長襦袢がないときの着付けは…


皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『長襦袢を用意できない時の着物の着方』について私なりの考えをお話ししたいと思います。

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長襦袢について考える

まず、長襦袢は何のために着るのか、改めて考えたいと思います。

  • 防寒
  • 汚れ防止
  • すべりを良くし、動きやすくする
  • 着姿を美しく見せる

などと認識しています。重ね着する事で防寒対策に。着物と同じ形、同じ大きさのものを下に着ることで、皮脂などの汚れが着物に付かないようにする。洋装のパンツスタイルなどと比較すると着物を着た時は脚の開き具合に制限がかかって動きにくく感じますが、すべりの良い素材のものを下に着ることで、足さばきが良くなる。それと、着姿を美しく…。私はお菓子作りが好きで、家族のお誕生日にはデコレーションケーキを作ったりするのですが、クリームを塗る前には必ず下塗りをします。そうする事で仕上がりが美しくなるのですが、着物の下に一枚「長襦袢」を着るというのは、まさに、デコレーションケーキのそれと同じなのだな…と、この記事を書いていて思いました。長襦袢を着る理由、確かにどれも重要なことであるとは思いますが…。

最初の襦袢

二部式の襦袢。
着物を着始めた時はたくさんお世話になりましたが
もう、着ることはなさそうです…。

初めて着物と帯を誂えた時のことですが…。着物と帯は決まった、お正月に着るつもりなので小物類は成人式の時のものを使おう、和装用の下着もその時のもので大丈夫。よし、これで着られる…。と思ったら「長襦袢はどうしましょう?」とお店の方に聞かれ、「…ながじゅばん?」となったのです。成人式でも着たのに、母や祖母の着物姿をよく見ていたのに、私は長襦袢の存在を全然気にしていなかったのでした。その時は長襦袢まで誂える予算がなく、お店の方がすすめてくださった数千円の二部式のものを購入して間に合わせたのですが…。

厄介な存在

「長襦袢は着物通がこだわるおしゃれな部分」などとよく耳にしますが、私はあまりそう思わないのです。着物の下には長襦袢を着なければならないというルールに従って数枚は持っていますが、正直「着物を手に入れる=その着物のサイズに合わせた長襦袢を用意しなければならない」のは大変なことだと思います。それに、あとにもお話しさせていただきますが、うそつき袖などという長襦袢を「着ているかのように見せかける」ためのアイテムが存在するのですから、やはり、厄介な存在であるとしか思えないのです。

頂き物の着物を着るには

頂き物の着物たち。
袖幅は右から3番目の大島紬のみ34㎝で、他は32㎝。
袖丈は45~49㎝とまるでバラバラ。
身丈やゆきなども同じです。

長襦袢は着物とサイズが合っていないとえりがきれいに出なかったり、長襦袢の袖が着物の袖の中でもたついたり、ふりからはみ出てきたり…。とても格好悪いものですね。自分用に誂えた着物を着るのなら襦袢も着物に合わせて誂えているので問題ないのですが、祖母や親戚から頂いた着物はサイズがバラバラ。でも、私はそれぞれに襦袢を用意することはできません。そこで、頂き物の着物に関しては以下の二通りの「長襦袢を着ない方法」で着ることにしました。

えり付き肌襦袢

普段用なので、コットン生地をピンキングばさみ
でカットしたものを半えりにしています。

荒業ですが、「襦袢なしで着物を着る」という方法。とは言え、えりがないのはおかしいので、えり付きの肌襦袢を使います。あとは、本来であれば袖口とふりからチラッと見えるはずのものが見えないということになりますが、頂いた着物は普段、家の中でしか着ないため人に見られることはないので、これで良しとします。襦袢なしで着物を着るなんて、おかしいことだとは思うのですが、もう「せっかく着物を頂いても襦袢がないから着られないわ…」と、がっかりしなくて済みますから。

*えり付きの肌襦袢はこちら☟で購入できます。

うそつき袖

白大島に手作りのうそつき袖と腰巻き

頂き物の着物の中で普段に着るのはもったいない、お気に入りの着物があります。それが、写真の白大島です。この着物はお出かけのときにも着たいと思い、うそつき袖というものを作りました。襦袢を着ているかのように見せかける定番のあれですね。生地は母が自分用に羽織を誂えたときの羽裏の残りで、「いらないから何かに使って」ともらったものです。たくさん余っていたので、腰巻きまでおそろいで作ることができました。うそつき袖は肩のあたりで着物に直接縫い付けてあります。こちらに、えり付きの肌襦袢を組み合わせます。

長襦袢なしで着てみると

「えり付きの肌襦袢のみ」と「えり付きの肌襦袢とうそつき袖」の二通りの方法でそれぞれ着物を着てみました。

えり付きの肌襦袢のみ

当然ですが、袖口やふりからは着物の裏地が見えてしまいます。長襦袢を着ない分、着付けは簡単に済みました。ただ、これでは冬場は寒いので、このえり付き肌襦袢の下に洋装用の肌着を身に着けようと思います。

えり付きの肌襦袢とうそつき袖

本当であれば袷の着物に使うので、うそつき袖は生地を2枚重ねにした無双仕立てにするべきなのですが、単衣仕立てにしてあります。こちらも、えり付き肌襦袢→着物と着ています。

どちらも正当な着方ではありませんが、特に問題なく着ています。

おわりに…

厄介な存在であるとは言いましたが、これまでに誂えた長襦袢はどれもお気に入りのもので、コーディネートを楽しんでもいるのです。うそつき袖などのアイテムを使うなどして上手に長襦袢問題を解決し、着物ライフを楽しいものにしていけたら良いな…と思います。

 

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

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『お手入れ【絹用洗剤を使う】』

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