季節を感じる和の暮らし【4月~お花見】

皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『季節を感じる和の暮らし~家の中で楽しむお花見~』についてお話しさせていただきたいと思います。

こどもが生まれてからでしょうか、私は季節の行事を大切に思うようになりました。日本には四季があり、そして、五節句などの季節の行事があります。それぞれの季節に、その季節や行事に関するものをいただいたり、飾ったりすることで日本の四季を感じ、楽しみ、そのとき過ごす時間を大切にしたいという思いで、毎月「季節を感じる和の暮らし」をお届けしたいと思います。4月の今回は「お花見」。この季節の行事を我が家ではどのように過ごしたのか、お話しさせていただきます。

【お花見】

美しい桜を愛でる素晴らしい日本の文化「お花見」。もともとは「梅」を鑑賞していたものが「桜」に変わったのは、平安時代からだそうです。貴族たちの宴が時代の移り変わりとともに庶民にも広まり、今現在も、春の行事として私たちの暮らしには欠かせないものです。桜の名所へ足を運んだり、家族や友人と桜をながめながら食事会をしたり…と、楽しみ方もいろいろありますね。私の住む北海道の桜の開花は他の地域よりも遅く、例年、4月下旬~5月上旬が見頃となっていますが、一足早く桜を楽しもうと、“家の中でのお花見”を計画しました。

桜を飾る

近所にあるお花屋さんに取り寄せていただいた「シロヤマザクラ」でアレンジをつくり、家の中に飾りました。たまに、フラワーアレンジメントをするために花を購入しますが、「桜」は初めて。「日本の国花」である「桜」はどこか神々しく、手にしたときの新鮮な気持ちは忘れがたいものです。できあがったアレンジは小さめではありますが、家の中が春らしくパッと華やぎます。

お着物

桜を観賞するのに邪魔にならない色柄、と選んだ絣柄の着物はウール素材ですが、薄手ですので、北海道のまだ肌寒いこの時期に着るにはちょうど良いです。格子柄の半幅帯を「かるた結び」にして、足元にはさりげなく桜の柄を取り入れました。こちらの足袋型の靴下は、100円ショップの「ダイソー」で見つけたものです。

お花見の食べ物

お花見弁当

桜柄の手ぬぐいを敷き物に見立てて…。

お花見のときにいただく食べ物と言いますと、やはり「お弁当」ではないでしょうか。手作りのお弁当は手間はかかりますが、一緒にお花見をする人や自分自身の好みに合わせて中身や量を決められますし、ふたを開けたときの喜ぶ顔や、桜の咲く美しい光景を想像しながらお弁当作りをするのは、楽しみの一つでもあります。他の国にも桜の木はあるのに、お花見の風習が日本にしかないのは、海外からも評価される日本の美しいお弁当(私のは大したことありませんが…汗)があってこそ。お弁当は、お花見と切り離すことのできない大切なものではないかな、と思います。今回計画したお花見でも、家の中ではありますが、お弁当を作ります。

おにぎりレシピ

北海道新聞を購読していると毎月いただける『道新ポケットブック』より、今回作ったお弁当の中の「おにぎり」のレシピを、2種類ご紹介させていただきます。

2014年3月号 「おにぎりレシピ」

「枝豆とじゃこハム」

材料(2個分)

  • ハム 3枚
  • 枝豆(さやを外したもの) 20g
  • ちりめんじゃこ 大さじ1
  • ご飯 200g

≪作り方≫

  1. ハムは1㎝角に切ります。
  2. ボウルにご飯とハム、枝豆、ちりめんじゃこを入れて混ぜます。
  3. 2等分して手に塩を付け、好みの形に握ります。

「梅と甘酢レンコン」

材料(2個分)

  • レンコン 50g
  • 酢 カップ1/5、砂糖 小さじ2、塩 少々
  • 梅肉(包丁でたたいたもの) 20g
  • 白ゴマ 小さじ2
  • ご飯 240g

≪作り方≫

  1. レンコンは厚さ2㎜くらいのいちょう切りにし、さっとゆでて、酢・砂糖・塩を合わせたものに2時間以上漬けます。
  2. ボウルにご飯とレンコン、梅肉、白ゴマを入れて混ぜます。
  3. 2等分して手に塩を付け、好みの形に握ります。

「お花見」を楽しむ

お弁当作り

運動会が午前で終わってしまったりと、家族分のお弁当を作る機会がほとんどなくなってしまった今、たまにはこういうのもいいな…と、お弁当作りをしていて感じました。お弁当は、祖母から譲り受けた「お重」に詰めました。重厚感のあるお重に詰められたお弁当は見栄えがしますし、何より、日本の行事らしい雰囲気が出るのでとても素敵です。

家族でいただくお花見弁当

いつもとは違うスタイルの食事は、特別感があって良いものです。桜のアレンジメントを食卓に飾ると、テーブルの上も華やかに。この春、長男が高校に上がり、家族そろっての食事ができるのもあと何年かと思うと、その時々の食事のシーンは貴重なものになります。

桜をながめて

きれいに咲く桜を“ひとりじめ”できるのは、ちょっとした贅沢です。目の前に置いた桜を、気の済むまで堪能しました。

おわりに…

「桜」を見ると、嬉しい気持ちになるのはなぜでしょうね。“家の中で楽しむお花見”は初めてでしたが、落ち着く我が家で「桜」を近くに感じながらゆっくりと過ごすことができ、また、普通の週末がちょっと特別なものにもなって、とても楽しめました。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

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