皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『季節の花を飾り、花のある暮らしを楽しむ』ということについてお話しさせていただきたいと思います。
花のある暮らしは本当に素敵ですね。今回は、お花見シーズンの今、家の中でもサクラを楽しもうと、白くふんわりと咲く姿が可愛らしい「シロヤマザクラ」を使ったアレンジをつくりました。
森美保先生が監修・制作された「花1本からはじめる基本のフラワーアレンジ」という本の、ヤエザクラを積み木のように重ねたミニグラスにランダムに挿したアレンジを参考にさせていただきます。
花材
よく利用する近所のお花屋さんに取り寄せていただいた「サクラ」。「吉野桜」と聞きましたが、調べてみると、奈良の吉野山に咲く桜を総称して「吉野桜」と呼んでいて、その中でもこちらは「シロヤマザクラ」という種類のようです。枝先にたくさんの蕾をつけていて、白っぽい5枚の花びらの小さな花を咲かせています。120㎝ほどの長さで、お値段は720円でした。
花器
高さと形の違う器を3つ用意してそれぞれいけ、一つのお盆に飾り付けたいと思います。ガラス製のとっくりは口径3㎝×高さ12㎝、同じくガラス製のミニグラスは幅5㎝×奥行き5㎝×高さ7.5㎝、陶製の白くて丸い器は幅7㎝×奥行き7㎝×高さ4㎝で、すべて100円ショップで購入したものです。
手順
器の高さに合わせて、枝ぶりを見ながらサクラの枝を切り分けます。
白い陶製の器用には短いものを2本用意します。また、器の幅よりも少し長めにカットした枝を花留めに使います。
花留めにした枝を利用しながら、器の手前側の縁に引っ掛けるように挿します。
ガラス製のミニグラス用には長さを変えたものを2本用意します。
長い方の枝を短い方の枝の左側へ、器から飛び出るようにいけます。
ガラス製のとっくり用には1番花つきの良い枝を長めにカットし、他に、枝が横に伸びたものと、短めで花のあまりついていないものを切り分けます(水に浸かる下葉は取り除きます)。
花つきの良い長い枝を左側に、枝が横に伸びたものをその右側へ、枝が飛び出るように挿します。奥の空いたスペースに残りの1本を挿し、花留めと同時にすき間を埋めます。
サクラは「矯め」が利かないので、横に伸びた枝で表情をつけました。
3つのアレンジをお盆にバランス良くのせます。
*できあがりのサイズは幅25㎝×奥行き24㎝×高さ25㎝になりました。
アレンジをもっと…
花材がたくさん残りましたので、他にもアレンジをつくることに。
剣山を使ったアレンジ
ミニ剣山を使い、小皿にいけてみました。花つきの良い部分を長めにカットしたもの(1番上の角を取るのを忘れてしまいました…)を1本、剣山の針にまっすぐ立てて挿してから傾けて角度をつけ、短く切り分けたものを剣山を隠すようにいくつか挿します。高さ30㎝ほどのアレンジです。
壁掛けアレンジ
試験管と麻ひもで手作りした壁掛け用の花器に1本だけ挿し、玄関の古材の柱に飾りました。
おわりに…
「サクラ」にはたくさんの種類がありますが、今回のアレンジに使った、白色の小さな花をふんわりと咲かせる「シロヤマザクラ」もとても可愛らしく、眺めていて嬉しい気持ちになります。そして、着物の柄にもよく使われる日本の国花「サクラ」は、和のアレンジにピッタリ。私の住む札幌市のサクラの開花はもう少し先のようですが、家中に飾った春満開のサクラのアレンジで、一足早くお花見を楽しみました。よろしければ、皆さまも、花のある暮らしを。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。
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