皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『季節を感じる和の暮らし~夏至の過ごし方~』についてお話しさせていただきたいと思います。
こどもが生まれてからでしょうか、私は季節の行事を大切に思うようになりました。日本には四季があり、そして、五節句などの季節の行事があります。それぞれの季節に、その季節や行事に関するものをいただいたり、飾ったりすることで日本の四季を感じ、楽しみ、そのとき過ごす時間を大切にしたいという思いで、毎月「季節を感じる和の暮らし」をお届けしたいと思います。6月の今回は「夏至」。この季節の行事を我が家ではどのように過ごしたのか、お話しさせていただきます。
【夏至】
一年で最も昼の時間が長い日「夏至」。「二十四節気」の一つで、本来は、太陽が「夏至点」を通過する時刻をそういい、これを含む日が「夏至の日」となります。「夏至」と対になる、一年で最も昼の時間が短い日「冬至」との日照時間の差を見てみますと、約5時間も違うそうです。冬至には、“ゆず湯に入る” “カボチャを食べる” など、日本全国に通じる風習や行事食がありますが、夏至にはそこまで浸透しているものはないようで、北海道に住む私の周りでも、 “夏至に何かをする” といったことは特にありません。ですが、一部の地域には風習が残っていて…
などがあるそうです。
季節の飾り
夏至は梅雨の時期のちょうど真ん中あたりにやってきます。この時期に見頃を迎えますのが「紫陽花」。私の住む北海道には梅雨はなく、見頃も他の地域と比べるとだいぶ遅くはなりますが、可愛らしい紫陽花は好きな花の一つでもあります。夏至とは直接関係はありませんが、この時期にはいつも、「紫陽花」をモチーフにした飾りを玄関に置きます。今年は和紙の折り紙で作った紫陽花のカードを小さなフレームに入れて飾りました。
お着物
母の着物好きの友人からいただいた格子柄の単衣の紬に、リバーシブル仕立ての半幅帯を締めました。半幅帯は「メルカリ」で購入したハンドメイド作品で、平ゴムで作った三重仮紐を使って『アイリス結び』という結び方をしました。
☟YouTubeに『アイリス結び』の動画がありますので、よろしければ、ご覧ください。
足袋は、古くなった白足袋をココア色に染めて、かかとに立体的なお花の刺繡をしたものを履きました。
夏至の食べ物
チーズ入りたこ焼き
大阪近郊の「タコを食べる」という風習に習い、我が家では「たこ焼き」を作っていただくことにしました。タコを食べるのは、夏至から11日目の半夏生までが田植えの時期にあたり、タコの足のように “稲の根が八方に深く張るように” という願いが込められているそうです。
作り方
レシピは北海道新聞を購読していると毎月いただける「道新ポケットブック」のものです。
*今回、紅ショウガは入れません。
*ゆでだこは刺身用を少量の酢と醬油で8分ほどゆでたものを使います。
ボウルに卵を溶きほぐし、だし汁を入れてよく混ぜます。
薄力粉を加えて混ぜます。
ラップをかけて30分ほど置きます。
ゆでだこを2㎝角くらいに、プロセスチーズも同じくらいの大きさに32個に切ります。
小ネギは小口切りにします。
たこ焼きプレートにサラダ油を塗って熱します。生地を全体に流し入れ、たことチーズを1個ずつ入れます。
小ネギ、揚げ玉、(紅ショウガ)を散らします。
表面が固まってきましたら周囲の生地を穴に押し込みながら裏返し、丸く形を整えます(あ、丸くない…)。何度か裏返しながら中まで火を通し、全体に焼き色を付けます。
器に盛り付けてソースをかけ、青のりを振って削り節をのせましたら、できあがりです。
夏至の日にタコをいただいて
「夏至」に何かをするといった習慣がありませんでしたので、タコをいただくことで “夏至らしいことをした” という感じはしませんでしたが、みんなでいただく手作りのたこ焼きは、とてもおいしかったです。
おわりに…
「夏に至る」と書いて「夏至」というように、この日が過ぎると本格的な夏が訪れます。私は暑さがあまり得意ではありませんので、少し憂鬱な気分になりますが、浴衣や夏着物などの夏の着物スタイルを楽しむことができるのは嬉しいものです。今年の夏はどのような着物ライフを過ごそうか、そんなことを考えながら、今日の夏至の日を過ごしました。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。
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