
浴衣を着物として着るにはどうしたらよいでしょうか。浴衣を着物風に着る方法ご紹介します。

こんにちは。
『ユウミ キモノブログ』管理人の
ユウミと申します。
雑誌などで紹介されている浴衣の着こなしで、“着物風”のコーディネートをよく見かけます。
浴衣を着物風に着られるの?って思いますよね(*^^*)。
持っている浴衣が着物として着られたら、いつもとは違ったコーディネートを楽しめますし、着て行く場所など、活用の幅も広がります。
こちらの記事では、浴衣を着物風に着てみたい!と思われているかたへ、以下の項目についてご紹介します。
浴衣を着物として着る際のご参考になりますと嬉しいです。
☟簡単に帯留めを手作りして、浴衣のおしゃれをもっともっと楽しみましょう(*^^*)。
浴衣を着物として着る方法(浴衣と着物の違い)
浴衣と着物の着方の違いを知ることで、浴衣を着物として着る方法がわかります。
浴衣の着方が着物と違うところはこういったところです。
では、浴衣と着物の着方の違いについて写真で確認してみましょう☟☟。
<前からの着姿>

浴衣の着姿は、浴衣と帯(半幅帯や兵児帯など)だけのシンプルなもの。*写真では飾りに帯締めを使っています
一方、着物の着姿は、下に長襦袢を着るので襟が見えていて、並幅の帯を「お太鼓結び」や「角出し結び」にするので、帯揚げと帯締めを使います。
<後ろからの着姿>

やはり定番の「お太鼓結び」は着物らしい着姿です。
半幅帯や兵児帯の結び方にはいろいろありますが、リボン結びはとても浴衣らしく感じます。
<足元>
足元は浴衣のときは素足に下駄ですが、着物のときは足袋を履き、履物は下駄や草履を合わせます。
浴衣を着物風に着るために必要なアイテム

浴衣と着物の着方の違いを知ると、浴衣を着物として着るために必要なアイテムがわかりますね(*^^*)。
浴衣を着物風に着るためには次のようなアイテムを用意しましょう☟。
・長襦袢と半襟
長襦袢は着物の下に着るものですが、浴衣を着物風に着る場合は、きちんとしたものを用意する必要はありません。
「襟付き肌襦袢」や「美容襟」で代用できますよ(*^^*)。
☟「襟付き肌襦袢」はこういったものです。
肌襦袢と長襦袢が合わさったようなアイテムで、簡単に浴衣を着物風に着ることができます。
着方は、下着→襟付き肌襦袢→浴衣の順です。

浴衣生地は薄手なので、襦袢を1枚着ていると安心感があります。でも、ちょっと暑いかも。。
☟「美容襟」はこういったものです。
長襦袢の「襟」の部分だけのようなアイテムで、こちらも簡単に浴衣を着物風に着ることができます。
着方は、下着→肌着→美容襟→浴衣の順で、肌着は肌襦袢でも洋装用のものでも大丈夫です。

手持ちの肌着にも合わせられるので手軽です。
「美容襟」は手作りすることもできます。よろしければ、こちら☟の記事もチェックしてみてください(*^^*)。

どちらの場合も、半襟は夏らしいものでお好きなものを取り付けてください(*^^*)。
☟半襟付けが楽にできる方法をご紹介している記事です。
・帯揚げと帯締め
帯揚げと帯締めは夏物が良いですが、そこまで気にしなくても大丈夫です。
帯揚げは淡い色、帯締めは通年使えるタイプの三部紐に夏らしい帯留めでも素敵です(*^^*)。
・足袋
夏らしい素材の足袋でしたら、麻素材のものがあります。
また、レースの足袋も涼しげで素敵です。
・帯
浴衣を着物風に着る場合の帯は、夏帯または夏用の半幅帯です。
半幅帯ですと、「お太鼓風」や「角だし風」、その他いろいろな変わり結びが楽しめるのでおすすめです。
もちろん、普通の夏帯(並幅)でもかまいません。
着物として着ることのできる浴衣のタイプ

浴衣のデザインによっては、着物として着ることができるものとできないものがあります。
浴衣を選ぶときのポイントはこのような感じです。
いかにも「盆踊り」風の浴衣は、着物風に着るのには不向きです。
実際に「平織りで大きな花柄」と「しじら織でシンプルな縞柄」の2種類の浴衣を着物風に着てみました☟☟。
・平織り、大きな花柄の浴衣で検証


いかにも浴衣らしい柄付けと綿100%で平織りのペラペラした生地感が、襟や帯まわりの小物、そして足袋と合いません。
同じ綿素材でも「木綿の着物」というのはもっと厚手でしっかりとした生地ですので小物を合わせてもおかしいとは感じませんし、生地の薄さで言いますと絽などの夏物の方が透けるくらい薄いですので、「柄」と「織」が浴衣らしいものは着物風には着られないのかなと思います。
後ろ側からは襟や帯まわりの小物は気になるほど見えませんし、帯の結び方はいろいろですのでお太鼓風の結び方は悪くないと思います。
・しじら織、シンプルな縞柄の浴衣で検証


しじら織でシンプルな縞柄の浴衣は上品な印象ですので、小物を合わせても負けることはなく、着物風に着ても素敵です。
後ろ姿も帯枕を入れてボリュームを出したお太鼓風の結び方がとても合っています。
『浴衣を着物として着るには?着物風に着る方法』まとめ
浴衣を着物として着るにはどうしたらよいか、浴衣を着物風に着る方法ご紹介しました。
浴衣のデザインによっては、着物として着ることができるものとできないものがある。
どうぞ、浴衣を着物として着る際のご参考になさってください。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。