皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『季節を感じる和の暮らし~お月見の過ごし方~』についてお話しさせていただきたいと思います。
こどもが生まれてからでしょうか、私は季節の行事を大切に思うようになりました。日本には四季があり、そして、五節句などの季節の行事があります。それぞれの季節に、その季節や行事に関するものをいただいたり、飾ったりすることで日本の四季を感じ、楽しみ、そのとき過ごす時間を大切にしたいという思いで、毎月「季節を感じる和の暮らし」をお届けしたいと思います。10月の今回は「お月見」。この季節の行事を我が家ではどのように過ごしたのか、お話しさせていただきます。
【お月見】
本日はお月見ですね。「十五夜」とも呼ばれるお月見は、中国から入ってきた風習です。最初は、ただ美しい月を鑑賞するといった上流社会の間だけの風雅な催しでしたが、後に作物の収穫祭と結びつき、お供えものをして感謝や祈りを捧げるようになったということです。
お月見の飾り
お月見の飾りと言いますと「ススキ」ですね。本来は収穫祭なので稲穂をお供えするところ、時期的に稲穂がなかったために、ススキを飾るようになったということです。また、ススキ以外の秋の七草(萩・桔梗・撫子・葛・藤袴・女郎花)をお供えしても良いそうです。お月見団子と一緒に飾るときは、月から見て右側にお団子を、左側にススキを並べるそうです。
ススキと一緒に折り紙で作ったウサギも飾りました。前川淳さんの「本格折り紙」という本に載っていたものです。100円ショップで購入したラッピングペーパーを使っています。
お着物
祖母からもらったオレンジ色の単衣の紬に曾祖母のものであった半幅帯を合わせました。こちらの帯は314cmと短めですが、『パタパタ結び』をしています。
コーディネートのアクセントに片側が二股に分かれたデザインの帯締めを締めました。本結びをした後に、適当にからげてみました。
お月見の食べ物
<お月見団子>
もともとは収穫のお祝いとして、お米をお供えしていたそうですが、江戸時代からは、お米の粉で月に見立てた丸いお団子を作るようになったそうです。本当は十五夜に飾るお月見団子は15個でピラミッド型に並べるそうですが、今回は串に刺します。
<作り方>
レシピは北海道新聞を購読していると毎月いただける「道新ポケットブック」のものです。
ボウルに白玉粉(200g)と豆腐(1丁)を入れ、滑らかになるまで手でよく練ります。
40等分して丸めます。
沸騰したお湯に入れて茹で、浮いてきましたら、冷水に取って水気を切ります。
レシピにはありませんが、お団子の半量にはフライパンで焼き色を付けました。
タレを作ります。フライパンに水(120㏄)、砂糖(80g)、しょうゆ(大さじ4)を入れて中火にかけます。煮立ってきましたら水溶き片栗粉(大さじ2)を少しずつ加え、とろみをつけて火を止めます。
串に刺してタレをかけましたら、できあがりです。
お月見団子作り
お店で売られているお団子も良いですが、手作りですと、より『お月見』の行事を味わえるのではないでしょうか。お団子作りは簡単ですので、小さな子どもも一緒に楽しむことができます。
おわりに…
時代が移り変わっても月の美しさは変わらず、昔の人たちも私たちと同じようにお月見を楽しんでいたのでしょね。月を眺めるというロマンチックな行事をする日を着物で過ごすのも、また風情があって良いものです。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。
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