浴衣を着物風に着てみると…

皆さま、こんにちは。ユウミです。毎回、私流の着物ライフを発信しておりますが、今回は…『浴衣を着物風に着るスタイルは素敵と言えるのか』という事についてお話しさせていただきたいと思います。

雑誌などで紹介されている浴衣の着こなしで、“着物風”のコーディネートをよく見かけます。普段、着物を着る私にとっては着物は着物、浴衣は浴衣。同じ「和服」でもそれぞれに合った着方をするから、その時のおしゃれを楽しむことができるのだと思っています。ですが、想像だけでは本当にそうであるかは分かりませんし、少し前に購入した「しじら織の浴衣」が夏着物として着ても素敵なのではないかなと思ったこともあり、実際に浴衣を“着物風”に着て検証してみることにしました。

*しじら織の浴衣はこちら☟のショップで購入したものです。

*よろしければ、合わせてお読みください。☞『お買いもの【しじら織の浴衣】』

着物風とは

まず、「着物風に着る」とはどういったことなのか、浴衣と着物の「着方の違い」について見てみたいと思います。

浴衣の着姿は、浴衣と半幅帯や兵児帯など帯だけのシンプルなもの(写真では飾りに帯締めを使っています)。一方、着物の着姿は、下に襦袢を着るのでえりが見えていて、並幅の帯をお太鼓結びにするので(他の結び方もあります)、帯揚げと帯締めを使います。浴衣は下着を着ていたとしても素肌に直接着ているようでラフに見えてしまいますが、着物はえりと襦袢の重なりがある分きちんと感が出ます。また、帯まわりに小物を合わせる分、着物の着姿は華やかです。

後ろ姿に関しましては、おしゃれ着として着物を着る場合の帯結びは他にも種類があったとしても、やはり定番の「お太鼓結び」は着物らしい着姿です。浴衣の時の半幅帯や兵児帯の結び方にもいろいろなものがありますが、りぼんの形はとても浴衣らしく思います。前からの着姿に比べ、えりや帯まわりの小物はちらっと見えるくらいでほとんど違いはありませんが、この帯の結び方で浴衣らしいさ、着物らしさが出てくるのだと思います。

また、足元は浴衣の時は素足に下駄ですが、着物の時は足袋を履き、履物は下駄や草履を合わせます。

浴衣を着物風に着てみる

実際に「平織りで花柄」と「しじら織で縞柄」の2種類の浴衣を“着物風”に着てみることにします。合わせる帯は夏物の半幅帯で、正絹のリバーシブル仕立てのものをそれぞれ別の面を使って締めたいと思います。

合わせる小物

着物風に着るために、夏用の半えりを取り付けた襦袢、夏用の帯揚げ、三分紐と帯留め、透けるタイプのレースの足袋を用意しました。

平織り、花柄の浴衣

こちらの浴衣は高校生の頃に始めて誂えた、紺地に赤いひまわり柄の綿100%の平織りのものです。半幅帯は「二筋太鼓」というお太鼓風の結び方で、帯揚げと帯締めを使います。

*「二筋太鼓」の結び方はこちらのサイトを参考にさせていただきました。

足元はレースの足袋を履き、津軽塗の台に赤×黒の市松模様の鼻緒の下駄を合わせてみました。

すごくおかしいというわけではないけれど、良いとも言えない…。 正直、微妙なコーディネートだと思いました。 浴衣らしい柄付けと綿100%で平織りのペラペラした生地感がえりや帯まわりの小物、そして足袋と合わない気がします。同じ綿素材でも「木綿の着物」というのはもっと厚手でしっかりとした生地ですので小物を合わせてもおかしいとは感じませんし、生地の薄さで言いますと絽などの夏物の方が透けるくらい薄いですので、「柄・素材・織」が浴衣らしいものは着物風には着られないのかなと思いました。後ろ側からはえりや帯まわりの小物は気になるほど見えませんし、帯の結び方はいろいろですのでお太鼓風の結び方は悪くないと思います。

しじら織、縞柄の浴衣

こちらのしじら織の浴衣は綿麻素材で、白地にグレーのようなベージュのような淡い縞模様がランダムに入ったデザインです。帯結びは先ほどと同じ「二筋太鼓」です。

足元は花柄の浴衣の時と同じくレースの足袋を履き、下駄も同じものを合わせてみました。

こちらの浴衣は最初に見た時から「浴衣」というよりは「着物」のようだなと感じていましたが、実際にこのように着てみて着物を着ている時の感覚と何ら変わらないように思いました。「縞」という着物の柄としては定番でシンプルなデザインとしじら織の生地は高級感があり、小物を合わせても負けることはなく、着物風に着ても素敵だなと思います。後ろ姿も帯枕を入れてボリュームを出したお太鼓風の結び方がとても合っているように思います。ただ、半えりはレースなどもっと透け感のあるものの方がこちらの浴衣の生地には合いそうだなと思いました。

おわりに…

浴衣を着物風に着るスタイルは「あり」か「なし」かで言いますと、その浴衣のデザインや素材、そして生地の織り方によっては「あり」なのだなと実際に試してみて分かりましたし、その着こなしも素敵と言えるのではないかなとも思います。ただ、“着物風に着ることのできる浴衣” というのは、素敵なデザインだとしても「浴衣らしさ」はないように感じます。夏場、家の中で着る目的で購入したしじら織の浴衣は、普段着としてはもちろん浴衣としても着物としても着ることができます。ですが、着物を着る機会が多い私にとっては、花火大会などのイベントの時であれば、“浴衣らしいデザインのもの” を着て思いきり浴衣ならではのおしゃれを楽しみたいと思うのです。両方のタイプを持っていると、夏の着物ライフをより楽しめますね。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。どうぞ、皆さまも素敵な着物ライフをお過ごしください。。

☝お出かけ着としても普段着としても大活躍のしじら織の浴衣。プチプラなのに、おしゃれで着心地も良く、夏に着物スタイルを楽しむためには欠かせないアイテムです♪。

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