように引き締めます。

右の紐の端を右上の紐の後ろから真ん中の穴に通します。

左の紐の端を左上の紐の前から真ん中の穴に通します。

上下に軽く引き締めた後、1本ずつ順を追って引き締めて形を整えます。

「玉結び」ができました。

玉結びから下の部分を一束ずつ丁寧にほどきます。

水を少し付けて指でなで伸ばし、くせを取ります (最初、6㎝あった紐の端は8㎝ほどになりました) 。

長さを切り揃えましたら、房のできあがりです。

<こま結びとウッドビーズ>

右の紐を左の紐に絡ませながら、ひと結びします。

左の紐を右の紐の<前・後ろ>の順に出します。

左の紐の端を写真のように、<後ろ・前・前・後ろ・前>の順に通し、ひと結びします。

左の紐(後からひと結びした方)を右下方向に引き締めます。

左の紐で作った結び目に斜めに渡るように、右の紐(最初にひと結びした方)を引き締めます。「こま結び」ができました。

ウッドビーズを通してひと結びしましたら、できあがりです。

できあがり

巾着型のインナーバッグが2つ、できあがりました。

“白” と “ひわいろ” の爽やかな組み合わせ。反物の柄にある葡萄の実と、丸い玉結びをリンクさせました。房が高級感があって気に入っています。正絹の組紐のしなやかな手触りと美しいつやがとても素敵です。

“黒” と “えんじ” の洒落感の強い組み合わせ。えんじは大人が身に付けても素敵な、深みのある赤色です。控えめで可愛らしいこま結びとウッドビーズがさりげないポイントです。

おわりに…

紐や裏地にも絹素材を使ったりと少し贅沢をしてしまいましたが、残り布とは言え、正絹のきれいな着物生地ですから、こだわってみて良かったと思っています。共布の着物とお揃いで使えるのも嬉しいところです。今回は巾着も手作りしましたが、付属の巾着の紐を正絹のものに取り替えたり、紐の先の結び方を変えたりするだけでも、より素敵になりそうです。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

☝使い込むほどに風合いが増すアタバッグは、職人によって丁寧に手編みされた繊細な網目がとてもきれいです。『こだわりきもの専門店 Kisste』さんでは、たくさんのデザイン、いろいろな大きさのものを取り揃えていますので、お気に入りを見つけることができました。

☝ しなやかな手触りと美しいつやの正絹の組紐は、ハンドメイド作品をグレードアップしてくれます。 『組紐 浅草桐生堂』さんではm単位で切り売りされていて、太さが極細から極太までの5種類、色もたくさんある中から選べます。

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